キレやすい、イライラしやすい。それは腸内環境の悪化が原因かも?
キレやすい中高年?
最近はキレやすい中高年が増えているということが、Yahooなどのニュースに出ていました。
キレるというと若者のイメージがありましたが、もう年齢は関係なくキレる人は切れるということでしょうね。
キレやすいというのは、様々な要因が重なっているため、これが原因ですと特定することは難しいです。
生きていれば当然イライラすることは絶対にありますし、それってほぼ毎日経験することですよね。
イライラしない、イライラするな、と考えて毎日イライラを感じることなく過ごせるなどということは、おそらく瞑想か何かで悟りの境地にでも至らなければ経験できないのではないかと思います。
いやいや、悟りの境地なんてそんなものではない、と悟った方からおしかりを受けるかもしれませんが、私のイメージとしては何事にも動じない人、という感じです。
そして、多くの人がそのイライラを表に出さないでいられる、というのが通常の状態ですよね。
もちろん、とんでもなく理不尽なことが起こった場合は行動に移るのは当然ですが、日常のちょっとしたことを、キレることなく過ごすことができる、というのが大多数の普通の人であり、そう簡単にはキレてとんでもない行動に出ることは少ないです。
しかし、ちょっとしたことでキレてしまうという人や、今日はどうもイライラして仕方がないという場合は、どこに原因があるのでしょうか?
原因の一つを今回は考えてみたいと思います。
腸内環境
キレやすくなる原因の一つが腸内環境です。
腸内環境は、私たちの免疫の70%を司っているともいわれる、とても重要なものですがあまり注目されないという特徴を持っているものです。
ヨーグルトのCMなどで腸内環境のことが言われる程度で、日常的に腸内環境のことが話題になることはほぼないのではないでしょうか?
しかし、この腸内環境は私たちの思考にも大きな影響を与える重要なものです。
脳で考えているのでは?
通常私たちは、脳で思考していると考えていますよね。
腸内環境が私たちの思考を決定するなんて、とてもではないが考えられない。
腸は消化器官の一つであり、それ以上のものではないはず、という意見をお持ちかもしれません。
しかし、腸内環境から私たちの思考や感情を左右するホルモンのような物質がたくさん分泌されているのをご存知でしょうか?
幸せホルモン「セロトニン」
セロトニンというホルモンの名前を聞いたことがある方は大勢いらっしゃるでしょう。
別名幸せホルモンと呼ばれるこのセロトニンは、ノルアドレナリンやドーパミンの暴走を抑え、心のバランスを整える作用のある神経伝達物質です。
そのためセロトニンを増やすことで精神的な安定が得られると言われているため、幸せホルモンと呼ばれるようになっているようです。
ちなみに、セロトニンは神経伝達物質であり、正確にはホルモンではないようですが、テレビなどで紹介されるときに、幸せホルモンという呼び方で放送されたことで、この名前が一般的になったようですね。
この幸せホルモンであるセロトニンは、リズミカルな運動を継続して行う、特にジョギングやダンスなどの有酸素運動で分泌されると言われています。
また、人とのふれあいや助け合いの中でもセロトニンや、オキシトシンと呼ばれるような物質が分泌されていると言われています。
セロトニンの働き
さて、このセロトニンですが、神経伝達物質の一つとして精神的な安定をもたらしてくれるのですが、実際にはどのような働きがあるのでしょうか?
様々な働きがあるのですが、ここで注目したいのが、自律神経への働きです。
そして、自律神経には次の2つがあります「。
- 交感神経:活発な時間帯に優位になる
- 副交感神経:寝ているときなどリラックスしている時間帯に優位になる
セロトニンが十分に分泌されると、この2つのバランスが整うことで、精神が安定して、イライラやストレスが軽減されると言われています。
セロトニンはどこにある?
私たちの精神状態をコントロールするために重要な物質であるセロトニンは、どこにたくさんあるのでしょうか?
実は私たちの体内にあるセロトニンの約90%が、腸内に存在すると言われています。
詳しく見てみると、小腸の粘膜上のクロム親和性(EC細胞)内に存在しているのがセロトニンです。
この結果からわかることは、キレにくい、イライラしないでストレスもあまり感じないという精神状態になるためには、腸内環境が整っている必要があるということになりますね。
セロトニンが不足すると
腸内環境が乱れることで、セロトニンが不足すると、私たちは精神的に不安定になることが研究で報告されています。
うつ病になる人は、腸内環境が乱れている可能性があるという報告もあります。
うつ病とまではいかなくても、最近ストレスを感じている、精神的に不安定だと感じている場合は、腸内環境が乱れていないかを確認する必要があるかもしれません。
仕事が忙しすぎて、食事が乱れていることがあるかもしれませんし、悩みがあって生活のリズムが崩れてしまう場合も、腸内環境に影響を与えることがあります。
食の欧米化の腸内環境への影響
腸内環境の乱れは、やはり食事の内容がダイレクトに影響します。
中でも腸内環境に影響を与えやすいのが、高脂肪の食事であると言われています。
これは、北海道大学農学部の横田篤教授らのグループによる研究報告です。
ラットに高脂肪の餌を10日間与えたところ、「クロストリジウム」という悪玉菌が全体の98%と異常に増殖していたそうです。
さらに善玉菌に関しては、たった4種類しかいなくなり激減していたそうです。
腸内環境の悪化が肥満の原因?
さらに米国では肥満者の腸内環境に関しての研究があります。
その研究によると、やはり肥満者の腸内環境はかなり悪化しており、通常であれば1割程度いるはずの善玉菌が、ほとんどいなくなっていたというのです。
さらに肥満のラットの腸内細菌を、痩せているラットの腸に入れるとそのラットは肥満になったという報告もあります。
なぜ腸内環境が乱れるとイライラする?
先ほども述べた通り、幸せな気持ちをもたらすといわれている神経伝達物質の一つ、セロトニンの約90%は腸にあり、脳には約2%しかありません。
腸のセロトニンはそのまま脳に届くのではなく、セロトニンの前駆体が作られてそれが脳に届き、合成されてセロトニンになると考えられています。
このとき、セロトニンの前駆体を作るために必要となるのが腸内細菌です。
腸内の善玉菌がセロトニンの前駆体を作る役割を果たすのですが、その善玉菌が減ることによって、セロトニンの前駆体が少なくなってしまいます。
その結果、脳に届くセロトニンの前駆体も当然少なるなるため、精神的に不安定になりイライラしてしまうのです。
腸内環境を整える
腸内環境を整えることで、精神的に安定してイライラしなくなるようになるのであれば、ぜひともそれを実践してみたいと思いますよね。
では一体何をすればよいのでしょうか?
腸内環境を整えるためには、こちらも参考にしてみてください。
そして、今腸内環境が乱れているとしたら、腸がダメージを受けてしまっている可能性も当然あります。
そのため、腸を回復させることができるものを摂取することがとても重要になります。
腸へのダメージは、腸内環境の悪化に加えて、活性酸素による酸化も大きな原因の一つです。
そのため、腸内環境を整えるためには、活性酸素を除去して、身体を酸化から守るものを摂取しなければ、なかなか腸内環境が改善しないという結果になってしまいます。
つまり、いくら腸内環境を整えることができるヨーグルトなどの発酵食品を食べたとしても、腸内環境は悪化したままということが起こってしまうのです。
ですから、腸内環境を整えるためには、身体の酸化を防いてくれる抗酸化物質を摂る必要があります。
よく知られたポリフェノールが抗酸化物質として挙げられますね。
ポリフェノールは多くの植物に含まれた成分ですので、腸内環境を整えるためには、やはり野菜や果物を中心とした生活ということになります。
野菜や果物には同時に食物繊維も豊富に含まれているため、腸内環境を整えるには最適の食べ物ということになります。
まとめ
腸内環境というのは、脳にまで影響しているというのは少し驚きだったのではないでしょうか?
しかし、私たちの経験の中では、ストレスを感じている時などに、下痢になったり便秘になったりということがよく言われます。
ここ一番というときに下痢になるというのは、腸が精神と密接に結びついている証拠かもしれませんね。
どうもイライラする、最近ストレスが解消できない、というような場合は食事が偏ってしまっていないか確認する必要があるときかもしれません。
ネギのアンチエイジング、健康への効果!風邪に効くという噂は本当?
ネギは身体によい?
ネギは身体によいということをよく聞くと思います。
ネギに関して一番知られている噂と言えば、「ネギは風邪に効く」ということではないでしょうか?
おばあちゃんの知恵袋的なものでいえば、風邪をひいたらネギを首に巻いて寝ると治る、というものが有名ですね。
風邪に効くといわれるネギには、どのような健康やアンチエイジングへの効果があるのでしょうか?
ネギの効果
ネギの効果はよく聞くけれど、実際に食べるのはラーメンの上に乗っているものを食べるだけという方、多いかもしれません。
特に外食が多くなると、そんな状況が続いてしまうかもしれません。
私は、あまり外食はしないのですが、丸亀製麺などのうどん屋さんに入ったときには、ネギやショウガがセルフサービスのところに置いてあるので、大量に入れてしまいます。
それは効果効能を気にしてというよりも、単純においしいからですが。
しかし、どうせ食べるなら、ネギの効果効能知っておいた方が良いですから、少しネギの効果効能を調べてみることにしました。
硫化アリル
ネギには硫化アリルが含まれています。
硫化アリルは、ネギの辛み成分のもとになっているものです。
そして、ツンと来るような香りの元でもあります。
玉ねぎを切ると涙が出るのも、この硫化アリルによるものです。
硫化アリルにはいくつかの種類があるのですが、その代表となるのがアリシンです。
そのため、アリシンが健康に良いという解説を聞かれることがあると思いますが、硫化アリルと同じと考えてよいようです。
そのため今回は、硫化アリルとして説明させていただきたいと思います。
この硫化アリルには、さまざまな身体への好影響があることで有名な成分です。
ネギに含まれる硫化アリルは、白い部分にたくさんあると言われています。
その効果はかなりたくさんあるため、代表的なものをここではご紹介したいと思います。
解毒作用
人体では解毒作用は、肝臓などで行われる重要なものです。
解毒がスムーズにいかなければ、身体に不必要な老廃物や有害物質がいつまでも体内に残ってしまうことになります。
そうなると、当然健康には悪影響が出ますし、アンチエイジングなど望めるものではありません。
ネギに含まれる硫化アリルは、肝臓での解毒作用を助ける働きがあると言われています。
血液凝固抑制作用
ネギに含まれる硫化アリルには、血液凝固作用を遅らせる働きがあります。
この作用によって、血液をサラサラにして血栓を予防する効果が期待できるのです。
血液の中に血栓などがなければ、当然血流はスムーズになりますので、動脈硬化や高血圧、脳梗塞などの予防にも役立つと考えられています。
抗酸化作用
硫化アリルには、老化を進める身体の酸化を予防する抗酸化作用があります。
アンチエイジングや美容には、身体の酸化は悪影響を与えてしまいます。
酸化は体中で起こる可能性があり、それが老化を進める原因となってしまうからです。
しかし、硫化アリルを含んだネギを食べることで、そのような酸化を防ぐことができるのです。
冷え性改善
硫化アリルは末端の血流を改善してくれる効果があります。
末端の血流が悪くなると、末端が冷えて末端冷え性になってしまうことがあります。
冷え性は、血流が悪くなるために、健康やアンチエイジングにはマイナスの効果をもたらしてしまうものです。
なぜなら、末端まで血流がしっかりと届かなければ、栄養を届けることもできないですし、老廃物を効果的に除去することもできないからです。
その影響はすぐに表れるものではありませんが、徐々に健康への悪影響が出てくる可能性がありますので、冷え性はできる限り早く改善することが望ましいわけですね。
その意味で、硫化アリルは冷え性改善に効果があると言えそうです。
ビタミンB群の吸収をサポート
硫化アリルは、エネルギー代謝に重要なビタミンB群の吸収をサポートする効果があります。
ビタミンB群が効果的に吸収されなければ、エネルギーが効率的に代謝されないため、疲れやすかったり、風邪をひきやすい、という状態になってしまいます。
ネギに含まれる硫化アリルは、ビタミンB群の吸収を助けるため、疲れやすいとかだるいという場合には、ビタミンB群の摂取とともにネギを食べるとよいかもしれませんよ。
ネギを首に巻く効果
ネギを首に巻くと風邪に効くというのは、この硫化アリルが風邪に効くと考えられているからです。
ネギに切り込みを多めに入れて、布に巻いて首に巻いて寝ると、硫化アリルは揮発性がありますので、呼吸で吸い込まるため風邪に効果があると言われているようです。
しかし、口や鼻から呼吸で取り入れられる硫化アリルはごく微量であるため、効果は不透明だと言われています。
とはいえ、プラシーボ効果なども考えられますし、まったく効果がないとも言えない状況ですので、ネギを首に巻くことに抵抗がないのであれば、試してみる価値は十分にあると思います。
ネギが触れることで、皮膚に炎症が起きたりすることがあるようなので、それには十分に注意が必要です。
カリウム
ネギの緑の部分にはカリウムがたくさん含まれています。
そのため、白い部分だけを食べて、緑の部分を捨てるというようなことをしては、せっかくの成分を摂ることができませんので、緑の部分も余すことなく使うようにしてくださいね。
カリウムは体内のナトリウムバランスを整えてくれる作用があります。
ナトリウムは塩分を摂ることで体内に入ってくるのですが、現代の食生活はどうしても塩分が多くなりすぎるようです。
外食産業などでは、やはり薄味ではお客様を呼び込むことは難しいのでしょうね。
しっかりと味付けをされていることがほとんどです。
外食やコンビニなどの弁当が食事の中心になっている場合は、どうしても塩分が多くなってしまいがちです。
塩分が多くなると、体内のナトリウムのバランスが崩れるために、高血圧などを引き起こすことがあります。
しかし、ネギに含まれるカリウムを摂ることで、体内のナトリウムバランスを整えることができ、余分なナトリウムは体外に排出されます。
それによって、高血圧の予防などが期待できるわけですね。
βカロテン
また、ネギの緑の部分にはβカロテンが含まれています。
βカロテンは体内でビタミンAに変わる成分です。
ビタミンAは、粘膜や皮膚を健康にするために必要なビタミンと言われています。
粘膜や皮膚が弱まると、どうしてもウイルスや細菌の侵入を防ぐ力が弱くなってしまいます。
ですから、ビタミンAを摂取して粘膜や皮膚を健康に保つことが、免疫力を高く維持するには必要になります。
皮膚の健康という点では、ビタミンAは皮膚の新陳代謝を高める効果があるため、スキンケアにも重要なビタミンとなります。
そして、ビタミンAには強い抗酸化作用があります。
硫化アリルと同じく、ビタミンAは身体の酸化を予防してくれるので、アンチエイジングや美容には当然ですが、健康促進にもとても重要な働きをしてくれる成分です。
ビタミンC
ネギには、ビタミンCもたくさん含まれていて、特に緑の部分に多く含まれています。
ビタミンCは、肌の健康、アンチエイジングには欠かすことができない、コラーゲンの合成に必要なビタミンです。
ビタミンCが足りなければ、肌の若々しさを保つために必要なコラーゲンが合成されないため、シミやしわの原因のなってしまいます。
ネギの緑の部分を食べることで、身体の内側からのスキンケアができるというわけです。
まとめ
ネギには本当にたくさんの健康やアンチエイジングへの効果がありましたね。
免疫力を高めたり、血流を改善したりと、ネギもまたスーパーフードと言ってよいような活躍をしてくれる食材のようです。
ダイエットに失敗ばかり。コーヒーでも飲んで少し考えませんか?コーヒーのダイエット効果を!
最近お腹の周りの脂肪が気になる
信号が青から赤に変わりそうだったので、慌てて走ったけれど、お腹が脂肪で揺れるわ、息は切れるわでまともに走れなかった。
ベルトの穴が一つ大きくなった、スカートがきつくなったなどなど、最近太ったと感じるシチュエーションは、日常生活にたくさんありますね。
アンチエイジングや美容、健康促進にも、多すぎる脂肪は悪影響を与えてしまうことが研究によりわかっています。
ですから、あまりに多すぎる脂肪というのは、できれば早めに処理してしまいたいものです。
やはり多すぎる脂肪は良くないということは、誰もが理解していることですから、お腹が気になり始めた場合には、ダイエットをしようと固く決意しますよね。
しかしながら、その日だけの決意で翌日以降は全く同じ生活。
そんなことの繰り返して、いろんなダイエットに挑戦したけれど、どれも続けることができなかった。
こういった経験から、ダイエットにはきっと良い印象を持っている方は少ないでしょう。
よほどストイックであれば別ですが、つらいダイエットを継続して行える人はほぼいません。
しかし、逆にダイエットって継続しないと絶対に結果が出ないのがつらいところです。
このことから考えると、継続できないダイエット法は、全く意味がないということになります。
短期的な目標が挫折の元
また、ダイエットをしようと決意する人のほとんどは、来月までに10キロ痩せるとか、夏までに腹筋を割る、などの短期的な視野でしか見ないものです。
もちろん役者として短期間のダイエットが必要であるとか、アスリート、例えばボクサーなので減量しなければならない、というような場合は別ですが、普通に生活していれば短期間に痩せるということを目指すと、必ず挫折します。
しかしながら、短期的な結果を求めるということは、私にもすごくよく理解できる感覚です。
長期的な目標を掲げても、今一つ実感するものがありませんが、短期的な目標ならばイメージしやすいですからね。
10年かけて10キロ落とそう、という長期的な目標よりも今すぐに痩せたい、というのが正直な気持ちのはず。
しかし、逆にその短期的な目標のために、ダイエットが挫折で終わりやすいというのもまた事実であるということはしっかりと理解しておく必要があります。
私たち人間は、1週間で何等かの結果が出ていないと、どうしてもモチベーション維持ができないものです。
しかし、ダイエットって1週間程度で結果が出ることはほぼないのが事実です。
ですから、ダイエットに関しては、短期的な取り組みでは失敗しやすいものなのです。
これらの理由から、ダイエットは長期的に継続できるものでなければならないのですね。
継続的に長期的に行うことができるためには、できるだけ単純で簡単な方法が良いです。
コーヒーを飲む
私がまずお勧めしたい方法は、コーヒーを飲んでから運動するという方法です。
コーヒーの健康への効果については、以前にも何度もお話しさせていただきました。
そのコーヒーには、クロロゲン酸などの抗酸化物質が含まれています。
そのため、身体が活性酸素によって酸化されるのを防いでくれます。
この作用によって、老化の一つである酸化を防いでくれるため、動脈硬化などを予防してくれる効果もありますし、その結果血流が良くなることで、代謝も促進されるため、ダイエット効果も期待できます。
さらに、クロロゲン酸はもっと直接的に脂肪に働きかける効果があります。
ありがたいことに、クロロゲン酸は体内にたまっている脂肪の燃焼を促進してくれる効果があるのです。
特にメタボリックシンドロームの原因とも言われている肝臓脂肪の燃焼効果が期待されているのがこのクロロゲン酸です。
肝臓は身体の浄化にとても重要な臓器ですが、肝臓脂肪がたくさんついていると、正常に機能できなくなり、肝硬変などの病気につながることがあります。
肝硬変がさらにひどくなると、肝臓ガンになってしまうこともあると言われています。
重要な肝臓をそのような病気にならないようにしてくれるのが、コーヒーに含まれているクロロゲン酸なのです。
カフェイン
コーヒーには、デカフェでなければカフェインが含まれています。
このカフェインも脂肪燃焼を促進してくれるありがたい成分です。
コーヒーを飲むだけで痩せる?
これらの効果を聞くと、コーヒーを飲むだけで痩せるようなイメージがわいてくるかもしれません。
コーヒーだけ飲んで、座っているだけで痩せていけば夢のような話ですが・・・
そうだとすると、とてもありがたいのですが、残念ながらそういう都合の良い話ではありません。
カフェインにダイエット効果があると聞いて、ずっとコーヒーを飲んでいたけれど全く痩せない、と苦情を言う人がたまにいるそうです。
クロロゲン酸も、カフェインも脂肪燃焼を促進してくれる、という成分ですので、要は脂肪燃焼をサポートしてくれる成分という理解が適切なのではないかと思います。
コーヒーを飲んだ後に運動
したがって、クロロゲン酸やカフェインを効果的に利用するためには、コーヒーを飲んだ後に運動することが重要になります。
運動することで脂肪が燃焼する際に、クロロゲン酸やカフェインがそのサポートをしてくれるのですね。
お勧めの運動は有酸素運動であると言われています。
ですから、コーヒーを飲んだ後にジョギングやウォーキングを行うと、ダイエットには効果的ということになりますね。
どのタイミングで飲むのが良いのか?
コーヒーがダイエットに効果があるかもしれないということはわかったけれど、どのタイミングで飲むのが良いのでしょうか?
それはカフェインの吸収される時間を計算することで、一番良いタイミングがわかります。
カフェインは、摂取後30分ほどかけて体内に吸収されると言われています。
ですから、運動の30分前に飲むのが理想的であると言えそうですね。
とはいえ現実的には毎回30分前に飲むということは難しいかもしれませんので、厳密に30分である必要はないでしょう。
特に有酸素運動は30分以上続ける方もいらっしゃるでしょうから、コーヒーを飲んだ後すぐに運動を始めても運動している間にカフェインが吸収されて、脂肪燃焼に効果が期待てきますから。
また、日ごろコーヒーをよく飲む、という場合は日常生活の中でも、積極的に身体を動かすことを意識することで、脂肪燃焼を効果的にすることができると言われています。
駅までの徒歩を早歩きにしたり、エスカレーターを使わずに階段を使うなど、ちょっとしたことを、ぜひ脂肪燃焼の時間に変えましょう。
コーヒーは利尿作用のため脱水になる
カフェインには利尿作用があるため、脱水になってしまうから運動前に飲むのは良くないのではないか?
そのためコーヒーが水分補給にならない、ということはよく言われれることですね。
しかし、カフェインの利尿作用によって脱水が起こるため、カフェインを含んだ飲料は水分補給にはならないという研究結果を、覆すような研究報告もいくつもあります。
また、コーヒーに関してもごく普通に飲む場合は、脱水の可能性は極めて低いと言われていますので、それほど心配する必要はないのではないかと思います。
もちろんこの脱水とは関係なく、運動中に失われる汗や水分がありますので、運動中の適切な水分補給は絶対に行うことはとても大切です。
まとめ
ダイエットは継続できるものでなければなりません。
そして、合わせて簡単に実践できるものでなければ継続できません。
運動前にコーヒーを飲むという程度のことならば、ちょっと実践できそうではないですか?
ただし、砂糖を入れないブラックを飲まないと、その効果も半減してしまいますが。
新型コロナウイルスの影響でイライラ。その対処方法とは?
イライラを解消したい
新型コロナウイルスのために、私たちはいろんな不自由を強いられていますね。
自由に旅行にも行けないし、人と自由に会話することも難しい状態です。
GoToキャンペーンもなんとなくグダグダですし、海外にももちろん自由に行くことができない現状ですから、家で過ごす時間が自然と多くなってしまいます。
家族で過ごす時間が長くなっているため、家族と一緒に過ごす時間を大切にしたいと考えている方も大勢いらっしゃるようです。
しかし、長い時間家族と過ごすことで、逆にストレスが溜まってイライラしているという方も多いのも事実ですよね。
イライラはすることは、健康に良くないことですし、アンチエイジングや美容にももちろん良い影響を与えるはずがありません。
そこで、できるだけ簡単に取り組めて、イライラを解消することができる方法を調べてみることにしました。
狭い場所に閉じ込める
まずは、狭い空間にいること自体が、精神的に良くない影響を与えているということを示す研究結果をご紹介します。
1965年に動物行動学者のパウル・ライハウゼンという方が行った実験があります。
それは、異常に混雑した環境に何匹もの猫を押し込めたらどうなるか、という実験でした。
猫好きが増えてきている現在では、ちょっと考えられない実験かもしれませんね。
この実験の結果、猫たちは横暴になってまさに「いじめっ子軍団」のような様相を呈してきたそうです。
また、ノルウェーの実験でも同様の実験が行われ、こちらはラットで行われたものです。
この実験ではラットは、自分たちの巣作りの方法を忘れたり、自分の身体を食べ始めるラットも出てきたと言います。
霊長類で行われた実験もあるようで、その場合はホルモンのバランスが崩れたり、生殖能力が急激に低下するという報告があります。
人間の場合
人間の場合は、様々な医学文献を分析した結果が報告されています。
これは、都市部居住者と非都市部居住者との比較ということで、狭い空間に押し込められるという状態とは違いますが、かなり参考になるものだと思います。
その結果は予想通り、都市部居住者に健康に良くない結果がたくさん出てきました。
このような結果が出ています。
統合失調症に至っては倍増するという結果になっています。
都会のような密閉した空間に暮らしていると、脳の中の偏桃体(恐怖のような感情を司るところ)や、恐怖心やストレスを調整する前帯状皮質の脳梁膝周囲部が活性化するようです。
ストレスに対処する能力が低下することによって、物事を楽観的に考えることができなくなる、という報告もあることから、かなり精神的な影響があるようですね。
物事を楽観的に考える能力
物事を楽観的に考えることができるかどうかは、重要であるとは理解されているのですが、それがいかに重要かはあまり強調されません。
しかし、この能力は意外なほどに重要なもののようです。
楽観的に考えることができる人の方が、より健康的な行動をとり、中性脂肪の数値が低く、ストレスを感じてもそこから回復する力が強いのだそうです。
この能力は、もっと強調されるべきものだと私は思っていますが、皆さんはどのように考えられるでしょうか?
特に新型コロナウイルスが流行して、室内にいる時間が長くなればなるほど、この能力は必要になってくると考えられます。
どう対処するべきか?
それでは、楽観的にいられる能力を強化するためには、いったいどのようなことを行えばよいのでしょうか?
実はものすごく簡単にこの能力を効果的に発揮できるようにする方法があるのです。
それは、自然の中で過ごすということです。
森や山の中、川のほとりで過ごすことができればそれが最高ですね。
しかし、特に都市部に住んでいる場合は、そのようなことはなかなか望むことができません。
では、都市部に住んでいる場合は、いったいどうすればよいのでしょうか?
自然の効果は大自然に囲まれて過ごすことで得ることができますが、そうでなくても身近にある緑や川のせせらぎなどを聞く、などの簡単なことでも効果が期待できます。
自宅や職場、学校のそばにある小さな自然に触れることだけで、私たちの脳にはとても良い効果があるということですね。
どんな都会に住んでいたとしても、公園などには1本は気が見つかるものですし、雑草が全く生えていない公園というものも、おそらくないでしょう。
道路のわきには人工的とはいえ、小さな植物が植えられているところがほとんどです。
そういった小さな自然でも十分に効果があると言われています。
こういった身近な自然に短時間でも触れることができれば、私たちの攻撃性は鎮まり、創造性も高まり、公共心を持てるようになり、その結果として心身共に健康になることができます。
ですから、都心部に住んでいるとしても、自然に触れることをあきらめる必要は全くありません。
むしろ、都心部に住んでいるからこそ、積極的に小さな身近な自然を探すことが重要であるということになりますね。
観葉植物
身近な自然を見つけて、それを見るということで、私たちの脳にはとても良い効果があることがわかりました。
そして、私たちの家の中にも、できる限りたくさんの自然を取り入れることが重要です。
特に新型コロナウイルスの影響で室内で過ごす時間が増えていますので、室内にも自然を持ち込むことがとても効果を発揮してくれます。
お勧めなのはやはり観葉植物ですね。
観葉植物の好影響は本当にたくさんありますよ。
観葉側物の効果については、こちらを参考にしてみてください。
いくつか観葉植物の好影響をご紹介すると、やはり観葉植物も、私たちのイライラを鎮めるような効果をもたらしてくれます。
小さな観葉側物を眺めるだけで、私たちの脳からはアルファ波が出てくると言われています。
アルファ波は、私たちが覚醒しているけれどリラックスしているときに出てくる脳波です。
まるで瞑想している時のような脳波がアルファ波です。
瞑想していて、十分にリラックスしているときには、イライラすることがかなり難しいですよね。
空気清浄能力
また、観葉植物は光合成で二酸化炭素を吸って、酸素を出してくれます。
室内はどうしても換気ができないことがあり、空気が汚れてしまっている場合があります。
そのような場合も、観葉植物が酸素を出してくれるので、とてもさわやかな空気にしてくれます。
また、観葉植物には、シックハウス症候群のもとになる、有害物質(ホルムアルデヒドやトルエン、キシレン、アセトンなど)を吸収してくれると、NASAの研究で報告されています。
有害物質を吸収してくれるため、私たちはそれらを排除するような活動をする必要がなくなるため、結果として免疫力も高くなるという効果が期待できます。
まとめ
新型コロナウイルスの流行によって、室内で過ごす時間が長くなってしまいがちですが、ぜひとも近くの自然を探すためにも、散歩に出かける時間を作ることをお勧めしたいと思います。
外に出るのですから、自然に3密のうちの密閉空間から出ることになりますので、感染のリスクは少なくなりますが、それでも気になるという場合は、一人で散歩を行うことでリスクはさらに低くなります。
こういう時期だからこそ、近くの自然の力を借りて、健康的な生活を送っていきたいですね。
ごぼうの健康、アンチエイジングの効果。免疫力アップにも効果がある!
ごぼうは健康によい?
ごぼうってお好きですか?
子供のころはこんなもの全然おいしくない、というような感じだったごぼうですが、年齢を重ねていくと、なぜかごぼうのおいしさがわかってくるようになりますね。
きんぴらごぼうが一品あるとうれしくなってしまう今日この頃です。
また、ごぼうのから揚げは本当においしくて、食べ始めると止まらないという感じになります。
そんなごぼうですが、その風貌から健康によさそうだという感じを、ひしひしと感じてしまうのは私だけでしょうか?
見た目があまりおいしそうでなくて、木のように見える姿はまさに身体によさそうという印象を受けるということに対しては、きっと多くの方が賛同してくださると思います。
そんな見た目のごぼうですから、実際にもさぞかし健康に良い成分がたくさん含まれているのであろうとおもい、今回はそんなごぼうの健康への効果を調べてみることにしました。
そこでわかった特筆すべき2つの成分をご紹介いたします。
サポニン
ごぼうにはたくさんの抗酸化物質が含まれています。
そんな中でも注目の成分がサポニンです。
植物の根や茎などに含まれている成分で、独特の苦みの正体となるものです。
抗酸化作用
サポニンには強い抗酸化作用があると言われています。
そのため、体内で発生した活性酸素を除去する効果があります。
酸化は老化を進める大きな原因の一つですので、サポニンを摂ることで酸化を抑えることが、アンチエイジングにとても役立つわけです。
酸化はいたるところで起こる可能性があり、例えば血液内の脂質が酸化することで過酸化脂質となると、血管にその脂質が付着してしまい、動脈硬化などを引き起こすことがあります。
動脈硬化はアンチエイジング、健康促進にはマイナス要素しかないものですし、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす可能性があるものですので、サポニンを摂ることで酸化を抑えることはとても重要なことです。
免疫力向上
サポニンには免疫機能をつかさどるリンパ球の一つであるナチュラルキラー細胞を活性化し、ウイルスや細菌から体を守るための免疫力を高める効果があります。
つまりサポニンの効果は免疫力をアップさせ、インフルエンザや風邪などひきにくくするというとてもありがたい効果があるのですね。
今では新型コロナウイルスが流行している状況で、さらにワクチンや特効薬がない状態です。
そうなると、私たちの唯一の武器となるのが免疫力であると言われています。
ごぼうに含まれるサポニンは、新型コロナウイルスに対抗する武器を強化することができる、とても頼もしい成分ですね。
肥満予防
サポニンの効果は、さらに肥満予防にも効果があると言われています。
腸で吸収された余分なブドウ糖の脂肪への蓄積を抑制する効果があると言われています。
肥満とは脂肪が大量の蓄積した状態のことですから、サポニンの効果はそのまま肥満予防になるわけです。
肥満はやはりアンチエイジングや健康にとって、避けなければならない状態ですから、サポニンの効果はこれまたありがたいものですね。
血流改善
サポニンには、血液中に血栓を作ることを予防する効果があります。
そして、毛細血管の血流を改善する効果もあります。
血栓は当然血流をさまたげるものですが、それを予防するということは血流をスムーズに維持することになりますし、毛細血管の血流が良くなることで、身体の隅々まで血流が届くことになります。
血流はアンチエイジングや健康促進には前提条件ともいうべきものです。
サポニンによって、血流を改善することはとても重要なことですね。
美肌効果
サポニンには、アンチエイジングや健康に良い効果がたくさんあることが分かったと思いますが、それらが総合的に働くことで、様々な美肌効果が期待できると言われています。
- 衰えた肌の修復力を高めて肌を若返らせる
- 肌荒れやシミの改善
- 皮脂の過剰分泌抑制
- 毛穴の縮小
などなど、数々の美肌効果が、サポニンを摂ることで期待できます。
ガン予防
若返り健康法でも有名な南雲吉則先生によると、サポニンにはガン予防の効果もあるということです。
サポニンのもっともうれしい効能の1つに、がん予防があります。がんの原因は粘膜にできた慢性の傷や炎症なので、がんになる前にサポニンを継続的に取り、傷を修復することが予防につながります。ほかにも、アトピーやじんましん、花粉症などのアレルギーの改善も期待でき、防菌防虫作用が免疫力アップを促し、風邪予防にもつながる。本当にすぐれた成分なんです(南雲吉則先生)
サポニンにはうれしい効果しかないようですね。
イヌリン
ごぼうに含まれる成分で特に注目すべきもう一つの成分がイヌリンです。
このイヌリンという成分は、キクイモやごぼう、にらなどの植物によって作られる多糖類に分類されるものです。
多糖類とは、糖質の最小単位である単糖が多数結合したもののことをいいます。
イヌリンは砂糖やでんぷんなどの糖類の仲間ですので糖質として吸収されそうな気がするかもしれません。
しかし私たち人間はイヌリンを分解する酵素を持っていないため、イヌリンを含む食材を摂取してもほとんど吸収されずに体外へ排出されます。
そのため、水溶性の食物繊維に分類される成分です。
血糖値の吸収を抑える
イヌリンはほとんど吸収されませんので、体内で水に溶けるとゲル化し、胃から小腸への食べ物の移動を緩やかにする効果があります。
この効果によって糖質の吸収速度を緩慢にし、食後の急激な血糖値の上昇を防ぐ働きが期待できます。
したがって、食後の血糖値の上昇を緩やかにすることができ、血糖スパイクを予防することができます。
血糖値の上昇が緩やかになることから、インシュリンが無理なく分泌され、すい臓などに負担がかからなくなりますので、糖尿病の予防にも効果が期待されています。
整腸効果
イヌリンには、腸内の環境を整える効果があります。
イヌリンは腸内で分解されるとフラクトオリゴ糖として働きます。
フラクトオリゴ糖とは、ショ糖に1~3個の果糖が結合したもののことで、難消化性のオリゴ糖に分類されます。
難消化性ですので、糖として身体に吸収されることはありません。
そのため、小腸や大腸に届き、腸内の善玉菌の餌になることで、腸内の善玉菌を増やす効果があり、それによって腸内環境を整えることができます。
ダイエット効果
イヌリンは、水溶性食物繊維であるため、腸のぜん動運動に働きかけることができます。
それによって便秘の解消にもイヌリンは効果的であると言われています。
便秘はダイエットの敵と言われていますが、イヌリンは便秘を解消することによりダイエット効果も間接的に期待できるというわけです。
注意点
ごぼうを調理するときに、水にさらして灰汁を抜く方が多いようですね。
確かにごぼうを水にさらすと、水が茶色くなって、さも灰汁がしっかり抜けたのだろうという感じになりますね。
しかし、実際に抜けているのは、今回ご紹介したサポニンやポリフェノールが抜けているという、とても残念な結果になっているそうです。
ですから、ごぼうを調理するときには、水にさらさないで調理することをおすすめします。
まとめ
ごぼうには他にも、違った種類の食物繊維が豊富にふくまれていますので、腸内環境を整えるには最適な食材です。
これはスーパーフードと呼ぶにふさわしい食材かもしれませんね。
新型コロナウイルスを全員で乗り切るために必要な考えとは?
新型コロナウイルスの猛威
新型コロナウイルスがなかなか収まらないですね。
今でも、感染者数が増加している状態ですので、心配だという方も多いのではないでしょうか?
Go Toキャンペーンも始まりましたが、東京が除外される状況ですし、この連休の外出も控えるようにという要請もありますので、全く盛り上がっていない印象です。
私個人の意見としては、新型コロナウイルスは、欧米人には猛威を振るっているようなイメージですが、私たち日本人を含めて東アジアの人にはあまり脅威ではないのではないかと思っています。
今の新型コロナウイルスの脅威は、私はマスコミが作り上げている部分もかなり大きいのではないかと考えています。
とはいえ、決して油断してはいけませんし、新型コロナウイルスは脅威であることは間違いない面もありますので、感染しないようにすることも当然重要です。
ワクチンや特効薬ができるのは、まだ時間がかかりそうですから、手洗いやうがいを徹底的に行い、人混みを避けるなどの行為はやはりしばらく続ける必要がありそうです。
新型コロナウイルスの効果
暗いニュースばかりになってしまう新型コロナウイルスですが、無理やりでもよいので明るい話題につなげることができないかと考えてみました。
マスコミの発表だけだとどうしても暗い気持ちになってしまいますから。
そうすると、無理やりでもなく良い情報を見つけることができましたので、今回ご紹介させていただきたいと思います。
畏敬の念
人は、雄大な自然に触れた時に、畏敬の念を抱くものです。
畏敬の念とは、超越した存在・崇高な存在に対して、無条件に敬う気持ちを持つことを言います。
登山家やサーファーなどは、大きな自然に触れていることで、この畏敬の念を抱くことが多いと聞きますし、私たちも雄大な自然のパノラマを見た時、月食や日食を見た時などは、なんとも説明が難しい感覚になりますよね。
その状況を畏敬の念を抱いている状態というそうです。
この畏敬の念は特殊な感情で、自己中心的な考え方が抑えられ、社会への利益へと視野が広がる効果があるとのこと。
自然に触れて畏敬の念を抱いた人が、困っている人に手を貸す確率が高くなるという実験の報告もあります。
ある研究では、1500人を集めて、畏敬の念を抱いている程度を質問して、その一部の人に10枚宝くじを与え、もらっていない人に宝くじを与えてもよいという状況を作ったそうです。
そうすると、畏敬の念を強く抱いている人の方が、そうでない人よりも40%も多く宝くじを与えた、という報告をしています。
健康への効果
この畏敬の念を抱くことで、困っている人を助ける確率が高くなることがわかりましたが、それが私たちの健康にどのように影響しているのでしょうか?
カリフォルニア大学の研究では、畏敬の念のようなポジティブな感情と、炎症の指標となるサイトカインIL-6の値の関係を調べたものがあります。
免疫系の一部で、細胞に情報を伝えるシグナル分子であるIL-6は、傷を治したり、病と闘う際に重要なものです。
つまり傷や病気を治すときに増えるものであり、傷や病気でない健康な人の場合にはこのIL-6の値は低い方が良いわけです。
この値が慢性的に高い場合は、うつ病やストレスの原因となってしまうために、筋肉などの回復力も当然弱くなってしまいます。
この研究によると畏敬の念を持つことで、このIL-6の値が下がる傾向を示すということが報告されています。
実際に、他人を思いやる心は免疫を高めるという報告もあり、畏敬の念を抱くことで他人への思いが強くなり免疫が強くなるということは十分に考えられることのようです。
畏怖の念
また、畏敬の念と同じような感覚として、畏怖の念というものがあります。
これは、物事に恐れ、たじろぐこと、あるいは、偉大な人に対して畏まって敬うことなどを意味する言葉。
私としては、畏敬の念には恐れやたじろぐようなイメージがないため、畏怖の念の中に畏敬の念があるような理解でおりますが、日本語を研究している方からすると、この理解は間違っているかもしれません。
その場合は大目に見てくださいね。
畏怖の念も、IL-6の値を大幅に下げる感情であると考えられています。
畏怖の念は、恐れたじろぐというネガティブな感情も含まれている気がしますが、それでも畏怖の念は、他人との絆を深めるように作用し、それによって炎症がおさまり、ストレスが和らぐという報告がなされています。
台風や地震などの自然の力
台風や地震では甚大な被害が出ることもあり、できれば経験したくない自然現象ですが、避けようもないのが事実です。
台風や地震がとても大きいものの場合、激しい恐怖により畏怖の念を抱くことがあります。
そのようなネガティブに感じる畏怖の念であっても、助け合いの精神をもたらし、その結果として、地域全体が一丸となって共通の目標に向かっていけるようになります。
もちろん少なからず火事場泥棒を働く人が出てくるのも悲しい事実ですが。
しかしながら、大多数の方々は、私たち人間の力の遠く及ばない、人知を超えた自然の圧倒的な力に直面したときには、人類は助け合って絆を深めることで環境に適応していこうとします。
畏敬の念や畏怖の念は、私たち人間を生存させるためにとても重要な感情ということなのですね。
新型コロナウイルスに感じる畏怖の念
新型コロナウイルスに関しても、目に見えない敵、自然が作り出した脅威ということで、恐れ恐怖を感じている方が大勢いらっしゃると思います。
自然の力に改めて畏怖の念を抱いている方が多くなっているかもしれません。
この畏怖の念がとても重要であることは、今までの研究の報告などからも理解できると思います。
進化論で有名なダーウィンは、人類の最強の本能は共感や思いやりだと語っています。
この共感という本能があるからこそ、人々は生き延びることができたのだということですね。
自分の力で太刀打ちできないものに出会うときに抱く感情、畏怖の念によってお互いのことを気にかけて、世話をしあうことで危機的な状況を何度も乗り越えてきたのでしょう。
食糧難になったときも、病気になったときも、また誰もが経験する子供のときも、誰かが私たちを世話してくれることで、生き延びることができるわけです。
今の新型コロナウイルスの猛威に関しても、畏怖の念を感じることでお互いに協力し合う共感の心によって、さらに人類を進歩させることを期待したいと、私は思っています。
まとめ
新型コロナウイルスによって、生活の仕方が全く変わってしまったように感じます。
そんな生活の中でも、できる限り他者をいたわれるような感覚を持つことが、今の私たちに求められているのかもしれません。
新型コロナウイルスによる自粛生活で、なんとなくイライラしている人も多くなっているようです。
少し前のポテトサラダのツイートなどもありましたしね。
しかし、そんな中でも自分ができること、他者のためにできることを一生懸命やっている方も大勢いらっしゃいます。
そんな気持ちが、私たちの進化を支えてくれていた、ということが研究により明らかになりつつあります。
新型コロナウイルスが流行している今こそ、そんな気持ちを強く持つべきなのかもしれません。
アンチエイジングのための食生活などが続かない。ビューディー通帳をつけてみましょう!
アンチエイジングが続かない
アンチエイジングや美容、健康促進などはすぐに結果が出るものではありませんね。
身体によいことを継続して行っていくことがとても重要です。
数日だけ食生活を変えても、その後ですぐに健康に良くない食生活に戻ってしまっては、効果は全く期待できません。
ですから、習慣になって健康に良いことを継続することが当たり前という状態にすることが重要です。
しかし、習慣になるまで続けるということって、本当に大変ですよね。
そのため、アンチエイジングや美容を自分で意識して行っていくことは難しいと感じてやめてしまったり、元の生活に戻ってしまうことで、自分を責めてしまうような状態になってしまうことも多いようです。
大きな目標は挫折しやすい
特に挫折しやすい状況としては、とても大きな目標を立ててそれを頑張ろうとするときでしょう。
大きな目標を立てることで、最初はモチベーションが高いため継続できそうな気がしますが、そのモチベーションは数日で見事に消えてしまうものです。
私もその経験は何度もあるため、痛いほどその気持ちがわかります。
例えば年始に大きな目標を立てて、数日すら続かなかったことなど何度もあります。
年始の目標というのは、必ずしも健康に関連するものではありませんが、大きな目標をたてる傾向があるという意味では同じようなものですよね。
そして、ほとんどの人がその大きな目標を達成できないというのが現実のようです。
実はこれらの結果は、研究でも報告されているもので、大きな目標は挫折しやすいのは自分の意志が弱いからだと考える必要はないのです。
なぜ大きな目標は達成しないのか?
大きな目標というのは、自分にとって興味のある変化ではないことがほとんどです。
例えば食生活。
アンチエイジングや美容のため、健康促進のために食生活を変えたい、というような場合は、あまり健康に良くない食生活を送っていることが多いはず。
- 自炊するのが面倒。
- コンビニの弁当が手軽だしおいしい。
- ファストフードが大好き。
きっとこのような状況を変えてアンチエイジングを心がけたいと考えることから、食生活の改善を心がけているはずですね。
そして、食生活を変える決意をするのですが、食生活を変えたことに対する結果が出るのは数か月、数年後ということが健康やアンチエイジングに関しては多いです。
それに対して、ファーストフードを食べたい、コンビニ弁当で済ませたい、という欲求は今すぐにでも達成できてしまう欲求です。
こんな状況であれば、すぐに結果が出て、自分の欲求を満たすことに流れてしまうことは、よほどストイックな人でない限り起こることです。
ですから、健康に良い生活を送るためには、それが楽しいと感じるようにしなければならす、その楽しさがさらに不健康な食生活を続けるよりも楽しいという状況を作り出すのが理想的です。
健康促進をゲーム化する
健康に良い生活を送るためには、それを楽しくする方法を探すのが効果的で、楽しく感じることは人それぞれ違うものですよね。
ですから、その人にピッタリの方法を探すというのが重要です。
私がお勧めしたいのが、健康促進のための生活、アンチエイジングや美容のための生活をゲーム化してしまうということです。
ゲーム化と言っても、難しいことをする必要はありません。
ノートと筆記用具があれば十分ですし、スマホやパソコンでも試してみることはできます。
ビューティー通帳
このゲームをビューディー通帳とでも名付けて楽しんでみると、アンチエイジングや美容促進のための生活、健康促進のための生活が継続しやすくなると思います。
やり方は簡単です。
健康に良いことにプラスの点数をつけます。
その点数は人それぞれですが、一例をあげておきましょう。
- 自炊した 10ポイント
- 野菜を1種類食べた 1ポイント
- 野菜を4種類以上食べた 10ポイント
- 魚を食べた 5ポイント
そしてマイナスの点数としては
- ファーストフードを食べた -20ポイント
- コンビニ弁当で済ませた -10ポイント
- 甘いジュースを飲んだ -10ポイント
- お菓子を食べた -5ポイント
食生活に関してビューティーバンクを記録するためには、このような感じで点数をつけていきます。
もちろん項目はこれよりも多くなっても全く構いませんし、点数も自分自身で納得できるように設定すれば大丈夫です。
項目が多いほど面白いかもしれませんね。
そして、運動に関してや睡眠に関しても、どんどん設定していきます。
プラスの点数として
- 有酸素運動1分につき 1ポイント
- 筋トレの回数1回につき 1ポイント
- ジムに通った 10ポイント
- ジムに週5回以上通った 60ポイント
マイナスの点数として
- エスカレーターを使った -5ポイント
- エレベーターを使った -5ポイント
- 駅まで早歩きをしなかった -10ポイント
こちらも項目、点数ともに自分の基準で設定して全く問題ありません。
自分が取り組みたいことをすべて点数をつけていき、それらの基準をすべてノートであれば、最初の2~4ページ程度に書いていきます。
食事編、運動編などで表を分けて記入すると、後で参照するのも楽なので、ノートを使うときには、基準を書くページは多めに取っておくのが良いですね。
スマホやパソコンの場合はエクセルや、メモなどにその内容を登録しておくとよいでしょう。
それが終わったら、次のページからはその日の日付を一番上に書いて、やったこととポイントを記入していくだけです。
一日1ページで記載していくと使いやすいと思います。
このビューティー通帳をつけ始めて、プラスマイナスの数がどんどんたまっていくのは意外と楽しいですよ。
そして、その日のポイント数を計算します。
ポイント数を見ることで、今日はよく頑張れた、今日はマイナスになってしまった、どこが悪かったのか、などと反省したりする基準にもなります。
ゲーム攻略の方法
この点数をできるだけ伸ばしていくことが、このゲームを攻略するための目的です。
そして、ただ点数を多くしていく、ということももちろん楽しいものですが、さらにモチベーションを上げるために、週の総ポイント数の目標や、月間の総ポイント数の目標などを設定して、それをクリアーしていくようにすると効果的です。
さらには年間の総ポイント数についても、設定してみても面白いですよね。
アンチエイジングや美容を心がけた生活が、ビューディー通帳を豊かにしていきますので、まさにゲームのような感覚で楽しむことができます。
やってみるとのめり込んでいくかもしれませんよ。
注意点
ビューディー通帳で重要なことは、最初に決めたポイントや月間、週間の目標ポイント数などに関して一度決めたら、絶対に変更してはならない、という意識は捨てることです。
何度変更しても全く問題ありません。
アンチエイジングや美容を心がけたり、健康促進を心がける場合、どうしても自分に厳しくなってしまって、一度決めた目標や基準は変えてはいけないと思ってしまうことがあります。
しかし、私たちは一度ですべて完璧に準備することはできませんし、間違っていることもたくさんあります。
ですから、基準や目標の設定については緩やかにしておくことが重要です。
もちろん、アンチエイジングや美容などが目標ですから、あまりに自分に甘いポイント数に変えてしまうということはお勧めできませんが、どうもこの基準は違うなと感じたら、潔く変えてしまっても全く問題ありません。
ビューティー通帳でも重要なことは、やはり継続するということですから、難しすぎる、厳しすぎるという場合は継続できない可能性があります。
そうならないためにも、常に柔軟に対応するようにしてください。
まとめ
何事も楽しくなければ続けることはできないものです。
アンチエイジングや美容を促進する場合、そして健康を促進するという場合でも、やはり楽しくすることがとても大切です。
ビューディー通帳を日々つけるということが楽しそうと感じられた場合は、ぜひとも今日から始めてみてください。
きっとポイント数が増えていくにしたがって、楽しさが倍増していくと思いますよ。
さらにビューディー通帳を面白く運用する方法もありますので、それはまた次回以降お伝えすることができればと思います。