アンチエイジングと筋肉について
筋肉が落ちている？
年齢とともに代謝が落ちていることを実感することはありませんか？
代謝というとわかりづらいかもしれませんが、脂肪がお腹周りや腕につき始めたと感じることがありませんか？
代謝が落ちるということは、基礎代謝が落ちるということになり、それは筋肉が落ちているということを意味します。
なぜなら、基礎代謝でカロリーを最も消費しているのは筋肉ですから、基礎代謝が落ちるということは、やはり筋肉が落ちているということになります。
代謝が落ちることで、お腹周りの脂肪が気になってくるというのは、老化で誰もが感じることです。
代謝が落ちるのは、筋肉が落ちて脂肪が増えていくことを意味するものですから、老化は筋肉から始まると言われることもあります。
初期の筋肉の衰えは気が付きにくいものですが、平均すると１０年で２kgずつ減っていくといわれています。
そして、それらが脂肪に変わっていく・・・
脂肪はたくさんのメリットがありますが、付きすぎるとデメリットが増えていきます。
というわけで、中年以降は筋肉の変化には特に注意が必要です。
筋肉の変化、減少を食い止めるために、筋トレや運動がアンチエイジングにはとても重要になります。
ミトコンドリア
老化して筋肉が落ちていくのを実感すると思いますが、老化を細胞のレベルでいうと、ミトコンドリアが疲弊し始めます。
ミトコンドリアは細胞内の小さな発電所のようなもので、食べたものと酸素をエネルギーに変換します。
ミトコンドリアが活発なうちは、疲れもあまりなく、いくらでも激しい運動などを行うことができます。
このミトコンドリアが老化などで疲弊することで、運動中や運動後に激しい疲労を感じるようになっていきます。
ミトコンドリアが加齢によって疲弊してくると、運動もしたくなくなり、筋肉が減って代謝が落ちるという最悪のサイクルに入ってしまうわけです。
細胞内には１０００～２０００ものミトコンドリアがあると言われています。
そのミトコンドリアが老化したり汚物にまみれていると、疲労や痛みにつながってしまいます。
ミトコンドリアが機能低下する原因はいくつかありますが、佐藤、小麦粉、過度に加工された食品などの、栄養価が低くカロリーが高い、エンプティ―カロリーと呼ばれる食べ物をたくさん食べることも原因の一つです。
加工されたファストフードなどを食べ、運動もしない、何の手立ても講じなければ、筋肉はたるんで脂肪に変わり、体力も気力も衰えてくようになります。
ですから、４０歳を過ぎたら、筋肉量を減らさない、増やす努力が必要になってきます。
身体がだるくて動きたくないという方は、ミトコンドリアが疲弊している可能性がありますので、食生活を改善し、運動を心がけることです。
疲れて座りっぱなしの生活を送っているという場合は、今まで述べてきた以外にもいろんな意味で老化を進めてしまうことになりますよ。
日ごろ疲れを常に感じている方は、少し運動を取り入れる必要があるかもしれません。
普段の生活に運動を
運動といっても、ジムに行ったり、特別な時間を設けて行う必要はありません。
よく言われるように、通勤の際に一駅前で降りて、歩いて会社に行く。
エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を使うなど、身近な行動を変えていくことで、まずは十分です。
そこから、余裕が出てきたときに、ジムにいきたければジムに行けばよいのです。
いきなり特別なことを始めると、人は継続ができないものですが、アンチエイジングには継続が不可欠です。
なぜなら、エイジングは毎日進行するわけですから、それを改善することも毎日行う必要があるはずですよね。
そして、すべてを一気に変えてしまうというのも、失敗のもとになります。
まずは小さな一歩を継続することを心がけましょう。
姿勢を正すということから始めるのもよい方法です。
姿勢を維持するためには、体内のたくさんのインナーマッスルが使われるのですが、インナーマッスルにはたくさんのミトコンドリアが存在すると言われています。
ですから、姿勢を正すことでインナーマッスルを鍛えることができれば、結果としてミトコンドリアを増やすことができるということになりますね。
姿勢を維持することで、呼吸も自然と大きくなりますから、一石二鳥ということになります。
まとめ
アンチエイジングと筋肉はとても密接な関係があることが分かったのではないでしょうか？
筋肉の衰えは老化とあきらめていては、ますます老化を進めてしまうことになってしまいます。
アンチエイジングを効果的に進めるためには、筋肉の量を維持する努力が必要です。
そのためには、毎日少しだけ意識して運動を増やすことから始めることが大切です。
