読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

脳年齢をアンチエイジングで改善しよう

「神経年齢」をアンチエイジング

man kissing woman on check beside body of water


神経年齢とはわかりやすく言うと、「脳年齢」のことです。神経年齢を若返らせることは、脳をアンチエイジングすることにつながります。


アンチエイジングをすることなく、神経細胞が破壊されてしまうと、記憶力の低下など、老化現象を進めてしまうことになります。


脳をアンチエイジングするためには、まずはストレスとの付き合いを改善し、常に脳に刺激を与えることでコグニ(認知症)予防をするようにしてください。

 

ちなみに、昔は「ぼけ」と呼ばれていた認知症は、最近ではコグ二と呼ばれることもあるそうです。

 

脳年齢を若返らせる睡眠


そのためには、まずは良質の睡眠をとることで成長ホルモンを多く分泌することがポイン トです。

 

成長ホルモンを分泌することで、全身の修復が行われるだけではなく、睡眠中は脳もクリーニングされるため、アンチエイジングに睡眠は欠かすことができないものです。

 

有酸素運動で脳年齢を活性化

 

man and woman in black tops jogging at bridge under clear skies

 


また、神経機能は使わないでいると段々となまってしまい、記憶力や認知機能が衰えてしまいます。

 

ですから神経機能を若く健康に保つためには、できるだけ神経を使うことが基本です。


神経機能を使うのに効率的とされているのが、全身運動と細かい手作業の組み合わせです。

 

全身運動はウォーキングや水泳などです。これらを行うだけでも、もちろんアンチエイジングを行うことができるのですが、認知機能を高めるためにしりとりや手を叩くなどの動作を行うと、さらに効果が期待できます。

 

最近では認知症予防の運動として、コグニウォーク(例・しりとりをしながら大股で歩く)やコグニサイズ(例・ステップを踏み、3の倍数にあたるステップのときだけ手を叩く)が提唱されています。


コグニサイズとは、国立長寿医療研究センターが開発した運動と認知課題(計算、しりとりなど)を組み合わせた、認知症予防を目的とした取り組みの総称を表した造語です。


英語のcognition (認知) とexercise (運動) を組み合わせて、cognicise(コグニサイズ)と言います。

 

コグ二ウォークやコグニサイズは、単純で簡単そうと思うかもしれませんが、やってみると結構難易度が高いですよ。

 

コグニサイズの一つである、コグ二ウォークを行うには、しりとりを行うための相手が必要になりますので、アンチエイジングのさらなる効果が期待できます。

 

人とコミュニケーションを行うということが、脳にはとても良いことですから。

 

できそうでできないという感じ、でもやればできそうという感じ、そんな刺激が脳にとても良い影響を与えてくれるのですね。

 

どんなことでも、相手がいると効果が倍増するものです。記憶力に関しても相手に説明することで、記憶を強固することができます。

 

脳と細かな手作業


手を使う細かい作業としては、文字を書く、絵を描く、編み物、楽器演奏、麻雀やスマホゲームなどが該 当します。

 

全身運動と手作業はどちらか一方だけというのではなく、両者をバランスよく実践してください。


ちなみに、こうした健康にいい取組みをするとき、人間は ”報酬"があると効果がさらに上がると言われています。

 

ですから、アンチエイジングを頑張った自分にご褒美を上げるのも効果的ですよ。

 

これが脳内報酬系というシステムを刺激して、やる気を引き出します。


たとえば、「週3回は1万歩に達するくらい散歩する」と決めて、それを2か月続けたら、そのときは自分はこれだけ努力できたんだ、と自分自身のことを認めてあげてください。

 

そして、そんな自分に日帰り温泉ツアーといった健康的な報酬を設定するのは、とてもいいことです。

 

ポイントはやはり健康的な報酬を与えるということですね。


腕を動かす効果について

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この世にはさまざまな職業がありますが、その中でも長生きの手を動かす職業があります。

 

それは指揮者の方々です。

 

多くの指揮者が80代や90代という長寿の方が多いです。

 

いや、もっと長生きする方も大勢いらっしゃいます。

 

かつて「大指揮者には早死にはない」という新説を発表して話題をよんだアメリカのアトラス博士の調査があります。

 

アトラス博士の発表では、アメリカ人男性の平均寿命が68.5歳なのに対して、有名指揮者は73.4歳だったというのです。

 

指揮者の方々は、どう考えても、ストレスのない山がたくさんあるような、離れた島に住んでいるわけではありません。

 

自分で摘んできた野草を煎じてお茶にしているイカリア島の人々のような暮らしをしている方はいらっしゃいません。

 

ちなみにイカリア島の人々は、長寿で有名です。

 

さきごろ101歳でこの世を去ったブラン シュ・オネゲルモイーズをはじめ、多くの指揮者は世界中を飛びまわり、夜遅くまでリハーサル や本番の準備をされています。

 

彼ら彼女らは指揮者として、オーケストラなどを指揮する際には、自分の思い通りにいかずに、ストレスを感じることも多いのではないかと思います。

 

健康的ではない生活もされているのではないでしょうか?

 

そんな中でも長寿なのは、激しく腕を動かす仕事だからではないかと考えられています。

 

ちなみに、アトラス博士は「一種の精神的充足感と、指揮のダイナミックな動きが適度の運動になるから」と、彼の研究を結論づけています。

 

指揮をしているときには両方の腕を激しく動かして、常人にはとうてい 真似できないスタミナ、カリスマ性、情熱を発揮されますよね。

 

合わせて、座っていることができない職業であることも、長生きにつながる理由になっているようです。

 

座りっぱなしの弊害というのは、何度もこのブログで取り上げましたが、アンチエイジングには、座りっぱなしは相当の悪影響を与えます。

 

指揮者は、腕を大きく動かす職業であると同時に、座ることができない職業でもありますから、自動的にアンチエイジングになっているのではと考えられます。

 

指揮するためには、お客様を魅了するような素晴らしいパフォーマンスも必要ですが、そのためには膝を曲げたり、身体を大きく動かしたりなど、相当な運動量でパフォーマンスを行います。


レオポルド・ストコフスキーは、ディズニー映画の『ファンタジア』で使われた音楽の指揮者として有名な方ですが、95歳で亡くなる直前まで指揮棒を振っていました。


指揮者以外で長生きするのは、やはり座って過ごすことがほとんどない職業です。

 

たとえば考古学者、宇宙飛行士、聖職者、教師、医者などですね。

 

これらの職業の方々は、手をたくさん動かして、かつ座ったままということがあまりありません。

 

考古学者など、本だけで研究している方は、座ってばかりですが、発掘作業に参加する方などは、座ってなどいられないですよね。

 

土を小さな刷毛で払いのけながら、化石や土器、時にはお宝を発掘作業するのですから、立ったりしゃがんだりして、こまめに手を動かすことばかりです。

 

例に挙げたこれらの仕事は、日常業務をすることがそのままアンチエイジングにつながっているのかもしれません。

 

 まとめ

 

神経年齢を維持、アンチエイジングすることは、認知症予防にとても効果的なのはもちろんですが、脳の活性化につながることが期待できるので、記憶力の向上などにも効果を発揮します。

 

運動が脳を鍛えるということは、研究で明らかになっています。有酸素運動を行うことで脳を活性化できるのですから、仕事や学校に行くこと自体を有酸素運動にしてしまえば、アンチエイジングできると同時に、その日のパフォーマンスを最高のものにできるかもしれませんよ。