読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

ウォーキング、歩くことを取り入れる大企業、偉人たち

ウォーキングを取り入れる大企業

photo of M&M forming Google chocolate candies on table

 

歩くことは、ウォーキングは誰もが取り組める運動です。

 

アンチエイジングやダイエットの最初の一歩として、ウォーキングを取り入れることはお勧め、というよりも必須なのではないかと思います。

 

このウォーキング、歩くということは、何かを成し遂げる人達にとっては、必須の行動だったようです。

 

独創的な人々にとって歩くことは、頭をすっきりさせ、問題を新たな角度から見るための時間を与えてくれるものです。

 

ひとりで歩けば自己と向き合うことができ、誰かと歩けば、親交を深めることができるということで、以前から多くの人が歩くことを生活に取り入れていました。

 

また、歩くことは、あなたをオフィスやモバイル会議から解放して、ストレス解消やリラックス効果をもたらしてくれます。

 

第三代アメリカ大統領トーマス・ジェファーソンは、よく歩いて精神をリラックスさせ、体を鍛えなさい、と甥にアドバイスしたことがあるそうです。

 

そして、「本を持っていこうなどと考えてはいけない。歩くことの目的は、頭を休ませ、周囲にあるものに気持ちを向けることである」と言い添えたとのことです。

 

歩くこと自体に意味を見出していたということでしょう。

 

ジェファーソンは自らそれを実践しており、朝食前に「眠気を吹き飛ばすために」歩き、大使としてパリに駐在していた時には、毎日8キロを歩いたそうです。

 

そして大統領になって後も、午後に散歩と乗馬のための時間を確保していました。

 

また、『ナルニア国物語』の著者C・S・ルイスはオックスフォード大学を目指していた学生時代に、午前中は勉強に集中し、午後には散歩するのを日課にしていたと言われています。

 

この散歩は、会話のためではなく、思索のための時間だったそうです。

 

ルイスは著書の中で、「歩くことと話すことは、どちらも楽しい。だが、その二つを同時に行うのは間違いだ」と書いています。

 

歩くこと自体を楽しんだということで、歩くことからあの偉大な物語は生まれたのかもしれません。


イギリスの政治・社会学者のグレアム・ウォーラスも、執筆や講義準備の合間に、あるいは午前中に英国図書館で長時間読書した後に、頭を安め、血の流れをよくするために、数キロ散歩したそうです。

 

ノーベル賞作家のアリス・マンローは、毎日5キロ歩いています。

 

チャールズ・ディケンズの伝記作家のひとりは、ディケンズにとって「毎日の散歩は習慣というより、楽しみであり、必要不可欠なものだった」と語っています。

 

ディケンズも長い距離を歩いたそうです。

 

15キロや20キロは当たり前で、問題を抱えている時には、午後に30キロ近く歩いていました。

 

それだけ歩くと、疲れてしまいそうで、そのあと何もできなそうですが・・

 

たいていは大型の番犬を1匹伴っていたので、ロンドンのあまり好ましくない界隈へも平気で足を踏み入れていったそうです。

 

犬と一緒に歩くと、いろんな知らないところに入っていけるというのは脳にとってもよい刺激です。

 

ただ、愛玩犬のような小さな犬では、それは難しそうですが・・

 

1日に3、4時間も歩くというのは、忙しい生活の中ではあまりにも長く思えるが、「そうしなければ、健康を維持できなかった」とディケンズは語ったそうです。

 

また、革新的なタクシー配車アプリを開発したウーバー・テクノロジー社のCEO、トラビス・カラニックは、サンフランシスコ本社にある歩行マシンで、週に65キロ歩くそうです。

 

ラソンよりも長い距離を、一週間で歩くというのは、忙しいトラビス・カラニックにそんな時間があるのかと思ってしまいますが、これは必須の日課だったようです。

 

当然いつでもタクシーを呼べる彼ですが、そのような便利なアプリを作るために長い距離を歩く必要があったというのは面白いですね。

 

経済記者のトニー・シュワルツが書いているように、自己管理に長けた重役の多くは、午後に歩いて、活力を取り戻しているようです。


実のところ、シリコンバレーの企業家やCEOの間では、ウォーキング会議が人気を集めています。

 

人間をデスクに向かわせ、不健康な時間を長く過ごさせることで富を得た地域が、ウォーキング会議を積極的に取り入れるのは、奇妙に思えるかもしれませんね。

 

しかし、ある重役が指摘するように、「ソフトウェア・エンジニアの仕事の大半は、黙々とコードを書くことではなく、問題を熟考し、解決し、人と議論し、アイデアをぶつけ合うことだ」ということで、ウォーキング会議はそれらすべてに役立つということなのです。

 

そして、あのスティーブ・ジョブズがパロアルトの緑の多い街路でウォーキング会議を行ったのは有名な話です。

 

リンクトイン社では、従業員たちは本社のすぐ外にあるショアライン・パークのサイクリングやウォーキング用の道に出掛けるようになっていますし、マウンテンビューのグーグル本社の敷地には、ウォーキング用の道がいくつも用意されています。

 

カリフォルニア州メンロパークに2015年初めにオープンしたフェイスブックの本社は、フランク・ゲーリーの設計によるものなのですが、巨大な解放感のある建物(おそらく世界有数の規模)の屋上には、広さ9エーカーの庭園があり、全長800メートルほどのウォーキング用の道が敷かれています。

 

マーク・ザッカーバーグは、ファイスブックの創業期に、一緒に散歩して優秀な人材や支援者を引き込んだとも伝えられています。

 

いくつかの会社では、敷地の周りに30分から50分で歩けるルートを決めて、社員が会社のカレンダーで「ウォーキング会議ルーム」を予約できるようにしているところもあります。

カイザー・パーマネンテ健康研究センターの医長であるテッド・エイタンは、10年以上も前からウォーキング会議を推奨しています。

 

現代の職場では、座っていることが多すぎて、血の巡りが悪くなり、体が弱くなり、脳の回転も遅くなる、というのがテッド・エイタンの主張です。

 

まとめ

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成功者や世界に名だたる企業は、ウォーキングを必須のものとみなしていたようです。

 

そこから考えられることは、ウォーキング、歩くことを常に意識しておくことで、日常生活も豊かなものになるということではないでしょうか。

 

忙しいあなたも、ぜひウォーキングの時間を確保してみてください。

 

例えば、お昼休みには、少し遠くの店のランチを食べに行くというようなことや、お弁当を少し離れた公園で食べるために歩いたり、というような方法もよいでしょう。

 

そして、休憩時間には、できるだけ外に出て、少しでも良いから歩くことをお勧めします。

 

オフィスや教室の中は、締め切られた空間のため、どうしても酸素も少なくなっているものです。

 

酸欠になってしまうと、頭や身体がうまく機能しません。

 

そこで、少し外に出て、歩くことで新鮮な空気を吸い、酸素を補給することができるため、とても良い気分転嫁になることでしょう。

 

現代社会では、歩く必要がなくなっているところが多いです。

 

だから、ウォーキングをしようとすると、そのための時間を確保する必要があるようになってきています。

 

便利になっていくことで、大切なウォーキングの時間を失っているというのは、なんとも逆説的な気がしてしまいます。

 

しかし、これだけ多くの人や企業が取り入れているウォーキングですから、私たちも時間を探して、ウォーキングを日常生活に取り入れる必要は絶対にありそうですね。

 

アンチエイジングや美容、そして今後の素晴らしいひらめきのためにも、ウォーキングを欠かせない日課としてしまいましょう。