藤井聡太二冠の快進撃!天才はよく眠る?睡眠と才能は深く関係しているかも。
藤井聡太二冠の快進撃
将棋の藤井聡太二冠の快進撃が続いていますね。
あまり明るいニュースが最近はない中での快進撃ですから、注目度も高まります。
こういったすごい才能の持ち主のニュースを見ると、天才というのは、やはり生まれつき違うのだろう、良い遺伝子をたくさん持っているのだろうと思ってしまいますね。
そして、神様は才能のある人には、いくつものプレセントをしているようにも感じて、嫉妬してしまうことも少なくありません。
その遺伝子という言葉を聞くと、かなり難しく感じてしまってよくわからないもののように思ってしまうかもしれません。
よくわからないけれど、私たちを形作っているもので、私たちは遺伝子によって支配されている。
そんなイメージを持つ方が、きっと多いと思います。
美しい人は、美しくなる遺伝子を持っていて、それで美しくなっている。
いつまでも若々しい人は、若くいられる遺伝子を持っている。
そんな風に考えている方も多いのかもしれません。
しかし、遺伝子というのはすでに持っていて、どのように働くのかを決められて動いているようなものではないようです。
実はその逆、遺伝子のスイッチを入れるのも、切るのも私たち自身だということなのです。
それでは、遺伝子のスイッチを入れるものは、いったいどのようなものなのでしょうか?
「後天的に遺伝子の発現に変異が生じる仕組みは、確実に体内時計によって制御されている」という。この報告では、私たちの身体に「現れるもの」の質を決めるのは睡眠だとまとめられている。
(SLEEP ショーン・スティーブンソン著 7ページより引用)
良い遺伝子を発現させたり、悪い遺伝子をストップさせるためには、睡眠が絶対に必要であり、さらに良い質の睡眠であることは前提条件になっています。
なぜなら、体内時計の制御を司る最大のものは、やはり睡眠だからです。
先ほどの藤井聡太二冠の場合ですと、以前加藤綾子アナとの対談で1日7~8時間寝ていると答えていました。
やはりしっかりと寝ているのですね。
忙しいから寝る時間がない
藤井聡太二冠のような才能を開花させたいわけではない、普通に生活している私は睡眠時間を削って、忙しい毎日を乗り切るしかない。
確かに忙しい毎日で、やることがたくさんある場合、睡眠時間を削るしかないという考えに至るかもしれません。
しかし、実はそこが間違っているのだと、最近の研究では報告されています。
睡眠の研究は、アメリカがかなり進んでいるようで、いろんな報告があります。
多いのは、プロのアスリートの睡眠時間に関する研究ですね。
プロのアスリートは、すでに睡眠時間の重要性を身をもって体験しているようで、パフォーマンスに直結することが共有されているようです。
たとえば、アメフト選手のトム・ブレイディは、なかなか難しいと明かしながらも、ベッドに夜8時半までに入ることを目標にしているそうです。
さらにバスケットボール選手のレブロン・ジェームズは、10時間の睡眠を何よりも優先しています。
野球チーム ヒューストン・アストロズのサイ・ヤング賞受賞エースであるジャスティン・バーランダーも、(妻のケイト・アプトンの隣で)毎晩10〜12時間寝ているそうです。
プロのアスリートのイメージと言えば、ゲームや試合が終われば、夜の街に繰り出して朝まで飲んだり騒いだりして、遊んでいるようなイメージではないでしょうか?
しかし、トップアスリートは、睡眠の重要性に気が付いて、しっかりと睡眠時間を確保しているということが、ここからわかると思います。
プロのアスリートではない私たちは、日々の忙しさから睡眠時間を削ってしまいがちですが、そこが実は間違っているのかもしれません。
まずは睡眠時間を確保して、日々の忙しさに向かうと、もっと効率的にすべてのことがこなせる可能性があるかもしれません。
先ほどの、アメフト選手のトム・ブレイディの例ですが、彼は夜の8時半にまでにベッドに入ることを目標にしているというところに注目してみてください。
これは明らかに、睡眠をまず第一に考えて、そこから日々のスケジュールを組んでいます。
私たちもここから学ぶべきことが、本当にたくさんあります。
なぜ、睡眠を第一に考えるのか?
なぜここまでアスリートたちが、睡眠を第一に考えるようになっているのでしょうか?
それは、睡眠に関する最近の研究の多くが、「睡眠をとるだけで頭と身体の動きがよくなり、回復を促す」という研究結果を報告しているからです。
そして現在、世界のトッププレイヤーたちの多くが自分の生活の内容を見直して、睡眠を第一に考えるようになっているのです。
プロのスポーツチームの練習場の多くには、昼寝のための部屋も設けられていたりもします。
昼寝に関してはこちらもご覧ください。
研究結果では、睡眠時間が足りないだけでパフォーマンスが下がるという結果も報告されています。
たとえば、3日間しっかり寝なかっただけで、ベンチプレスのMAX重量は9キロも減ったというのです。
私たちに関係あるのか?
スポーツ選手のように、身体が資本の仕事と違って、私たちはデスクワークや営業などがメインの仕事だから、睡眠時間なんて関係ないのでは?
そんな場合でも、睡眠時間を伸ばした次の日の生活がきっと変わっているはずです。
いろんなことが以前よりも、かなりスムーズにこなせるようになっていく。
私も、以前は短時間睡眠などの本を読んで、実践していたのですが、昼間は本当に眠いだけで、睡眠時間を削ることが目的で、それ以外はどうでもよいような状態になっていました。
結果として、日々のパフォーマンスは最悪の状態で、余計に忙しくなっているという状態でした。
短時間睡眠の本を読んでみると、短時間睡眠のメリット、健康への良い影響など、魅力的な内容が書かれています。
しかし、最近の研究によって、睡眠時間を削れるかどうかは遺伝的に決まっていて、これは訓練すれば変えれられるものではないそうです。
短時間睡眠、ショートスリーパーの人は睡眠時間が短くて、それでも快適に過ごせるのですから、メリットしかないわけですが、ショートスリーパーではない私は、もうデメリットしかなかったわけですね。
ショートスリーパーかどうかを見分けるのは簡単です。
睡眠時間を短くして、次の日の昼間に眠気を感じれば、ショートスリーパーではありません。
潔く睡眠の重要性を理解して、ショートスリーパーになるのはあきらめましょう。
睡眠を楽しむ
睡眠時間を確保するのですから、それは苦行のようなものではなく、むしろ楽しいことですよね。
その睡眠をさらに楽しい物に変える努力をするのも、とても素晴らしいことだと思います。
寝具を自分好みのものに変えてみたり、アロマを使って寝室をさらに快適な空間に変えてみたり。
自分に合った枕を作ってみるということも、睡眠の質を上げるためには本当に大切なことです。
もちろんそういった枕を作ることは、少し値段が高いですが、その価値は十分にあるように思いますね。
まとめ
自分の才能、パフォーマンスを最大限に引き出すためには、やはり睡眠時間をまずはしっかりと確保することが重要ですね。
そのうえで、しっかりと日々の生活を送れるように、睡眠時間をスケジュールに組み込んでいきましょう。