「マンガでわかる東大読書」の感想!マンガといって侮ってはいけなかった。
マンガでわかる東大読書について
読書は、常に脳に新鮮な刺激を与えてくれます。
そしてその刺激を得るためには、それほど高価な買い物をする必要もないという、節約しつつ健康促進を目指している私としてはありがたい存在です。
最近私は、「マンガでわかる東大読書」という本を読んでみました。
私は、最近はマンガをほとんど読まないのですが、この魅力的なタイトルが私を惹きつけてしまったようです。
マンガでわかる、ですよ。
私は、東大とマンガのギャップを感じずにはいられませんでしたが、いかがでしょうか?
そして東大読書というのは、いったいどのような意味なのか?
まずそこに対しても、謎を感じてしまいます。
東大には、東大生が行わなければならない読書法でもあるのかと思ってしまいましたが、そういうわけではなく著者が東大合格を勝ち取る上で編み出した読書法を紹介するという内容ですね。
そして、帯に書かれている「本を読めないヤツは、読み方を知らねえだけだ」というパワフルな言葉もひかれてしまうところがあります。
マンガである理由
まずは、なぜマンガという方法で東大読書という内容を伝えようとしたのでしょうか?
これは私の感想ですが、読書法を探している人は、やはり読書好きの人が多いように感じます。
したがって文字が多い、いわゆる本を読むことに慣れているはずです。
そのような人たちには、普通の本を書けばよいわけですが、この「マンガでわかる東大読書」は、読者のターゲットがさらに広いのではないかと思います。
読書嫌いの人にも本を読んでもらいたいけれど、活字だらけではその人たちには届かない。
そこでマンガという手段で読書があまり好きではない人たちにも、読書の面白さが伝わるようにしたのではないでしょうか?
読んでみるとわかるのですが、東大読書の方法が簡単に理解できるようになっているため、マンガで書かれいてるのはとても良い方法なのだなと思います。
内容について
マンガの内容としては、かなり強引な感じを受けてしまいます。
主人公は、想像通り読書嫌いの男性です。
その男性にこの著者が考えた「東大読書」をわかりやすく伝えていくのですが、それが強引なSFのような感じで進んでいくのです。
たくさんのキャラクターが出てくるので、飽きることなく読み進めることができます。
個性派ぞろいのキャラクターが用意されていますので、そこは面白いところですね。
やはりSFの感じで読書法を紹介していくので、相当に強引な感じを受けてしまいますが、楽しく読めるのではないかと思います。
読書はいつ始まる?
協調すべきは、この本でも紹介されているのですが、読書は読む前から始まっているということです。
読書嫌いの人は、読書を始めようとして、かなり難しいものから読み始めようとすることがあります。
そして、その本の難しさからすぐに飽きてしまって、読書嫌いが加速する。
そのスパイラルから抜け出すことができずに、最終的にはそのスパイラルからも外れしまって、一切読書をしなくなってしまう。
これは最初の出だしが間違っていると言わざるを得ません。
ですから、読書は最初から始まっているということを知らなければならないわけですね。
自分が読む必要がある本を見つけることができるかどうか、そこからまずは始めなければならないわけです。
まずは、本屋さんに行って表紙やタイトル、帯などに書かれているものを読んで、自分が読みたいと感じた本を探すことが重要なわけですね。
本というのは著者の経験がそこに詰まっていると言ってもよいものです。
そして、あなたが知りたいこと、あなたが困っていること、それと同じ経験をしている著者は必ずいるはずなんです。
その本をいかにして探すか、ということが読書には重要だということですね。
ですから、重要なのがその本が何について書かれているのか、本を読む前から知っておくことなのです。
もちろん完璧に内容を知っているわけはありません、読んでいないのですから。
しかし、大まかな内容を考えて、自分に合っているのかどうかを判断する過程を行っていない方が多いように感じます。
まずはこのステップを意識して本を選ぶことを始めましょう。
段階的な読書法
自分のための本が選べたところで、この漫画のSFはさらに進んでいきます。
ストーリーが進んでいく中で、この「マンガでわかる東大読書」には、5つの読書法が紹介されています。
それらの方法すべてがとても役に立つものです。
受験勉強や資格試験の勉強のためにはこの読書法、小説などを読む場合にはこの読書法などというように、それぞれ使い分けることができるため、すべての読書法をまずは知ることが重要ですね。
そして、それが身につくように実践することが本当に大切です。
たまにある間違いは、その方法を取得してから、覚えてから実際に試してみようという考えです。
それは時間がもったいないです。
自分に役立つ方法がわかったら、すぐにでも試してみましょう。
その方法を実践する中で、身体で覚えていくようにしなければ、おそらく永遠に身につかないと思います。
まとめ
読書は難しい本を読むことではありません。
読書は自分に必要な情報をそこから得ること、そしてそれを自分の人生に活かしていくこと。
それこそが読書に必要なことです。
もちろん楽しむだけの読書も素晴らしいです。
楽しむということが、自分の人生をより良いものにしてくれますからね。
この「マンガでわかる東大読書」を読めば、いかにして本を自分の人生に活かしていくのか、その方法を知ることができます。
マンガとはいえ、侮ってはいけませんね。