幸せを感じる、満足を感じるためのおすすめの2つの方法とは?
幸せかどうか
幸せだと感じることがありますか?
感じられている場合は、毎日がとても楽しいでしょうね。
幸せだと感じるためには、今この瞬間に集中する、今やらなければならないことに集中することで感じることができるものなのだそうです。
それでは、私たちは幸せを感じることなど簡単なことなのではないでしょうか?
しかし、現実はそうではないことが多くなっているようです。
幸せを感じない
今の時代は、家にいながら買い物ができたり、いろんな情報がほとんど無料で手に入ったり、自分のことを発信することも簡単にできてしまう時代です。
そのため、幸せを感じる人が増えてもよいような状況なのだと思いますが、意外とそうではないという意見を多く聞きます。
健康やアンチエイジングを促進するためには、幸せな状況でいることはとても大切なことである、ということは疑いようもないことだと思います。
理由はたくさんありますが、幸せであると感じているほうが、ストレスを感じていない状況であるため、血流が良くなったり、ホルモンバランスが良くなったりするため、健康やアンチエイジングに効果があるわけですね。
いろんなものが手に入る今、なぜあまり幸せだと感じることが少ないのでしょうか?
マルチタスク
私たちは、職場や家庭でもいろんなことをやらなければならないと考えていますよね。
ミーティングの時間は何時だ、メールのチェックをしないと、返信が必要なメールには返事を書かないと、LINEから通知が来た、などなど。
他にも本当にたくさんのことがあるため、注意力を総動員していろんなことを考えている状態の場合が多くなっています。
同時にいろんなことを考えている状態では、あまり幸せを感じることができないのが私たち人間なのだそうです。
ちょっと考えてみてください。
友達や同僚と話をしているときはいかがでしょうか?
いろんなことに意識を集中させようとはしてない状態で、目の前にいる相手に心を集中させている状態で話をしているわけです。
その内容はそれほど重要ではないことであったとしても、単純に喜びを感じたりしないでしょうか?
自分の好きなこと
そして、一番わかりやすいのが、自分が好きなことを行っている瞬間です。
良く例に出されるのが、ゲームが好きな人がゲームをやっている瞬間の話ですね。
もう、時間を忘れてゲームに没頭している状態で、いつまででもこの状態を続けることができる、というような感じで本当に喜びを感じているはずです。
ちなみに私はゲームはあまり好きではないので、この状況はわからないですが。
芸能人の有吉さんなどは、ゲームが好きなようなので、ゲームをやっている最中はきっととんでもない幸せを感じていらっしゃるのでしょうね。
満足を得るためには
忙しい私たちは、いろんなことを同時に行うことが必要であり、同時にいろんなことが終わることこそ幸せを感じることだと思っているところがありますよね。
しかし、いろんな研究の報告を見てみると、満足を得る、幸せを感じるためには、その逆のことを行う必要があるようです。
時間を一番有効に使うためには、一度に一つのことしか行わず、意識をすべてそこに投入することなのだと、様々な実験から判明しています。
これは、ユニタスクとかフローとか言われる状態です。
そして、この状況こそ私たちが、一瞬一瞬を満足のいくように過ごせる方法なのだそうです。
一度に一つのことしか行わないことで、心を深く集中させることができ、満ち足りた思いを存分に味わうことができるのだとか。
ですから、今の私たちのように、いろんな情報が瞬時に得られる状況というのは、逆に満足や幸せを感じることができない状況なのかもしれません。
ストレスを感じる
今この瞬間に集中して、一つのことを行っていない場合、いろんなことをやらなけばならないと考えて、意識があちこちに行っている場合には、私たちの身体は少しですが、ストレスを感じている状態になっているそうです。
あれもやらなければ、これもやらなければ、というような思いになっている状態がほとんどですから、それは逆にできていないことを考えていることであり、ネガティブな感情を生み出していることが多いからです。
この意味からも、意識がいろんなことに分散している場合は、幸せを感じることができない状況になるのですね。
マインドフルネス
今ここに集中する方法としては、マインドフルネスが良いとよく言われますね。
マインドフルネスには、たくさんの方法があるようですが、一番有名なのは瞑想をしながら自分の呼吸に意識を集中させること。
瞑想していると、当然いろんなことに意識が向いてしまって、呼吸から意識が外れてしまうことが何度もあります。
しかし、そのたびに呼吸に意識を戻すことによって、意識を集中させる訓練を行うことができるのです。
瞑想というと難しいイメージがあるかもしれませんが、呼吸に意識を向けるだけですので意外と簡単ですよ。
また、長い時間行う必要がないのがマインドフルネスですので、その点でも気軽に行うことができますね。
アイビー・リー・メソッド
マインドフルネスの効果はわかったけれど、なんとなく瞑想を行うことには抵抗があるという場合、またマインドフルネスと一緒に行っても効果が高いのが、アイビー・リー・メソッドです。
名前は難しく感じるかもしれませんが、行うことは本当に簡単です。
- 夜、紙に「明日やるべきこと」を6つメモします。
- その6つの項目を重要だと思う順に番号を振ります。
- 翌日、メモの順番に沿って仕事(勉強)を進めましょう。そして例えば1番の項目を進めているときには、1番以外のことは行わないですし、考えることもしません。1番が終わったら、2番に進み同じことを行います。
- 全部できなかった場合は、悔やむことなく忘れましょう。これが重要です。
- その日の夜も、明日のための6項目を新しくメモします。
この1〜6を毎日行ないます。
これによって、今現在行わなければならないことに集中することができるようになります。
この方法は20世紀初頭のアメリカで行われていた方法です。
アメリカ最大の鉄銅会社であったベスレヘム・スチール・コーポレーションの社長チャールズ・M・シュワブは、会社の効率を改善するため、コンサルタントのアイビー・リーを雇いました。
チャールズ・M・シュワブは、経営の効率化のコンサルティングをアイビー・リー氏に依頼します。
そこで、アイビー・リーが考案したメソッドが、アイビー・リー・メソッドだったのです。
この方法は、あまりにも単純だったので、チャールズ・M・シュワブも最初は半信半疑だったようです。
しかし、チャールズ・M・シュワブ自身がその方法を試してみて、効果が高かったため全社員にこの方法を進めたということです。
ご存知の通り、アメリカ人のビジネスマンというのは、効果があるものしか取り入れないですよね。
そのアメリカで、効果が高いと認められたアイビー・リー・メソッドですから、その効果は想像できるのではないでしょうか。
しかも簡単に実践できるのがこのメソッドの優れたところです。
まとめ
私たちは、いろんなことを同時にこなしていくことがすごいことのように感じてしまいます。
しかし、仕事ができる人、頭の良い人というのは、実はそうではないのかもしれません。
今やるべきことに集中して他のことには意識を向けない、ということが経験的に効果的であることを理解しているのかもしれないのですね。
満足のできる、幸せな時間の過ごし方を知った今、リストの作成から始めてみてはいかがでしょうか?