読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

新型コロナウイルスの影響でイライラ。その対処方法とは?

イライラを解消したい

 

新型コロナウイルスのために、私たちはいろんな不自由を強いられていますね。

 

man in blue crew neck shirt standing beside green hammock
 

 

自由に旅行にも行けないし、人と自由に会話することも難しい状態です。

 

GoToキャンペーンもなんとなくグダグダですし、海外にももちろん自由に行くことができない現状ですから、家で過ごす時間が自然と多くなってしまいます。

 

家族で過ごす時間が長くなっているため、家族と一緒に過ごす時間を大切にしたいと考えている方も大勢いらっしゃるようです。

 

しかし、長い時間家族と過ごすことで、逆にストレスが溜まってイライラしているという方も多いのも事実ですよね。

 

イライラはすることは、健康に良くないことですし、アンチエイジングや美容にももちろん良い影響を与えるはずがありません。

 

 そこで、できるだけ簡単に取り組めて、イライラを解消することができる方法を調べてみることにしました。

 

狭い場所に閉じ込める

 

woman in pink T-shirt standing in train

 

まずは、狭い空間にいること自体が、精神的に良くない影響を与えているということを示す研究結果をご紹介します。

 

1965年に動物行動学者のパウル・ライハウゼンという方が行った実験があります。

 

それは、異常に混雑した環境に何匹もの猫を押し込めたらどうなるか、という実験でした。

 

猫好きが増えてきている現在では、ちょっと考えられない実験かもしれませんね。

 

この実験の結果、猫たちは横暴になってまさに「いじめっ子軍団」のような様相を呈してきたそうです。

 

また、ノルウェーの実験でも同様の実験が行われ、こちらはラットで行われたものです。

 

この実験ではラットは、自分たちの巣作りの方法を忘れたり、自分の身体を食べ始めるラットも出てきたと言います。

 

霊長類で行われた実験もあるようで、その場合はホルモンのバランスが崩れたり、生殖能力が急激に低下するという報告があります。

 

人間の場合

 

人間の場合は、様々な医学文献を分析した結果が報告されています。

 

これは、都市部居住者と非都市部居住者との比較ということで、狭い空間に押し込められるという状態とは違いますが、かなり参考になるものだと思います。

 

aerial view of people walking on raod

 

その結果は予想通り、都市部居住者に健康に良くない結果がたくさん出てきました。

 

 

このような結果が出ています。

 

統合失調症に至っては倍増するという結果になっています。

 

都会のような密閉した空間に暮らしていると、脳の中の偏桃体(恐怖のような感情を司るところ)や、恐怖心やストレスを調整する前帯状皮質脳梁膝周囲部が活性化するようです。

 

ストレスに対処する能力が低下することによって、物事を楽観的に考えることができなくなる、という報告もあることから、かなり精神的な影響があるようですね。

 

物事を楽観的に考える能力

 

物事を楽観的に考えることができるかどうかは、重要であるとは理解されているのですが、それがいかに重要かはあまり強調されません。

 

しかし、この能力は意外なほどに重要なもののようです。

 

楽観的に考えることができる人の方が、より健康的な行動をとり、中性脂肪の数値が低く、ストレスを感じてもそこから回復する力が強いのだそうです。

 

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この能力は、もっと強調されるべきものだと私は思っていますが、皆さんはどのように考えられるでしょうか?

 

特に新型コロナウイルスが流行して、室内にいる時間が長くなればなるほど、この能力は必要になってくると考えられます。

 

どう対処するべきか?

 

それでは、楽観的にいられる能力を強化するためには、いったいどのようなことを行えばよいのでしょうか?

 

実はものすごく簡単にこの能力を効果的に発揮できるようにする方法があるのです。

 

それは、自然の中で過ごすということです。

 

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森や山の中、川のほとりで過ごすことができればそれが最高ですね。

 

しかし、特に都市部に住んでいる場合は、そのようなことはなかなか望むことができません。

 

では、都市部に住んでいる場合は、いったいどうすればよいのでしょうか?

 

自然の効果は大自然に囲まれて過ごすことで得ることができますが、そうでなくても身近にある緑や川のせせらぎなどを聞く、などの簡単なことでも効果が期待できます。

 

自宅や職場、学校のそばにある小さな自然に触れることだけで、私たちの脳にはとても良い効果があるということですね。

 

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どんな都会に住んでいたとしても、公園などには1本は気が見つかるものですし、雑草が全く生えていない公園というものも、おそらくないでしょう。

 

道路のわきには人工的とはいえ、小さな植物が植えられているところがほとんどです。

 

そういった小さな自然でも十分に効果があると言われています。

 

こういった身近な自然に短時間でも触れることができれば、私たちの攻撃性は鎮まり、創造性も高まり、公共心を持てるようになり、その結果として心身共に健康になることができます。

 

ですから、都心部に住んでいるとしても、自然に触れることをあきらめる必要は全くありません。

 

むしろ、都心部に住んでいるからこそ、積極的に小さな身近な自然を探すことが重要であるということになりますね。

 

観葉植物

 

three green leafed plants

 

身近な自然を見つけて、それを見るということで、私たちの脳にはとても良い効果があることがわかりました。

 

そして、私たちの家の中にも、できる限りたくさんの自然を取り入れることが重要です。

 

特に新型コロナウイルスの影響で室内で過ごす時間が増えていますので、室内にも自然を持ち込むことがとても効果を発揮してくれます。

 

お勧めなのはやはり観葉植物ですね。

 

観葉植物の好影響は本当にたくさんありますよ。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

観葉側物の効果については、こちらを参考にしてみてください。

 

いくつか観葉植物の好影響をご紹介すると、やはり観葉植物も、私たちのイライラを鎮めるような効果をもたらしてくれます。

 

小さな観葉側物を眺めるだけで、私たちの脳からはアルファ波が出てくると言われています。

 

アルファ波は、私たちが覚醒しているけれどリラックスしているときに出てくる脳波です。

 

まるで瞑想している時のような脳波がアルファ波です。

 

瞑想していて、十分にリラックスしているときには、イライラすることがかなり難しいですよね。

 

空気清浄能力

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また、観葉植物は光合成二酸化炭素を吸って、酸素を出してくれます。

 

室内はどうしても換気ができないことがあり、空気が汚れてしまっている場合があります。

 

そのような場合も、観葉植物が酸素を出してくれるので、とてもさわやかな空気にしてくれます。

 

また、観葉植物には、シックハウス症候群のもとになる、有害物質(ホルムアルデヒドトルエン、キシレン、アセトンなど)を吸収してくれると、NASAの研究で報告されています。

 

有害物質を吸収してくれるため、私たちはそれらを排除するような活動をする必要がなくなるため、結果として免疫力も高くなるという効果が期待できます。

 

まとめ

 

新型コロナウイルスの流行によって、室内で過ごす時間が長くなってしまいがちですが、ぜひとも近くの自然を探すためにも、散歩に出かける時間を作ることをお勧めしたいと思います。

 

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外に出るのですから、自然に3密のうちの密閉空間から出ることになりますので、感染のリスクは少なくなりますが、それでも気になるという場合は、一人で散歩を行うことでリスクはさらに低くなります。

 

こういう時期だからこそ、近くの自然の力を借りて、健康的な生活を送っていきたいですね。