読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

ジャンクフードは頭が悪くなる?ジャンクフードの脳への悪影響について。

ジャンクフードの恐ろしさ

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ジャンクフードが身体に悪いということは常識だと思います。

 

しかしながら、どうしても食べてしまうという方も多いでしょう。

 

ジャンクフードの唯一の利点ともいうべきものが、どうしても食べてしまうという状況を作り出してしまっているのではないかと思います。

 

ほとんど栄養がないジャンクフードは、百害あって一利なしというべき食べ物ですが、無理やり何か利点がないかを探してみると一つか二つはありますね。

 

それは何かというと、おいしいということです。

 

ジャンクフードは、まずければだれも食べ続けるということはないと思いますが、超絶的においしいというのが問題ではないでしょうか?

 

もちろん手軽ですぐに食べられるということもありますが、一番罪が大きいのがおいしいということでしょう。

 

なぜジャンクフードがおいしいのかというと、高脂肪で高カロリー、そして高塩分量という、私たち人間の欲望を形にしたような食べ物だからです。

 

さらに甘いジュースを一緒に飲むことが多いのがジャンクフードですから、これ以上の幸福感を味わうのは不可能、というような食べ物になるわけです。

 

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これを食べるなということは、もう拷問に近いのかもしれません。

 

以前にスナック菓子をやめる方法をご紹介しています。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

スナック菓子もジャンクフードの一つです。

 

そのためジャンクフードをやめる方法も、これと同じようなものなので、こちらも参考にしていただけると思います。

 

そして、ジャンクフードがどれだけ身体に悪いのか、ということも理解しておくことが、ジャンクフードを控えるためには重要です。

 

ジャンクフードは太りやすい

 

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ジャンクフードを食べ続けると太りやすいということはすぐにわかると思います。

 

先ほどの高脂肪高カロリーで味が濃くなるように塩分も多くなっている食べ物ですから、太らないわけがありません。

 

さらに、ほとんど栄養が含まれていない、ということも問題です。

 

脂肪や糖質を吸収して処理するためには、たくさんの栄養が必要になりますが、その栄養がほとんど含まれていないのですから、身体は体内にある資源で必死に働かなければなりません

 

当然アンチエイジングや健康を促進するために使う資源はほとんどなくなるわけですから、老化を進めてしまう可能性もあるわけです。

 

ジャンクフードが脳に与える悪影響

 

そして、オーストラリアの研究によって、ジャンクフードは脳にも悪影響を与えることが指摘されています。

 

この研究はオーストラリアのディーキン大学などから編成されたグループによるものです。

 

2001年当時に60~64歳だった225人の男女に、食習慣に関するアンケートと脳のMRI(磁気共鳴画像)検査を実施し、さらに4年間経過を観察した後に、MRI検査をもう一度行い、前回の画像と比較するという実験を行っています。

 

この実験で注目されたのが、脳の中にある海馬という部分です。

 

脳の奥に位置する海馬は左右に1個ずつあり、人の記憶や学習、精神の安定などに深く関与している部分になります。

 

記憶力や学習能力に関係するこの海馬が、大きいか小さいかはとても重要だということはすぐにわかりますよね。

 

この研究では、アンケートを行って2つのグループに分けて結果を比較しています。

 

  1. 野菜や果物、魚などの健康に良いとされる食事を摂っているグループ
  2. ジャンクフードなどの健康に良くないと言われる食事を摂っているグループ

 

その結果は想像通りです。

 

最初の「健康型」食事パターンの人たちは、左側の海馬の体積が平均45.7㎣大きくなるという結果になっています。

 

一方の健康に良くないジャンクフードをよく食べる食事パターンの参加者たちは、左側の海馬の体積が52.6㎣小さくなるという結果でした。

 

この結果は、年齢や性別、教育、労働状況、抑うつ症状、身体活動、喫煙、高血圧や糖尿病などといった、海馬のサイズに影響を与える諸々の要因をすべて考慮しても変わらないということです。

 

いかがでしょうか、ジャンクフードが脳に与える悪影響は想像を超えるものではないでしょうか?

 

この研究では右側の海馬には変化が見られなかったということですが、左側の海馬が小さくなるということだけでも、脳への悪影響は明らかです。

 

記憶するための場所である海馬が小さくなるのですから、この結果から考えるとジャンクフードはどの年齢の人にも悪影響を与えることになりますね。

 

痴ほう症になる可能性が高い?

 

ジャンクフードは脳に悪影響を与えることから、痴ほう症などになる可能性が高くなることも同時に指摘されています。

 

先ほどの研究とは別に、米オレゴン州立大学とオレゴン健康科学大学の研究者たちによる研究報告があります。

 

この研究に参加した米国人の平均的な食生活を送る高齢者104人を対象に、血液検査を行っています。

 

対象となった高齢者の平均年齢は87歳と言いますのでかなり高齢の方が対象になっています。

 

その結果、野菜や果物に多く含まれるビタミンB、C、D、Eや、魚やナッツ類に多く含まれるオメガ3脂肪酸が血中に多い高齢者では、ジャンクフードをたくさん食べる高齢者よりも、認知能力テストの反応が速く、脳萎縮が抑えられていることが分かりました。

 

トランス脂肪酸

 

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ジャンクフードが痴ほう症になる可能性を高めてしまうのは、海馬が萎縮することからもわかると思いますが、合わせて問題とされているのがトランス脂肪酸です。

 

先ほどの米オレゴン州立大学とオレゴン健康科学大学では、トランス脂肪酸の危険性についても報告が出されています。

 

研究過程でトランス脂肪酸は、認知能力や脳萎縮の両方で有害であることが分かったというのです。

 

なぜなら、トランス脂肪酸の血中レベルが高くないお年寄りでは、認知能力の低下や脳萎縮はあまりみられなかったからであり、逆にトランス脂肪酸の血中レベルが高い場合は、その逆の結果が出たからです。

 

ジャンクフードというと、例えばフライドポテトのあのカリっとした食感がなんとも言えずおいしいですよね。

 

しかし、あのカリっとした食感を出すためには、トランス脂肪酸が使われている可能性があると言われています。

 

また、お菓子などのサクッとした食感を出すためにも、トランス脂肪酸はたくさん使われています。

 

トランス脂肪酸はできれば避けるべき、というレベルのものではなく避けなければならないものであるとの認識が必要になるでしょう。

 

ジャンクフードがどうしても食べたい

 

ジャンクフードは、今後一切食べないというのが理想的ですので、今日から皆さんそうしてください。

 

といって、ジャンクフードをやめられる人はほぼいないでしょう。

 

どうしても食べたいときは、人間ですから当然ありますよね。

 

そんな、どうしても食べたくて我慢できないときは、潔く食べてしまってもよいと思います。

 

そして、食べてしまった後は、罪悪感を感じることなく、次の食事でしっかりと調整するようにしましょう。

 

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次の食事は、野菜や果物を中心にして、抗酸化物質をたくさん摂るようにして身体の酸化を防ぎ、肉ではなく魚を食べてオメガ3脂肪酸を摂るなど、しっかりとケアすることでジャンクフードの悪影響が身体に及ばないようにすることが重要です。

 

そして、徐々にジャンクフードを食べる量を、無理なく減らしていくようにすることで、ストレスなく改善できると思います。

 

まとめ

 

ジャンクフードの悪影響はどのように感じたでしょうか?

 

太りやすい、身体に悪いというイメージはあったと思いますが、脳への影響についてはあまり知られていないように感じます。

 

しかし、脳への影響があることがわかってしまった今、アンチエイジングや美容、健康促進のためには、ジャンクフードはできる限り控える必要がありそうです。