読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

空腹睡眠ダイエットについて。空腹睡眠について少し考えてみた。

空腹睡眠ダイエットについて

 

空腹睡眠ダイエットという方法が、テレビで紹介されていましたね。

 

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ネーミングの通り、空腹で睡眠をすることでダイエットを行うのかと思っていたら、少しだけ付け足さなければならないことがありました。

 

空腹睡眠ダイエットとして紹介されていたのは、次の4つです

 

  1. 朝食の前に軽い運動
  2. 朝食はしっかりと食べる
  3. 毎日水を3リットル飲む
  4. 寝る5時間前に食事を終える

 

これだけです、と言いたいところですが、結構きつい内容ではないかと思います。

 

おそらくほとんどの人が、寝る5時間前に食事を終えることは難しいと感じるのではないかと思います。

 

どうしてもお腹がすいてしまったときには、茶わん蒸し・ナッツ・カロリーゼロのゼリーなら食べてもよいそうです。

 

茶わん蒸しって、と思ってしまいますが・・

 

5時間というのは、寝る前に食べ物の消化を終わらせてしまおうということですので、絶対に5時間というわけでもなさそうですが、タンパク質や脂肪分は消化に時間がかかると言われていますので、このぐらいの時間が設定されているようですね。

 

空腹睡眠ダイエットの名前から、おそらく中核に位置していると思われる、空腹で寝ることのメリットは何度かお話しさせていただいてますが、改めて見てみたいと思います。

 

空腹で寝る効果

 

空腹で寝ることによって、健康に良い効果がたくさんあると言われているのは、誰もが知っていることだと思いますがいかがでしょうか?

 

眠りが深くなる

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空腹で寝ることで、眠りが深くなるために良質の睡眠をとることができます。

 

人間は自分の意志とは無関係に食べ物を消化します。

 

この消化活動はとても優れた機能なのですが、消化にはかなりのエネルギーが必要なのをご存知でしょうか?

 

多い人だと総摂取カロリーの10%を消化に使っていると言われています。

 

一般的には4~10%と幅があるので、絶対にこの数値というわけではないですが、消化はかなり活発な活動ということになりそうですね。

 

ですから、寝る前に食べ物を食べてしまうと、寝ている間も、この活発な活動が行われていることになります。

 

そんな状態ですから、当然眠りも浅くなってしまいます。

 

眠りが浅いと人間は太りやすくなるという研究結果があります。

 

スタンフォード大学が2004年に行った調査にその結果が詳しく出ています。

 

この調査によると、8時間寝た人に比べて5時間しか寝ていない人は、食欲がわくホルモン「グレリン」の量が約15%多く食欲を抑えるホルモン「レプチン」の量が約15%低いという実験結果が出ています。

 

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満腹で寝てしまうことで、眠りが浅くなると睡眠時間が短くなって、ダイエットの効果がなくなってしまう、というような悲劇が起こってしまうかもしれませんね。

 

さらにこの2つのホルモンのバランスが崩れると、甘い物や脂っこいこってりしたものが食べたくなる、という困った欲求も生み出すと言われています。

 

睡眠が不十分だと、生命の危機を感じて、カロリーを効率よくため込もうとでもしているのでしょうか?

 

なかなか厄介なものですね。

 

成長ホルモン

 

私たちは寝ている間に成長ホルモンを分泌しています。

 

成長ホルモンは成長期には身体を成長させるために必要なものですが、成長期が終わった後も身体の修復や回復のために絶対に必要なホルモンです。

 

しっかりと良質の睡眠をとることができれば、成長ホルモンの分泌が期待できるのですが、睡眠が浅ければ成長ホルモンの分泌が抑制されてしまう可能性があります。

 

さらに、寝ている間に血糖値が高くなると、成長ホルモンの分泌を抑制してしまうと言われていますので、寝る前に食べるのは成長ホルモンにダブルで抑制をかけてしまうことになりますね。

 

夜寝る前に食べるものってどんなものを選びがちでしょうか?

 

夜食に選んでしまうのは、ラーメンやお茶漬け、スイーツなど血糖値を爆上げしてしまうようなものばかり食べたくなってしまいますよね。

 

おいしさでその時には幸せを感じると思いますが、睡眠中の成長ホルモンの分泌はかなり抑えられてしまうわけです。

 

成長ホルモンの作用は、傷ついた身体の修復や回復ということは先ほどお話ししましたが、もう一つとても重要な作用があります。

 

それはダイエットをする人には絶対に必要な作用です。

 

それはいったい何なのかというと、成長ホルモンは脂肪燃焼に作用するということです。

 

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ですから、成長ホルモンの分泌が少なくなってしまうと、脂肪を燃焼させることが不十分になってしまい、結果としてメタボや肥満になってしまうということになります。

 

睡眠の5時間前までに食事を終えるということは、成長ホルモンの観点からも重要なことになりますね。

 

翌日の活動量

 

ダイエットを心がけるからには、脂肪を燃焼させてスタイルをよくしたり、体重を減らすことが目的ですよね。

 

ですから、良質の睡眠をとってホルモンバランスを整えて、成長ホルモンもしっかりと分泌させることがとても大切です。

 

眠りが不十分ですと、健康に良くない影響がありますし、なんといっても疲れが取れない状況を生み出してしまいますね。

 

睡眠不足の翌日を思い浮かべると、身体がなんとなく重いとか、頭がうまく働かない、という状況になっていることが簡単にイメージできると思います。

 

そして、その状況はダイエットにとっては最悪の状況になっているのはお分かりでしょうか?

 

しっかりと睡眠をとっていれば、活発に動けるために、日々の生活でもエスカレーター7やエレベーターを使わないで階段を使おうと思ったり、駅まで早歩きで歩こうと思ったりする活力があると思います。

 

しかし、睡眠が不十分で身体がなんとなく重いような場合に、そのような活力を生み出すことができるでしょうか?

 

やはり睡眠が不十分ですと、活動量が減ることになってしまって、消費カロリーも減ってしまうことになります。

 

その結果、ダイエットの効果が望んでいたほどではない、ということになってしまうかもしれません。

 

ダイエットを成功させるために、活発に活動して消費カロリーを増やすためにも、良質な睡眠というのは絶対に必要なものなのですね。

 

まとめ

 

空腹睡眠ダイエットは、とても理にかなったダイエットということができそうです。

 

なぜなら、満腹での睡眠の弊害がこれほどたくさんあるのですから。

 

しかし、寝る前に食べたくなるのが私たち人間です。

 

ですからどうしても食べたい、というときには代替案を用意しておく必要があります。

 

代替案がなければ、食べないという我慢になってしまい、私たちは欲望に我慢で打ち勝つことはかなり難しいことです。

 

水や白湯を飲んでみるとか、ストレッチをしてみるとかで、5分程度時間をおいてみると、意外と食欲を抑えることができるものです。

 

私はお風呂に入ると、空腹もまぎれるような気がするため、夜にお腹がすいた場合はお風呂に入るようにしています。

 

半身浴が好きな方の場合は、半身浴を行うことで、空腹を紛らわせることができるかもしれませんよ。

 

他にも、好きな本を読むなど、自分に合った方法で夜を過ごしてみることをお勧めします。

 

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どうしても何か食べたいというときには、先ほどの茶わん蒸し・ナッツ・カロリーゼロのゼリーを食べるようにすればよいのではないかと思います。

 

空腹で寝た場合、次の日の朝はかなりすっきりと目が覚めると思います。

 

その爽快感をしっかりと覚えておいて、次の日以降の空腹睡眠ダイエットの糧にするのも素晴らしいと思います。