読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

パプリカはキレイだけど栄養は?調べてみると栄養がすごかった!

パプリカってきれいだけど?

 

two red and orange bell peppers

 

パプリカって色鮮やかな野菜で、見た目で楽しめる野菜ですよね。

 

スーパーなどで並んでいるのを見ると、なぜか気分が少し上がるのは私だけでしょうか?

 

ちなみに、私はパプリカはものすごく好きというわけではなく、もちろん嫌いではないので、あれば食べるという感じなのですが、見た目に楽しませてくれるのはありがたいですね。

 

サラダなどに入っていると、彩もきれいで食卓が華やかになります。

 

しかし、このパプリカですがオモチャのようなイメージが私にはあって、あまり栄養価が高いイメージがないのですが、皆さんはいかがでしょうか?

 

オモチャというのは私のイメージの話ですので、どれほどの栄養価があるのか実際に調べてみることにしました。

 

そうすると、パプリカを見直す必要があることが判明してしまいました。

 

パプリカとピーマン

 

パプリカとピーマンって形が似ているというか、同じですよね。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

それもそのはず、パプリカはピーマンが熟した野菜だということです。


ピーマンは熟す前に収穫されているので、色が緑色ですが、熟すとパプリカの鮮やかな赤や黄色になります。

 

そして、成熟未成熟という違いがある上に、それぞれで品種改良がおこなわれているため、食感などが全く別の食べ物のようになっているのだそうです。


つまりパプリカはピーマンと同じ仲間ですが、栄養価が高いのはパプリカということになります。

 

なぜなら、ピーマンは未成熟だからです。

 

ピーマンはかなりたくさん栄養価が含まれる野菜なのですが、そのピーマンを子ども扱いしてしまうパプリカの実力とはどれほどのものなのでしょうか?

 

パプリカの栄養

 

orange and red bellpepper lot


パプリカに含まれる栄養は色によって、含有量や含有している栄養成分に違いがあります。

 

黄色パプリカ


黄色パプリカの一番の特徴はビタミンCが豊富なことです。

 

そのビタミンCの含有量は、ピーマンの2~3倍と言われています。


ビタミンCがとても豊富であるということは、シミ・そばかすを防ぎ美白効果が期待できます。


そして、パプリカに含まれるビタミンCはメラニンを抑制させるだけでなく、コラーゲンを作る際に補酵素として働くビタミンです。

 

コラーゲンは肌を若々しく保つためには、絶対に必要なものであるということはもう常識ですよね。

 

しかし、ビタミンCが十分になければ、コラーゲンを作ることができないため、そのコラーゲンを保つことができず、肌にしわやシミなどができてしまう原因となります。

 

そのため、ビタミンCはスキンケアには欠かせないビタミンということになります。


さらにビタミンCには疲労回復や、免疫力向上などの効果がありますので、スキンケアだけでははなく、健康促進にも効果が期待できる成分です。

 

ビタミンCは風邪に効くと言われることがありますが、それは免疫力を高めることで風邪を予防することができるということであり、風邪をひいてしまった後に風邪を治すということはあまり期待できないようです。

 

とはいえ、免疫力を向上させるということは、それが風邪を早く治すことにつながるものでもあるために、間接的には効果があるということかもしれません。


黄パプリカに含まれるβ-カロテンもビタミンC同様、非常に優れたものです。


βカロテンの効能は、皮膚や目の角膜、毛髪などの健康維持や美肌効果、免疫力の活性、生活習慣病の予防等様々な効果が期待できます。


また、βカロテンは体内で必要な分だけビタミンAに変化するという特徴がありますので、ビタミンAが不足しがちな身体にもパプリカは役に立つ食材です。


黄色パプリカの代名詞でもある黄色の色素は、β‐クリプトキサンチンによるもので、非常に高い抗酸化力があります。


体内の蓄積期間が他のカロテノイド(βカロテンの仲間)よりも長いというのが特徴です。

 

長時間蓄積するために、血液によってカラダの隅々まで運ばれてていき、その抗酸化作用の効果を発揮します。

 

そして、βクリプトキサンチンは、脂肪燃焼にも作用するという、とても頼もしい成分ですので、ダイエットにも強い効果が期待できます。

 

βクリプトキサンチンを12週間摂取すると、内臓脂肪が減少したという研究結果もありますよ。

 

先ほどのビタミンCやビタミンAも、抗酸化作用を持ち、身体を酸化から防いでくれる成分です。

 

抗酸化物質はそれ単体での働きよりも、多数のものが相互に影響しあって働くという特徴がありますので、黄色パプリカはその意味でもとても素晴らしい食材ということになりますね。

 

赤パプリカ

 red bell pepper beside sliced lemon

 

赤パプリカの赤色は、プサンチンと呼ばれる色素によるものです。

 

プサンチンは、唐辛子の成分であるカプサイシンとよく名前が似ているのですが、別の物です。

 

プサンチンは、トマトに含まれているリコピンのように、パプリカを赤くしている色素のことで、辛みはありません。

 

このカプサンチンは、強い抗酸化作用があるといわれていますので、これまた身体を酸化から守ってくれる優れた成分です。

 

この赤パプリカにも、黄色パプリカと同じように、βクリプトキサンチンが含まれています。

 

そのため抗酸化作用や脂肪燃焼効果が期待できます。

 

オレンジパプリカ

 

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オレンジパプリカのオレンジは、赤と黄を混ぜた色です。

 

そして、このオレンジパプリカは、赤パプリカと黄パプリカの両方の色素が含まれているという、まるでトランプのジョーカーのような存在のようです。

 

両方の良いところを兼ね備えているパプリカですので、先ほどの2つのパプリカと同じように、高い抗酸化作用や脂肪燃焼作用が期待できるパプリカですね。

 

パプリカに含まれるその他の栄養素

 

パプリカにはその他にも、たくさんの栄養素が含まれています。

 

カリウム

 

パプリカに含まれているカリウムは、私たちの身体の中のナトリウムバランスを整えてくれる作用があります。

 

カリウムは野菜や果物にたくさん含まているミネラルです。

 

ナトリウムバランスを整えるということは、身体から余計な塩分を排出してくれるということを意味します。

 

食生活が乱れている方、特に外食や総菜を買ってきて食べるという方の場合、どうしても塩分を摂る量が多くなってしまいます。

 

外食産業はマーケティングのためでしょうか、味が濃い物を販売していますよね。

 

健康のために薄味に仕上げたメニューをずらりと並べたとしても、販売促進はかなり難しそうであることは簡単に想像できますから、どうしても味は濃くなってしまうのでしょうね。

 

ファーストフードやジャンクフードなどは、まさに塩分の塊という感じですので、こういったものが好きな方も、塩分を摂りすぎている可能性があるわけです。

 

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そうなると、体内のナトリウムバランスは崩れてしまい、体内の水分バランスも崩れてしまうことになり、高血圧や動脈硬化などの原因となってしまいます。

 

そこでパプリカに含まれているカリウムがとても良い働きをしてくれるわけです。

 

体内に不要なナトリウムを排出することで、体内のナトリウムバランスを整え、同時に水分バランスも整えてくれるわけです。

 

そのため、むくみに悩んでいる方にとっても、カリウムはとてもありがたい成分ですね。

 

水分バランスを整えることで、むくみの予防につながりますから。

 

まとめ

 

パプリカは見た目の華やかさに惑わされてはいけません。

 

ものすごい実力者であるということが分かった今、ぜひとも食卓に頻繁に登場させたい野菜の一つとなりましたね。

 

野菜中心の生活というのは、いろんな色の野菜を食べるということを意味しています。

 

その意味でもパプリカは外せない野菜ですね。