集中力を爆上げして仕事や勉強に集中し、さらにリモートワークも効率よくする方法とは?
作業がはかどらないストレスを感じる
日ごろの仕事や勉強、作業に身が入らない時ってありますか?
最近は新型コロナウイルスのため、自粛生活が続いている方が多いので、自宅で作業する方も多いと思います。
そんな中で、どうも自宅で仕事や作業を行うと、集中できないとか仕事がはかどらない、という感想を持つ方が大勢いらっしゃるようです。
自由な時間が増える一方で、なかなかその時間を上手に使えないということもあったりすると、やはり大きなストレスではありませんが、小さなストレスを感じてしまうものです。
そんなストレスも、小さいとはいえ長期間続けば確実に健康への悪影響が考えられますので、できれば改善したいですよね。
環境を変えると集中できる
カフェや図書館など、環境を変えると作業効率が上がるけれど、自宅だとどうしても作業に集中できない、仕事がはかどらないなどの感想を持つ方が多くいらっしゃいます。
実は仕事や勉強を行うときの環境というものが、私たちの集中力や効率性に大きな影響を与えているということがわかっています。
例えば、イギリスのサルフォード大学の研究によって、環境から受ける影響が明らかになっています。
英サルフォード大学の建築環境学部と、建築事務所ナイチンゲールアソシエイツ社が手がけた研究では、2011~2012年度にイギリス、ブラックプールの7つの小学校で、34の教室を使用した生徒751名を対象に行われました。
研究チームは、学年の最初と最後に、各生徒の年齢、性別、学業成績といった標準データを収集しました。
そして各教室のクオリティを、自然光の差す方向や教室の形状、配色、温度、音響など、10項目の環境因子によって評価したのです。
その結果、環境因子のうち6項目である配色、選択、接続、複雑さ、柔軟性、光は、成績のスコアと明らかな相関関係がみられたというのです。
その影響は相当に大きいもので、なんと1年間に25パーセントもの違いを生み出す可能性があるということです。
この結果はすごくないですか?
同じ結果を1年間で出そうとすると、良い環境で作業を行えば、単純計算で9か月間でよいということになりますから、4つの季節のうち、夏はバカンスで何もしないで遊ぶ、というようなことが可能になるのかもしれません。
単純な計算ですから、この通りというわけにはいかないかもしれませんが、この差は決して無視できないですよね。
カフェや図書館などで集中できるということは、その環境自体もお客様へのサービスの一環として考えられていることが多いため、集中することができたり、記憶力がアップしたりする効果があります。
もちろんすべてのカフェがそういった環境を整えているわけではないと思いますので、もしもカフェで作業するというのであれば、自分にとって作業や仕事がはかどる場所を探す必要があります。
そして、この環境の効果というものは、もちろん自宅で再現することも可能であるということが重要なポイントです。
こうなってくると、是が非でも仕事環境や勉強の環境、作業環境を整えたいですよね。
自宅の環境を整える
では、自宅の環境をどのように変えていけばよいのでしょうか?
自分の好きなカフェやお気に入りの場所があるのであれば、全く同じようにリフォームしてしまいましょう。
これが一番手っ取り早いのですが、現実的にできない方の方が多いのはわかっていながら一応提案してみました。
机の周りを整理する
机の周りが散らかっている場合、注意力が散漫になるということが研究によって報告されています。
研究を調べるまでもなく、机の上が散らかっていると、どうしてもいろんなものが目に入ってしまいますので、集中している意識が途切れがちになることは経験されているのではないでしょうか?
中には、机がとてつもなく散らかっていて汚いけれど、仕事がものすごくできるという人がいますが、それはおそらく散らかった机が効率的に整理されているような状態になっているのでしょう。
つまり、他人は散らかっているように見える机で、どこに何があるかわからないのではないかと思いますが、その本人にはどこに何があるのかがわかっていて、散らかっているほうが効率が良いのだと思われます。
そういう人がいるのは事実なのですが、大多数の人の場合はキレイに整理された机の方が集中できるはずです。
上の画像のような机で、しっかりと集中して作業する自信があるでしょうか?
私は全く自信がありません。
皆さんもおそらくそうですよね。
そのため、作業や仕事を始める前には、軽く机の整理から始めるようにしましょう。
最初に机をきれいに整理しておくことで、作業に集中できる環境ができると思います。
机に観葉植物などを置く
机に観葉植物などの、小さな植物を置くことが集中力を高めたり、作業効率を高めたりする効果があります。
観葉植物のすごい効果については、こちらも参考にしてみてください。
お気に入りのカフェなどを思い浮かべてみると、何らかの植物がいろんな場所に置いてあることがほとんどではないでしょうか?
植物から得られる恩恵はかなりたくさんあり、まずは空気をきれいにしてくれる空気清浄機のような機能があります。
そして、二酸化炭素を吸って酸素を出してくれるので、新鮮できれいな空気を与えてくれるというとてもありがたい存在です。
さらに植物を見ていると、私たちの脳からはアルファ波が出てくるという研究結果もあります。
アルファ波はリラックスしていながらも、覚醒しているという状態のときに出てくる脳波ですので、仕事や作業を進める上ではまさに理想の状態ということになります。
それを観葉植物を見るだけで達成できるとしたら、ちょっとした観葉植物をデスクの上に置かないという選択肢はないですよね。
香りを利用する
リラックスできる香りを利用することも効果がありますね。
アロマオイルなどを使って、ラベンダーやレモンなどの香りをかぐことで気分をリフレッシュさせることができます。
私のお勧めはヒノキの香りです。
ヒノキの香りは記憶力をアップさせる効果があるということが言われていますので、仕事や勉強に利用すると効果があるかもしれません。
ちなみに私はマスクの内側にもヒノキのアロマオイルをスプレーして使っています。
とても気分が落ち着いて良いですよ。
換気をこまめに行う
仕事や作業、勉強をしていると、換気することを忘れてしまうことが多いですよね。
しかし、密閉された空間で長時間いれば、当然二酸化酸素の濃度が高くなって、酸素の濃度は低くなっていきます。
もちろん生命維持に影響があるほどに二酸化炭素の濃度が上がることはありませんが、二酸化炭素の量があがれば、多少なりとも脳への酸素供給量が減ってしまうために、集中力や記憶力が落ちてしまうことになります。
ですから、できる限りこまめに換気を行うことをお勧めします。
ほとんどのエアコンは、室内の空気を循環させるようにできているだけで、換気の機能がないことが多いようです。
そのため、エアコンをつけている場合でも、こまめに換気を行うことが重要です。
スマホを置かない
仕事や勉強をしているときには、スマホを近くに置かないことが重要です。
集中しているときに、スマホの通知が来ると絶対に集中力は途切れます。
そうなると、心がさまよってしまうことになり、作業に集中できなくなってしまいます。
また、スマホが近くにあるだけで集中力が阻害されるという研究結果も出ています。
ですから、スマホは仕事や勉強をする際には、近くに置かないようにするか、電源を切っておくことが重要になります。
まとめ
環境から受ける私たちへの影響は、予想よりもかなり大きなものではなかったでしょうか?
環境を整えることで、1年間に25パーセントも効率が上がるということですから、ぜひとも環境を上手に整えて、効率を上げるようにしましょう。
新型コロナウイルスの影響で、自宅で仕事をしているという方も増えている状況です。
自宅でなんとなく作業がはかどらない、と感じている場合は、自分にできることから環境を変化させるようにしてみてはいかがでしょうか?
例えば換気をこまめに行う、ということはすぐにできることですよね。
そんな小さな変化からでも、意外と効率アップを実感できるかもしれません。
そして、集中力を高めるように環境を整えた上で、集中力や注意力を高めるために、様々な工夫をすることで、さらに効果が高くなるため、その相乗効果をぜひ体験してみたいものですね。
環境を整え、集中力を維持することができれば、仕事などでのミスも減るため、今後の生活がさらに充実したものになるのではないでしょうか?