物忘れがひどくなってきた。そんなときに行うべき改善方法とは?
物忘れがひどくなった
物忘れがひどくなってきた、という実感のある方はいらっしゃいますか?
年齢を重ねると、ほら、あの、ここまで出かかっているんだけど、ということが増えてくると言われていますね。
こういったことは、50代から増えるとも、40代からすでに始まるとも言われています。
とはいえ、若いうちから物忘れがひどくなってきた、ということを言い始める人もいるのも事実ですので、人それぞれかもしれません。
具体的に言うと
- 人の名前が出てこない
- 物の名前が出てこない
- 映画や本のタイトルが思い出せない
こんな感じでしょうか?
CMなどの話をしているときに、芸能人の名前が出てこないことがあると、ちょっと悲しい気持ちになってしまいます。
私だけでしょうか?
最近の若い芸能人の名前が出てこない、というのはそもそも覚えていないので悲しくもなんともないですが、ずっと覚えていた芸能人の名前が出てこないとちょっとショックです。
また、会話の中で突然固有名詞が出てこない、という状況もショックですよね。
ちなみにこれは病気というわけではないようなので、全然気にならないという強者の方はそのままでもよいのでしょうけれど、私はこの状況がすごく嫌なので、改善したいと思っていました。
脳の老化
このもの忘れが激しくなってきたというのは、年齢とともに起こるものであるということは先ほど申しましたが、これが何を意味するのかはお分かりだと思います。
そうです、脳の老化が原因ですよね。
ですから、物忘れを改善するということは、脳のアンチエイジングにつながるということになりますね。
物忘れをあまりしない、という方を見てみると、実際若々しく見えることが多いです。
それはなぜかというと、身体の血流や老廃物の除去、活性酸素を除去して酸化を防ぐということは、当然ですが脳が陣頭指揮をとりながら行います。
その脳が老化してしまった場合、正しい指令を出すことができなくなる可能性がありますよね。
そうなると、当然全身のアンチエイジングも訳が分からない方向に行ってしまうことが考えられるわけです。
ですから、アンチエイジングや美容を促進するためには、脳にはいつまでも若々しい状態をキープしてもらう必要があります。
物忘れをするということも老化の一つですから、これをしっかりと改善することがアンチエイジングを効果的に進めることにもつながります。
ですからこれはもう、物忘れを改善する方法を実践することで、脳のアンチエイジングを行って、さらに全身のアンチエイジングも行っていくしかないですよね。
抗酸化物質を摂る
脳も身体の一部ですから、酸化を防がなければ身体と同じように老化してしまう可能性があります。
酸化を防ぐためには、野菜や果物を中心とした生活を送ることによって、ポリフェノールなどの抗酸化物質をたくさん摂ることが重要です。
ポリフェノールやビタミンA、C、Eなど、抗酸化物質はたくさんあります。
ポリフェノール自体も、いろんな説があるようですが、数千種類あるということなので、もう膨大な数の抗酸化物質があるようです。
そして、この抗酸化物質は一つが単体で働くのはとても効率が悪く、いろんな抗酸化物質がタッグを組んているかのように、相互に影響しあうことで抗酸化作用をより強力に発揮することができるのだそうです。
ですから、いろんな野菜や果物をたくさん食べることが重要ですね。
逆に一種類だけの野菜や果物を食べるということは、かなり損をしている食べ方ということになります。
ぜひともいろんな種類の野菜や果物を毎日とることを心がけましょう。
こちらの記事も、ぜひ参考にしてみてください。
メモを手書きで摂る
最近は、スマホやパソコンなどが普及しているために、手書きでメモをするという機会が減っているようです。
あなたはいかがでしょうか?
スマホやパソコンは便利ですし、メモやノート、筆記用具などを持ち歩く必要がない、ということも便利ですよね。
さらに紙を無駄にしない、ペーパーレスの活動もあったりして、ますます手書きでメモを取るということが少なくなっているようです。
しかし、脳の老化を止めるという観点でいうと、これはかなりもったいないことになるようです。
手を動かして何かを紙に書く、という行為は脳の一つの部分が働いているということではなく、かなりたくさんの脳の部分が連動して動いているということがわかっています。
そのため、脳は活発に活動することになり、その結果脳のアンチエイジングにもつながるようです。
逆にパソコンやスマホの場合は、規則的に指が動いているだけなので、それほど多くの脳の領域が動くことはないようです。
思い出すこと
そして、手書きでメモを取ることで脳が活性化するもう一つの理由が、思い出すことにあります。
最近では、記憶を定着させるためには、思い出すことが重要であると言われています。
ですから、何かを覚えなければならない場合は、その覚えるものを見て覚えようとするのではなく、覚えなければならないものを隠すなどして思い出す訓練が必要になります。
その際に、紙に書いて覚えているかどうか確認するということはとても効果的なのですね。
英単語の覚え方
ここで、少し脱線して英単語の覚え方を考えてみましょう。
学生時代に英単語の記憶に苦労した人は多いでしょう。
というよりも、英単語の記憶で苦労しなかった人に私は出会ったことがありません。
もちろん帰国子女などは別ですが。
そして、歴史の年号や元素記号など、あらゆる記憶すべきことで、苦労しなかった人に出会ったことがないですね。
ということは、私は記憶が苦手だといっている方が多いですが、それって普通のことだということです。
脱線しまくりですが、英単語の暗記に戻ると、多くの方が単語帳を見ながら紙に英単語と日本語を何度も書いて覚えていたのではないでしょうか?
さて、ではこの方法は、間違っているのはお分かりでしょうか?
間違っているのは、単語帳を見ながら英単語を何度も書いているところです。
先ほど、人の記憶は思い出すときに定着するということを申し上げました。
ということは、英単語を書いて覚えるのであれば、単語帳を閉じるなり隠すなりして、見えない状況にして、覚えているか、思い出せるかを紙に書いて確認しなければ記憶に定着しないわけです。
もちろん、一発で記憶に定着はしませんので、復習は必要ですが。
復習の方法は分散学習という方法を使って行うと効果的です。
逆に単語帳を見ながら紙に書いていると、思い出すという作業が全くないために、本当に非効率な方法になってしまいます。
日記をつける
手書きのメモを習慣にすることで、脳を活性化することができ、アンチエイジングにもつながることをお話ししてきました。
手書きが習慣になっていない場合は、どんなことでも構いませんので手書きをしてみるということから始めるのが良いですね。
そして、手書きが最も効果的になるのは、その日の終わりに日記を書くことだと思います。
なぜなら、その日に起こったことを思い出しながら、手書きしていくということになりますから、記憶の定着にはもってこいですよね。
そして、脳から記憶を引き出すという作業もありますので、物忘れを改善する効果も当然期待できるわけです。
まとめ
物忘れは老化であきらめるというのはもったいないです。
手書きで改善できる可能性があるわけですし、慣れてくれば手書きも楽しいものですよ。
英単語の記憶についても、物忘れの改善や脳のアンチエイジングには効果があるのはわかると思います。
これを機に英語の勉強、またはほかに興味があることの勉強を始めてみるのもよい脳のエクサイサイズになるのではないでしょうか?