ピーナッツにはダイエット効果がある?その上手は食べ方は?
ピーナッツって太る?
ピーナッツを食べると太るというイメージがあるのではないでしょうか?
特にピーナッツバターなんかは太りやすそうですよね。
ピーナッツは、100グラムで約590キロカロリーと高カロリーの食べ物なので、食べると太るというイメージがあるのだと思います。
確かに、ピーナッツは食べ始めると止まらないという感じになってしまうため、ついつい食べ過ぎてしまうものです。
食べ過ぎると太るというのは当然なのですが、それは何もピーナッツに限ったことではありません。
ピーナッツも上手に食べることで、逆にダイエット効果を得ることが可能のなのですよ。
ピーナッツの効果について
ピーナッツには様々な健康への効果があります。
それを上手に取り入れることができれば、ダイエットはもちろんアンチエイジングや健康促進にも効果が期待できるという、優れた食べ物です。
選び方
ピーナッツの健康への効果を得るためには、まずピーナッツの選び方が重要になってきます。
とはいっても、それほど難しい基準ではなく、味付きや塩を添加したものを選ばないということです。
味付きのものや、塩をかけたピーナッツはおいしさのあまり、食べ過ぎてしまうものです。
私も、バターや塩で味付けされているピーナッツは、ここで終わり、と決めてもあと一つ、あと一つと食べてしまい、当然のように食べ過ぎてしまいます。
さらに味付きのピーナッツは、あまりよくない脂質が使われている可能性もあるために、できれば避けた方がよいです。
ピーナッツを選ぶときには、味が付いていないもの、殻のままで販売されているピーナッツを選ぶとさらに良いですね。
殻付きのものはむくという作業が必要ですので、食べる前にひと呼吸おくことが自然にできます。
一気に食べることができないことから、食べ過ぎることを防ぐことができるかもしれませんね。
職場や学校などでは、ピーナッツの皮をむいて食べるというのは、かなり恥ずかしいと思いますので、向いたものを持っていくということになるかもしれませんが。
薄皮を食べる
殻付きのピーナッツを買った場合、自分で固いからをむいて食べるわけですが、その時に茶色の薄皮もむいてしまって食べる方が多いですね。
しかし、それはとてももったいないことなんです。
ピーナッツの薄皮には、ポリフェノールが豊富に含まれているからです。
ポリフェノールは、身体の酸化を防いでくれるとてもありがたい成分です。
身体が酸化することで、健康への悪影響が出たり、老化が進んでしまうため、ポリフェノールを摂ることでその酸化を食い止めることがとても重要なのです。
しかし、ピーナッツの薄皮を食べないで捨ててしまうと、そのポリフェノールも捨ててしまうことになってしまいます。
ですから、茶色い薄皮はむかないでピーナッツと一緒に食べましょう。
脂肪燃焼効果
ピーナッツには、バリン、ロイシン、イソロイシンなどのアミノ酸が含まれています。
これらのアミノ酸は、体内で作ることができないために、必須アミノ酸に含まれているものです。
バリン、ロイシン、イソロイシンは疲労を回復させたり、免疫力をアップさせる効果があると言われています。
これらは、その一部が筋肉内に蓄えられて、激しい運動をした時のエネルギー源となるものですので、ダイエットでは重要な運動の効果を高めてくれる効果があります。
アミノ酸自体も脂肪燃焼に重要なものですし、運動の効果も高めてくれることから、脂肪燃焼にピーナッツはとても有効だということになりますね。
食物繊維
ピーナッツには、食物繊維がたくさん含まれています。
食物繊維が含まれていることで、腸内環境を整える効果があり、ダイエットに効果を発揮してくれます。
食物繊維は、腸内細菌の餌になることで、腸内の善玉菌を増やすという効果があります。
善玉菌や日和見菌が食物繊維を分解し、発酵させる過程で短鎖脂肪酸を出します。
そして、短鎖脂肪酸が腸から吸収されると、脂肪組織がそれを感知し、脂肪を燃やし始めるといわれています。
また、短鎖脂肪酸がたくさん発生すると、小腸からインクレチン(GLP‐1)というホルモンが出ます。
このホルモンには食欲を落とす効果もあると言われているので、結果的に痩せやすい体質になると言われています。
ビタミンE
ビタミンEも抗酸化作用があるため、身体の酸化を防いでくれる効果があります。
抗酸化物質は、単一で働くよりもたくさんの抗酸化物質が相互に影響しあうほうが、抗酸化作用が強くなると言われています。
そのため、ピーナッツは抗酸化作用がとても強い食材ということが言えそうですね。
抗酸化作用が強いことで、血管の酸化を予防し、動脈硬化などを防ぐこともできます。
その結果、血流が良くなることで、ダイエットや健康に良くないと言われている末端の冷え性などの改善も期待できます。
満腹感、腹持ちが良い
ピーナッツは食物繊維が豊富に含まれています。
そのため、体内に糖質が吸収される時間をゆっくりにしてくれる効果があります。
時間をかけて糖質を体内に取り込むということは、その間は空腹を感じにくい状態になるということですので、腹持ちが良いということになります。
ダイエットでは間食におやつや甘いジュースを飲むのは良くない、ということは誰もが理解していることですが、どうしても食べてしまうことってありますよね。
しかし、腹持ちが良いピーナッツはそういったことも防いでくれるかもしれません。
どの程度食べるのが良いのか?
ピーナッツは、健康に良い効果がたくさんありますが、やはり高カロリーな食べ物ですので、どの程度食べてよいのかが気になると思います。
ピーナッツは、一日に25~30粒程度が最適と言われています。
ピーナッツは小さくて、簡単に食べられる食材ですので、どうしても食べ過ぎてしまいがちですが、この数字を意識して健康のために、毎日の生活に取り入れるようにしましょう。
食べるタイミングについて
食べるタイミングについても、健康やダイエットのためには意識しておきたいですよね。
ピーナッツを食べるタイミングとしては、食間や間食したいときに食べると効果的だと言われています。
お勧めは、やはり食事の1時間程度前にピーナッツを食べることです。
食物繊維が含まれていることから、血糖値の急上昇を予防する効果が期待できるからです。
食物繊維は食べた後、1時間~1時間半ほどで水分を含んで、胃の中に数時間残っていると言われています。
そのため、ピーナッツを食事の1時間程度前に食べることで、食事で摂る糖質の急上昇を抑える効果が期待できるということになります。
間食に食べる場合も、ピーナッツには健康に良い効果がある成分がたくさん含まれていますので、スナック菓子や甘いスイーツなどを食べるよりも、ピーナッツを食べるようにした方が、ダイエット効果は確実に高くなりますね。
まとめ
なんとなく太りやすいと感じてしまうピーナッツですが、その食べ方をしっかりと理解して食べれば、健康への効果はかなり大きなものになります。
しかも、ピーナッツは比較的に簡単に手に入るため、生活に取り入れることは難しいことではないのではないでしょうか。
アンチエイジングやダイエットというのは、継続しなければ何の効果ももたらさないものですので、取り組むものは簡単にできるものでなければななりません。
その意味でも、ピーナッツは優れた食べ物ということができそうですね。