読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

腸内細菌を整えることで痩せる。痩せる体質になるための痩せ菌について。

腸内環境を意識していますか?

 

アンチエイジングや健康促進のためには、余計な脂肪を減らすことはとても重要です。

 

必要以上の脂肪があると、身体に悪影響のある物質を分泌しますし、良性物質と言われるアディポネクチンの分泌を減らしてしまうという悲しい結果になってしまいます。

 

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ですから、余計な脂肪を減らすことが、健康促進やアンチエイジングには必要不可欠ということになります。

 

ダイエットの効果を感じない

 

脂肪を減らそうとして、ダイエットを実践している方の中には、あまりダイエットの効果を感じないという方もいらっしゃるようですね。

 

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そのような方の場合の多くは、体重にしか意識を向けていないということがあります。

 

ダイエットというのは、いろんな要素をトータルで見ていかなければならないので、例えば体重だけを計測して、体重が減らないなと実感しているとしたら、もっといろんな要素を確認する必要があります。

 

例えば体脂肪が体重は減っていないけれど、体脂肪が30%から25%に減っていたとしたら、ダイエットの効果はしっかりと出ているということになります。

 

また、いつもよりも身体が軽く感じて、疲れにくく感じるというような場合も、やはりダイエットの効果は出ているということが言えると思います。

 

日々活動的に行動できることで、仕事や勉強にしっかりと集中できるようになっているのであれば、それはダイエットの効果であると考えてよいのではないでしょうか?

 

体重だけに着目していては、せっかくの効果に気が付かないで、ダイエットを断念してしまうということになりかねませんので、それは本当にもったいないですよね。

 

ダイエットをもっと効果的に

 

とはいえ、やはりダイエットを行うからには、より早くより効果的に行っていきたいのが正直なところですよね。

 

ダイエットをもっと効果的にするためには、腸内環境を整えることを意識して改善していくことが大切です。

 

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ダイエットを考えている、実践している方の多くは食事内容や運動などには注意を向けている方が多いですが、自分自身の腸内環境に関しては無頓着という方が多いように感じます。

 

しかし、腸内環境を整えることで、ダイエットの効果はかなり異なることがわかっています。

 

ワシントン大学の研究によって、同じ食事や生活習慣でも太りやすい体質、痩せやすい体質の人がいるのには、腸内フローラが関わっているということが報告されているのです。

 

これを聞くと、ぜひとも腸内環境を整えておきたいと思いませんか?

 

善玉菌が痩せやすくしてくれる?

 

腸内環境を整えるには、腸内の善玉菌を増やすことが重要ですよね。

 

腸内には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌と、大きく分けて3種類の菌がいます。

 

そして、その割合が2:1:7になる、つまり善玉菌が悪玉菌よりも多くなる状態が、理想の腸内環境であると言われています。

 

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日和見菌は、善玉菌が多ければ善玉菌の味方になりますし、悪玉菌が多くなると悪玉菌の味方になります。

 

ですから、ぜひとも善玉菌を増やして、日和見菌にも善玉菌の役割をしてほしいわけです。

 

そうすることで、善玉菌と日和見菌が、体質を痩せやすい体質に変えてくれるという、なんともうれしい状態になるのですね。

 

腸内環境が改善されるとなぜ痩せやすくなるのか?

 

善玉菌や日和見菌が食物繊維を分解し、発酵させる過程で短鎖脂肪酸という酸を出すということが報告されています。

 

短鎖脂肪酸とは、身近でいう酢酸や酪酸などの酸のことです。

 

この短鎖脂肪酸は、悪玉菌を抑制するというありがたい効果があります。

 

短鎖脂肪酸を作りやすい代表的な腸内細菌は、善玉菌と共生する日和見菌、バクテロイデス門のバクテロイデス属という菌になります。

 

さまざまな研究でやせ型の人に多く検出されている菌でして、いわゆる「やせ菌」と呼ばれている、ダイエットを心がける人には、ぜひとも活躍してもらいたい菌になります。

 

ここからわかるように、痩せ菌と呼ばれる腸内細菌は日和見菌です。

 

日和見菌が善玉菌と同じ働きをしてもらうためには、腸内の善玉菌を増やしておかないと、効果的な働きはしてくれないことになります。

 

ですから、腸内環境を整えることは、ダイエットの効果に大きな影響を与えるのです。

 

腸内環境を整えるためには

 

腸内環境を整えるためには、やはり日ごろから食物繊維を含んだ食べ物をたくさん食べることが重要です。

 

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つまり、野菜や果物を中心とした食生活を送ることで、腸内環境を整えることができるということですね。

 

食物繊維をたくさんとると、食物繊維が大好物である善玉菌が増えていくことになります。

 

その結果として、日和見菌が善玉菌と一緒に頑張ることになりますので、やせ型の腸内細菌がたくさん増えるようになります。

 

腸内細菌に痩せ菌が増えていけば、当然ですが生成される短鎖脂肪酸も増えるので、さらにやせやすくなります。

 

食物繊維を摂ることで、血糖値の急上昇も抑えることができるために、肥満予防になりますし、さらに腸内環境を整えることで、痩せやすい体質に変えることができる。

 

食物繊維のすごさを改めて感じてしまいますね。

 

痩せ菌のさらなる効果

 

痩せ菌には、その他にも素晴らしい効果を私たちにもたらしてくれます。

 

痩せ菌から出される短鎖脂肪酸が腸から吸収されると、脂肪組織がそれを感知し、脂肪を燃やしてくれるといわれています。

 

脂肪を燃焼させるということは、ダイエットの目的ですから、まさにダイエットには必須の効果ですね。

 

また、短鎖脂肪酸がたくさん発生すると、小腸からインクレチン(GLP‐1)というホルモンが出てくると言われています。

 

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このホルモンには食欲を落とす効果がありますので、腸内環境が整っていれば、食べ過ぎるということも予防してくれるということになります。

 

発酵食品を摂る

 

発酵食品を摂ることで、腸内環境を整えることができる、ということはもう常識ですよね。

 

ヨーグルトのCMでは、盛んに腸内環境の改善をうたっていますから、誰もが知っていると思います。

 

簡単に言うと発酵食品を摂ることで、腸内環境を整えるための善玉菌を外から補ってやろうということです。

 

発酵食品は、微生物によって発酵が進められているわけですが、それらの微生物は腸内で善玉菌として働いてくれるものが多くあります。

 

それらの微生物は、消化の過程で死んでしまうものも多いのですが、それが善玉菌の餌となることで、結果的に善玉菌を増やす効果が期待できるのです。

 

もちろんいくつかは生きたまま、腸内に届くものがありますので、それは腸内で善玉菌として活躍してくれる、ありがたい存在になってくれます。

 

発酵食品は、ヨーグルトはもちろんですが、キムチや納豆などいろんなものがあります。

 

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日本人の私たちは、ヨーグルトやキムチも良いのですが、やはり昔から食べている味噌や醤油、漬物、納豆などの発酵食品が身体にあっていることが多いようです。

 

発酵食品はぜひとも毎日食べるようにして、痩せ菌を獲得しましょう。

 

まとめ

 

腸内環境を整えることが、これほどダイエットと関係していたというのは、意外と知られていないのではないでしょうか?

 

最近では肉だけを食べたりするダイエットもあるようですが、腸内環境の観点から考えると、ちょっと疑問を感じますね。

 

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悪玉菌は動物性脂肪や脂質などが大好きですから、肉や卵だけを食べると腸内環境は悪玉菌が増えてしまいますから、痩せ菌の効果がなくなるかもしれません。

 

ダイエット法は自分に合った方法を選べばよいのですが、私としては腸内細菌を味方にしつつ進めることを選びたいです。