読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

腸内環境を改善するにはビフィズス菌がポイントになる!

ビフィズス菌について

 

close-up photo of white cream in clear shot glass

 

腸内環境を整えるためには、ビフィズス菌が重要であるということは、CMなどでよく言われていますね。

 

ヨーグルトなどのCMでは、必ずと言ってよいほどビフィズス菌のことが取り上げられます。

 

ビフィズス菌は、腸内環境を整えるためにはとても重要な細菌なのですが、その働きについてはあまり知られていないかもしれません。

 

ビフィズス菌についての理解を深めることで、腸内環境を改善するには何が必要なのかを知ることができますよ。

 

腸内には、善玉菌と悪玉菌、そして日和見菌の3つのタイプの菌が住んでいるということはご存知だと思います。

 

ビフィズス菌は、その中の善玉菌に属するものになります。

 

私たち人間の腸には通常1~10兆個のビフィズス菌が住んでいると言われておりまして、その他の善玉菌はビフィズス菌の百分の一以下なのだそうです。

 

ですから、いかにビフィズス菌を腸内で増やすか、ということがとても重要になってくるわけです。

 

ビフィズス菌の種類

 

このビフィズス菌ですが、いろんな種類があるようで、菌種は50種類以上いるようです。

 

ただし、人間の腸内の環境で生息できるビフィズス菌10種類ほどのようです。

 

乳酸菌とビフィズス菌の違い

 

乳酸菌飲料のイラスト

 

ヨーグルトのCMを見ていると、ビフィズス菌と同じように乳酸菌のことが取り上げられると思います。

 

ビフィズス菌と乳酸菌は、どちらも善玉菌に当たりますが、違いがはっきりと判らないかもしれませんね。

 

どちらも善玉菌のため、ひとくくりにして考えておけばよいとも言えますが、一応違いについてみておきましょう。

 

乳酸菌は、その名前からもわかる通り、発酵によって「乳酸」を生み出す菌です。


そしてこの乳酸菌は酸素がある環境でも生きることができるため、人や動物の腸内はもちろん、乳酸品、漬物などの発酵食品、植物など自然界に棲息しています。

 

発酵食品をおいしく食べることができるのは、乳酸菌のおかげということになりますね。

 

対してビフィズス菌は、乳酸菌と同じように乳酸を生み出すのですが、さらに酪酸を生み出すことができます

 

乳酸菌と違って、ビフィズス菌は酸素がある場所では生きていくことができない、と言われていますので、私たちの腸内のような場所でしか生息できない菌です。

 

最近では乳酸菌が入った食品がたくさん販売されていますね。

 

乳酸菌飲料などは比較的簡単に購入できるのではないでしょうか?

 

しかし、腸内の善玉菌のほとんどがビフィズス菌ということを考えると、乳酸菌の入った食品よりもビフィズス菌が入った食品を選ぶ方が良いかもしれません。

 

もちろん乳酸菌が入った食品も、私たちの腸内環境を整えるにはとても良い物であることは間違いありませんが。

 

酪酸

 

ビフィズス菌は乳酸以外に「酪酸」を生み出すというお話をさせていただきました。

 

この酪酸は、私たちの身体にとても良い働きをしてくれるものです。

 

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まず、酪酸は腸を動かすためのエネルギーとして使われるものです。

 

ビフィズス菌が腸内にたくさんあって、酪酸がたくさん生み出されれば、それが腸を活発に動かすことにつながるため、さらに腸内環境が整うということになります。

 

そして、酪酸が腸内にたくさん生み出されることで、腸内が酸性に傾くことから、腸内環境がより善玉菌に優位になります。

 

腸内の悪玉菌は、酸性の環境が嫌いなようですね。

 

ビフィズス菌を増やすことが、さらに腸内環境を整えていく、といううれしいスパイラス状況を作り出すということがいかに重要であるかが理解できると思います。

 

ビフィズス菌の効果について

 

ビフィズス菌は腸内で善玉菌として存在する菌ですが、その効果としてはどのようなものがあるのでしょうか?

 

おそらく誰もが欲しいと思っている効果が、ビフィズス菌にはありますよ。

 

ダイエットをサポート

 

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誰もが欲しいと考えている効果が、このダイエット効果でしょうね。

 

腸内環境が善玉菌優位になるということは、つまりはビフィズス菌が腸内にたくさんあるということだ、ということは理解されたと思います。

 

そして、腸内にビフィズス菌がたくさんある人は、痩せやすい体質であるという研究報告があります。

 

アメリカでは肥満が深刻な問題になっているということは、おそらく誰もが知っていることでしょう。

 

そのため、アメリカでは肥満の研究が進んでいるようです。

 

その研究では、同じ食事をしていても痩せやすい人と、痩せにくい人がいるのはなぜかということが報告されています。

 

そこでは、痩せやすい人の腸内環境に注目され、その結果腸内に善玉菌がたくさんいる人は、痩せやすい体質になっているという報告がされています。

 

逆に痩せにくい、太りやすい人は、腸内環境がかなり劣悪になっているということも報告されています。

 

ですから、ダイエットを成功させたい、効果を高くしたいという場合は、いかにビフィズス菌を腸内に増やすかということがポイントになってきそうですね。

 

便通をよくして腸内環境を整える

 

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便通が悪くなる原因の一つとして悪玉菌が増えるということがあります。

 

悪玉菌が増えるということは、当然善玉菌が減るということになりますので、ビフィズス菌が減っている状態です。

 

ビフィズス菌が減ることで、腸内での酪酸の生成が少なくなってしまうため、腸の活動が十分ではなくなってしまいます。

 

加えて腸内は悪玉菌が住みやすい環境になるという、まさに負のスパイラル状態です。

 

その結果、便通が悪くなってしまうことになります。

 

便通が悪くなると、悪玉菌が長時間体内に残ることになりますので、当然アンチエイジングや美容には悪影響を与えることになります。

 

便秘がお肌に悪いということはもはや常識ですよね。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

ですから、アンチエイジングや美容を効果的に行うためにも、ビフィズス菌を増やすことはとても大切なことです。

 

うつ病のリスクを減らす

 

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ビフィズス菌の数が減ると、うつ病になるリスクが高くなると言われています。

 

うつ病の人とうつ病でない人のビフィズス菌の量を計った研究結果によると、うつ病の人は、そうでない人に比べて、ビフィズス菌の量がかなり少ないということです。

 

さらにうつ病の方の場合は、その他の腸内の善玉菌が少ないという結果にもなっているため、腸内環境の悪化がうつ病に何等かの影響を与えている可能性があるということです。

 

腸からはセロトニンなどの物質が分泌されていると言われますし、脳との関係も指摘されているところです。

 

セロトニンは幸せホルモンと呼ばれることもある重要な神経伝達物質ですが、その90%が腸内で作られると言われますので、うつ病との関係もうなずけるところがありますね。

 

ビフィズス菌を増やすために

 

腸内環境を改善するためには、腸内のビフィズス菌を増やすことがとても重要であるということはご納得いただけたのではないでしょうか?

 

それではどうすればビフィズス菌を増やすことができるのかが問題ですよね。

 

運動

 

腸内環境を整えるためには、まずは食事の内容を見直すことが重要である、ということは常識だと思います。

 

食生活を見直すことは本当に重要です。

 

しかし、同じく重要になってくるのは運動であると言われています。

 

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中には、腸内環境を整えるためには、食事よりも運動の方が重要であると主張する方もいるほどです。

 

私は、食生活と運動は同程度ではないかと考えていますが、運動が重要であるということは、確かに私の経験からもうなずけることです。

 

運動不足になると、どうも便通がいつもよりも悪いように感じてしまいます。

 

そこでどうも腸の調子が悪いな、と感じた時には運動不足を疑うようにしています。

 

運動が不足すると、腸の蠕動運動が悪くなります。

 

私の感想としては、腸やお腹の筋肉が十分に動くことで、腸がマッサージされているのと同じような状態になっているのではないかと感じ、それが腸の活動を活発にさせているように感じます。

 

 食物繊維

 

食物繊維をしっかりと摂ることは、ビフィズス菌を増やすためにはとても重要です。

 

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ビフィズス菌の餌となる食物繊維が豊富に腸の中になければ、ビフィズス菌はお腹を空かして数が減ってしまいます。

 

また、ビフィズス菌が食物繊維を分界することで、先ほどの酪酸が発生するため、腸内環境を整えるためには、食物繊維は必須の成分です。

 

野菜や果物中心の生活で、腸内環境を整えることが、自然とビフィズス菌を増やすことにつながるということですね。

 

まとめ

 

CMでよく聞くビフィズス菌ですが、まさか善玉菌の中でも一番多い菌だとは驚きですね。

 

これからは、ビフィズス菌を見る目も変わってきそうです。

 

腸内環境を改善することが、アンチエイジングには必須ですが、それはいかにビフィズス菌を増やすか、ということにもつながるということですね。