読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

脳内の神経伝達物質が仕事や勉強の成果を上げる理由?

本番に強い?

group of people running on street

 

スポーツでは、いかに本番で全力を出し切ることができるか、ということがとても重要ですよね。

 

練習をいくら真面目に行って実力をつけたとしても、試合や本番でその実力が発揮できなければ本当にもったいないです。

 

とはいえ、スポーツの練習や運動は、本番で実力が発揮できなかったとしても、私たちの身体にはとても良い影響がたくさんありますので、実力を発揮できないとしても、全く無意味というものではありません。

 

しかし、練習している実力はいかんなく発揮したいのが本音ですよね。

 

同じことは、日常生活でも言えることです。

 

特に仕事をしている場合は、練習と本番の区別などないのが現実であり、毎日が本番である、というのが現実なのではないでしょうか?

 

ですから、毎日の仕事や作業の中で自分の実力を発揮するために、常にピークを維持しておく必要があるわけですね。

 

本番に実力を発揮するために、アスリートやパフォーマーの人たちは、常に食事や休息に注意を払い、中には栄養士を専属でつけながら、毎日の生活を送っているということになります。

 

アスリートではない私たちは、食事や休息に気を使う必要はない、と考えてしまうかもしれませんが、実は毎日が本番である私たちは、アスリート以上に食事などに気を使う必要があるのかもしれません。

 

特に日々の仕事や勉強していく中では、あまり身体を動かさないし、頭を使っていろんなことを行うことが多いから、食事や休息に注意をする必要がない、と考えるのは間違っています。

 

脳の基本的な仕組み

 

その理由は脳の仕組みにあります。

 

仕事だけに限らず、脳が冴えた状態を維持するということが重要である、ということには誰も依存がないと思います。

 

では、その脳が冴えた状態というのは、いったいどんな状態のことなのでしょうか?

 

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いろんな状態が考えられるとは思いますが、一番大切なのは脳の指令がスムーズに出せたり、脳に刺激が素早く届いたり、という状態ではないかと思います。

 

その状態であれば、記憶がスムーズに行えたり、物事を考えて行動に移したりということが行えるわけです。

 

それでは、脳はどのように指令を出したり、思考したりしているのでしょうか?


私たちが思考や記憶を行うとき、脳内の神経細胞(ニューロン)が情報を電気信号の形でやりとりしています。


少し詳しく見てみると、脳内の神経細胞は情報を出す軸索と、受け取る樹状突起でできています。

 

その神経細胞の情報を出す側から出る電気信号が軸索の先端までくると、シナプス小胞という場所からドーパミンセロトニンといった神経伝達物質が放出されます。

 

そして、それを受け取る側の神経細胞樹状突起にある受容体に結合することで情報が伝わるという仕組みになっています。

 

つまり、神経細胞同士はつながっているわけではなく、少し隙間が空いていて、その間の伝達は神経伝達物質によって行われます。

 

いわば、神経伝達物質はお店から食べ物を持ち出して、お客様にお届けするUberEatsの配達員のようなものですね。

 

UberEatsの配達員の方々の数が少なかったり、不真面目で適当に配達していたとしたらどうでしょうか?

 

注文した食事がちゃんと届かないため、大問題になることは目に見えています。

 

賠償問題などに発展することもあるかもしれませんよね。

 

そんな状態が脳内で起こってしまった場合、仕事や勉強がしっかりと行えるかというと、できるわけがありませんよね。

 

ですから、脳内のUberEatsの配達員、つまり神経伝達物質をいかに多く、スムーズに動かすことができるかが、脳を冴えた状態にする秘訣ということが言えそうです。

 

神経伝達物質を正常に機能させるために

 

では、その神経伝達物質を正常に機能させるには、何が必要になるのでしょうか?

 

ここで重要な要素の一つが、やはり食事なのです。

 

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脳内でこの仕組みを正常に行うために、神経伝達や神経細胞の働きを促進しているのが、カルシウム、マグネシウム、ビタミンB群、アミノ酸などの栄養になります。


これらのカルシウムやマグネシウムやビタミンB群などは、人間が体内でつくり出すことはできないので、外からとり入れる必要があります。

 

逆に食事からカルシウムやマグネシウムがじゅうぶんとれていないと、神経伝達がスムーズにいかないということになってしまいます。

 

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そしてさらに、甘いもの、油脂の多いもの、アルコールは、カルシウム、マグネシウム、ビタミンB群を減らします。


最近疲れやすい、集中できない、という場合には食生活の見直しがとても重要になってきます。

 

脳を冴えた状態でキープするために

 

脳を冴えた状態でキープするためには、いったいどのような食生活をすればよいのでしょうか?

 

いろんな栄養のことを考えて食生活を送るということはとても重要です。

 

しかし、忙しくて栄養にいろんな気を使って生活することができない。

 

栄養について考えるのは面倒でやりたくない。

 

私も、栄養についてあれこれ考えながら食事をするというのは、面倒ですしできれば簡単に食事をしたいと思っています。

 

そこで、私が意識していることは、野菜や果物を中心とした食生活ということです。

 

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そして、野菜や果物は毎日いろんなものをできるだけたくさん摂るということです。

 

良くあることですが、健康に良い食材がわかったら、それだけを食べるというのは、健康の面ではあまりよくないことだと言われています。

 

なぜなら、まず、この世にはこれだけ食べればよいという食材はないということです。

 

ですから、どれだけ健康に良くて栄養が豊富な食べ物でも、それだけを食べていれば必ず栄養失調になって、健康を害してしまうことになります。

 

また、栄養はそれ単独で働くものではなく、いろんな栄養が複合的に協力し合いながら、私たちの身体の中で働いてくれるものです。

 

ですから、できるだけいろんな種類の食材を食べて、身体の中に仲間を増やすことで、より健康に良い働きをしてくれることになります。

 

そして、いろんな野菜や果物をたくさん食べるようにすることで、抗酸化物質もたくさん取り入れることができるということになります。

 

抗酸化物質は、私たちの身体の酸化を防いでくれる、とても重要な物質ですが、この抗酸化物質も、いろんな種類のものが体内にあることで、より効果的に身体の酸化を防いでくれることになります。

 

野菜や果物には、必ずといってよいほど抗酸化物質が入っていますので、いろんな野菜を食べることを意識すれば、自然に抗酸化物質を大量に体内に取り入れることになります。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

いろんな野菜や果物を食べるというのが難しく感じる場合は、違う色の野菜や果物を食べる、ということを意識するだけで、かなりたくさんの野菜や果物を摂ることができますよ。

 

動物性の食材

 

お肉や魚なども、栄養を考える上ではとても重要なものです。

 

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しかし、私たちはどうしてもお肉や魚中心の食事を摂ってしまいがちで、野菜や果物が不足しやすいのが現状です。

 

それを回避するために私が意識していることは、野菜や果物をおいしく食べるためにお肉や魚を食べるということです。

 

まあ果物に肉や魚を合わせるということはあまりないと思いますので、野菜をおいしく食べるために動物性の食材を使う、ということを念頭に置くことで野菜中心の食事が遅れるのではないかと思います。

 

それが面倒な場合もありますので、そんな場合はとりあえず彩り豊かなサラダを一皿必ず食べる、ということでも野菜中心から外れることはなくなると思います。

 

まとめ

 

日ごろのパフォーマンスを最大で維持するためには、やはり身体のケアがとても重要です。

 

そして、身体のケアととともに脳のケアも重要なのですが、それは身体のケアと同じことだということが、ここからわかったのではないでしょうか?

 

身体のケアは同時に脳のケアでもあるということは、脳も身体の一部であるということを実感させてくれるものですね。

 

アンチエイジングや美容を心がけることが、脳内の神経伝達物質の移動がスムーズに行えたり、脳の酸化を抑える抗酸化物質をたくさん摂ることにつながるのですから。