読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

忙しくて集中できない!そんなときは読書がおすすめです。その理由とは?

忙しさが集中力を阻害する

オフィス, ビジネス, 会計士, 会計, ノートブック, 携帯電話, スマート フォン, キーボード, 女性

 

日々忙しい生活をしてる方が多い現代ですが、それに伴っていろんなストレス解消法が紹介されています。

 

マッサージを受けに行ったり、息抜きに旅行に行ったり(新型コロナの流行で昔ほど自由ではなくなっていますが)、おしゃべりをしたり、いろんな方法でストレス解消を去れているのではないでしょうか。

 

また、忙しさのあまりに、集中することができない、そのため益々仕事などの効率が下がってしまうということも感想として聞かれることです。

 

ある研究によると、現代社会に生きる一般的な人は、5分おきにいろんなことを行うために、集中力が続かない傾向があるそうです。

 

具体的にはメールをチェックしたり、おしゃべりしたり、スマホを確認したりと、いろんなことを平均で5分おきに行っているという人がかなり多いということです。

 

そうなると、今すべきことに集中することができないため、すぐに集中力が低下してしまうことになります。

 

そんな調子で集中力が阻害された後の結果は明らかですが、仕事の効率は激烈に下がりますし、創造性なども確実に下がってしまうために、当然良い仕事などができるはずもありません。

 

それが日々のストレスをさらに増してしまう結果につながり、当然アンチエイジングや美容の効果も下がってしまいますし、健康への悪影響も懸念されています。

 

様々な研究によって、数分おきにいろんなことを行う人のストレスレベルは高くなっていという報告がなされています。

 

しかし、私たちの生活ではスマホやパソコンを使わない生活など考えられません。

 

つまり、非常に集中力が阻害されやすい、そしてリラックスすることが難しい環境に生活しているということになります。

 

そんな中で、どのようにすれば集中力を強化したり、集中力を阻害されたりしないようにすればよいのでしょうか?

 

読書で集中力を強化

 

実は非常に簡単な方法で、集中力を強化することができます。

 

それは「読書」です。

 

girl reading book

 

読書を行うことで、仕事に必要な集中力などを強化できるのはいったいどうしてなのでしょうか?

 

それは、読書をすることで、その内容やストーリーなどに集中することになります。

 

そして読書の途中は、周りからの情報が入ってこなくなり、自分自身を本の内容に没頭させるような状況になります。

 

それは自動的に集中力を強化することにつながります。

 

試しに仕事の前に20~30分程度読書を行ってみることをお勧めします。

 

通勤時間の電車の中などもよいですし、徒歩とかマイカー通勤の場合は、少し早めに出勤して、カフェや休憩スペースなどで読書をしてからオフィスに入るなども習慣化すると楽しいと思いますよ。

 

本を読んだ後の仕事のはかどり方が違うことに、きっと驚かれるのではないかと思います。

 

読書でリラックスできる

woman holding mug in front of book

 

そして、読書によって得られる効果は他にもあり、なんとリラックス効果もあります。

 

読書によるリラックス効果は、ちょっとイメージしづらいかもしれませんね。

 

実は読書によるリラックス効果は、研究によって報告されているものです。

 

サセックス大学は2009年に、読書によるストレス解消効果を発表しています。

 

読書後の心拍数や筋肉の緊張状態からストレスを計測した結果によれば、ストレスが68%も減少するということが報告されています。

 

この結果は、音楽鑑賞やコーヒーなど、ほかのあらゆるストレス解消法を上回る数値なのだというから驚きですね。

 

ビブリオセラピーについて

 

そして、読書のストレス軽減効果は、「ビブリオセラピー(読書療法)」として実用化されているのをご存知でしょうか?

 

ビブリオセラピーとは、牧師で人気エッセイストでもあったサミュエル・マッコード・クローザーズ氏が提唱した概念です。

 

このストレス軽減法は、読書によって病気の治癒を図る心理療法の一つで、イギリス政府が公認しているものだそうです。

 

その方法はいたって簡単シンプルです。

 

今の自分の状況を認識して、自分の状態に適した本を読むことで、行動をよい方向に変えたり、苦痛を減らしたりするなどの効果が期待できます。

 

そして、その本を読むという行為自体にストレス軽減効果もあるため、ダブルで効果が期待できるというわけですね。

 

ビブリオセラピーは、ちょっと聞くと胡散臭く感じてしまうかもしれませんが、読書のリラックス効果は、研究によって確認されていますので、それほど怪しい物ではありませんね。

 

books on bookshelf

 

私は、本を見るだけでなんとなく癒される気がします。

 

特にハードカバーの本が、たくさん本棚に入っているのを見ると、いい気分になれる気がしますね。

 

それは人それぞれですので、全員がそんな気持ちになるわけではありませんが、本を読むということに関していえば、リラックス効果は誰にでもあるため、ぜひ読書を習慣にしていただきたいと思います。

 

ちなみに、先ほどイギリスでは2013年にこのビブリオセラピーが公認されたことをお話しいたしましたが、公認されたことでどのようなことが行われているのでしょうか?

 

それは、イギリスの医師が精神疾患の患者に対して「薬」ではなく、「本」を処方する医療システムとして使われているのだそうです。

 

具体的には、医師が患者の症状に合わせて適切な本を処方すると、患者は薬局ではなく、図書館へ行って処方された本を借ります。

 

その本を読むことで、リラックス効果を得ることができ、そして現在の問題となってことに対して、どのように行動すべきかなどを知ることができます。

 

本を読むということは、当然薬などと違って副作用もないため、とても素晴らしい酢ステムだと思うのですがいかがでしょうか?

 

ちなみにこのビブリオセラピーは、イギリスでかなり効果が認められているため、すでに他国にも広がりをみせているとのことです。

 

読書にどの程度時間をかけるべきか?

woman in black dress lying on bed while reading book

 

読書の時間は、長い分には続けられるだけ続ければよいのですが、ちょっと気分転換したいとか、リラックスしたいというときなどは、どれぐらい続ければよいのでしょうか?

 

その場合は、気分転換したいとかリラックスしたいタイミングで5~10分程度の読書を行う程度で効果があるとのことです。

 

ですから、ビジネス書の場合などは、1章だけ読んでみるというのでもよいですし、ただ時間だけを決めて読み進めるというような読み方でもよいということになります。

 

リラックスにはどんな本が良い?

 

リラックスするためには、むずかしい哲学書を読んだり、経済学に関しての高等数学を使っているようなものを読むというのは、それでわくわく楽しく感じることができるのであれば良いのですが、そうでないならば、そういった本を選ぶべきではないでしょう。

 

先ほどのビブリオセラピーの場合も、哲学書やノンフィクションの本などを処方されることももちろんあるのですが、多くや小説なのだそうです。

 

フィクションを軽い気持ちで読み進めていくと、リラックス効果も得ることができ、感情移入もしやすいことから、多く処方されるようですね。

 

感情移入できるということは、脳のいろんな部分が活性化していることでもあります。

 

感情が動くときには、脳のいろんな部分が同時に動くことになるからですね。

 

映画などでも感情移入できるのですが、活字を読みながら感情移入する方がより効果が高いと言われています。

 

なぜなら、文字を読むということは、自分のイメージでその物語を脳内に作り出すことになりますから、映画のように与えられた映像のみではなく、自由に発想ができるからです。

 

まとめ

 

本を読むことは、良いことであるということに異論はないと思いますが、その効果についてはあまり知られていないものがたくさんあったと思います。

 

本を読むことで知識をたくさん得るということは、人生にとても効果的なものですが、さらにリラックス効果や、集中力を強化してくれるような効果もあるのですね。

 

それが5分程度の読書でも十分ということならば、これは今すぐ本を開かなければなりません。