おならが多い!臭い!そんなときにすべき改善策とは?
おならが多い
今回はおならのことについて少し考えてみたいと思います。
あまり考えたくないかもしれないという方も多いかもしれませんが、同時におならの悩みは誰もが持っているのではないでしょうか?
ものすごく豪快な人は、おならを人前でするなんてことは全く問題ないかもしれませんが、普通の人はそうはいかないものです。
おならの悩みもたくさんありますが、回数、音、臭いなどが一般的になるでしょうか?
そして、おならは腸内環境のバロメーターになることもあります。
腸内環境が整っている場合は、おならの回数はそれほど多くはなく、そして臭いもあまりひどくはないものです。
とはいえ、誰でも1日に200~2000ml程度が作られ、成人のおならの平均回数は約7〜20回程度と言われています。
ですから、どんなに美人であったり、イケメンであったとしても、絶対に毎日おならはしていることになります。
おならはなぜ作られる?
まずおならが作られるのは、腸内の細菌がガスを作り出すということがあります。
腸内細菌は食物を消化するためにいろんな役割を果たしてくれているのですが、その過程でガスが発生するそうです。
そして、口や鼻から取り入れた空気も、食べ物などと一緒に飲み込まれることで、おならになって出ていくものがあります。
基本的にはおならは食べたものと食べた空気とによって作られるというように考えられますね。
くさいおならの原因
そして、おならが臭い場合は腸内環境の悪化が原因と考えられます。
なぜそう考えられるのかというと、善玉菌によってガスが作られるのですが、その場合は炭水化物などを中心として分解してガスが作られます。
善玉菌によって作られるこのガスは臭いがなく、毒性もないと言われています。
しかし、悪玉菌はその名から想像できるかもしれませんが、かなり質の悪いガスを作り出してしまうようです。
悪玉菌は肉などのたんぱく質を分解するため、窒素化合物や硫黄酸化物などのガスを作ります。
このガスが臭いですし、さらに悪性であると言われています。
誰でも腸内には善玉菌と悪玉菌がいるため、全くにおいがないおならというは、ほぼ考えられないのですが、異様に臭い、刺激臭が強いというような場合は、腸内環境がかなり乱れている可能性があるわけです。
腸内環境というのは、健康、そしてアンチエイジングの基本ともいえることですので、しっかりと常日頃から整えておくことがとても重要です。
ただ、ニンニクや玉ねぎなどをたくさん食べると、臭いのきついおならになってしまうことがあります。
これらの食材は健康に良いものですが、おならの臭いが気になるのであれば、食べる量を調整する必要があるかもしれません。
くさいおならを改善したい
くさいおならを改善したい場合は、やはり腸内環境を整えることが重要ですね。
善玉菌が作り出すガスは臭いがない、あってもごくわずかと言われていますので、腸内に善玉菌がたくさんいれば、おならもそれほど臭くはなくなるはずですね。
腸内環境を整えるためには、食物繊維と善玉菌そのものを食べることが基本です。
最近では、善玉菌をたくさん持っている人の便を移植する便移植、というものがあるそうなのですが、これにはやはり抵抗がありますよね。
方法としては、カプセルのようなものを飲むようなので、とても簡単なようなのですが、私はこの方法にはかなり抵抗があります。
ですから、自分で腸内環境を整えることによって、おならの改善を考えていくことしかなさそうです。
毎日の食生活で腸内環境を整えていくということになります。
ゆっくり食べる
そして、おならをたくさん作らないようにするためには、ゆっくりと食べるということも重要です。
それはなぜかというと、早食いをしてしまうと、同時にたくさんの空気を飲み込んでしまうからです。
食べ物と一緒に飲み込んだ空気は、呼吸で出ていくものもあるようですが、おならとして出ていくものもたくさんあるわけです。
ですから、おならを減らしたいという場合は、口から取り込む空気を減らす必要があるのですが、早食いをしてしまうとそれができません。
空気を同時に取り込まないようにするためにも、食事はゆっくりと摂るようにしてください。
食事をゆっくりと摂ることには、他にもたくさんの恩恵があります。
まず、時間をかけて食べることで、血糖値が徐々に上がっていくため、食べている途中で満腹を感じて食べ過ぎを防ぐことができます。
早食いをしてしまうと、血糖値が上がりきらないうちにたくさん食べてしまうために、食べ過ぎてしまいがちですし、おならも増えてしまうということになります。
まさに踏んだり蹴ったりの状態になるわけです。
アンチエイジングや美容のため、そして健康促進のために、さらにおならを減らすためにも、食べるときはできるだけゆっくりと時間をかけて食べるようにしましょう。
ゆっくり食べる一番簡単な方法は、よく噛むということです。
これは確実に時間をかけてゆっくりと食べることができる方法なのですが、早食いに慣れている方は、少ない時なんて3回ぐらい噛んで飲み込んでしまいます。
誰かに奪われるような場合は早く食べる必要があるかもしれませんが、おそらくそんな状況ではないと思いますので、できれば30回以上は噛むようにしてほしいところです。
噛む回数を増やすことでおならの数が減るのであれば、積極的に取り組むべきだと思うのですがいかがでしょうか?
孤独のグルメの真似
そして、食事をゆっくりと楽しむためには、孤独のグルメ食いをするとよいと思います。
孤独のグルメを知っている方はご存知だと思いますが、松重豊さん演じる主人公の井之頭五郎が、いちいち食事の感想を話しながら食べていきますよね。
一口一口解説しながら食べていれば、当然食べる速度は落ちるため、早食いを防ぐことができるわけです。
孤独のグルメは一人飯ですので、自分の頭の中で感想を言いながら食べているのですが、大勢と食べている時であれば、食事の感想を言い合いながら、そしてもちろんそれ以外の話題で盛り上がったりして楽しく時間をかけるように心がけることが大切ですね。
運動不足がおならを増やす可能性あり
そして、運動不足によっておならが増えてしまうことがあるそうです。
運動不足で筋肉が落ちてしまうと、腸がお腹の中で垂れ下がったような状態になってしまって、それが原因でガスがたまりやすくなってしまうそうです。
また、運動不足は腸の働き自体を悪くしてしまいますので、腸内環境にも良くない影響があります。
腸の運動が落ちてしまうと、便を送り出す力も弱くなってしまいますから、便秘美味になってしまい、それがガスをたくさん生み出す原因にもなってしまいます。
運動不足もおならを作る目的ならば、真っ先に取り組むべきだと言えるほどに影響があるということになります。
ですから、おならを減らしたいという場合は、逆に運動不足にならないように、常日頃身体を動かすように意識しておくことが重要ということですね。
まとめ
おならは身体の中、特に腸の中を通って出てくるものですので、私たちの身体の中の状況を教えてくれるバロメーターのような役割も担っています。
おならが教えてくれた状態を把握して、良くないところはしっかりと改善していきながら、健康促進やアンチエイジングにも取り組んでいきたいですね。