ストレスがつらい。マインドフルネスよりもまずバナナ?
ストレスまみれ?
ストレスは人間には必要なものであり、適切に対処できれば全く問題ないと言われています。
ストレスが問題になる、健康に悪影響を与えるのはそれが長期間続くような状況にある場合であり、短期間に納まるようなストレスはむしろ健康に良い、という報告もあります。
ですから、ストレスを感じたからと言って、それほど心配する必要がないということも言えますね。
しかし、現代社会においては、ストレスというのは長期間続くようなものがほとんどのような気がします。
仕事で毎日残業をしなければならない、上司からの指示がいつもひどい、部下が使えない、子育てにつかれた、などなど上げればきりがないほどたくさんのストレスを感じる環境があります。
しかも、これらのストレスはすぐに収まるものではありません。
なぜなら、仕事や日常生活で感じるストレスは、ほぼ毎日感じるような性格のものだからですね。
特に仕事で感じるストレスというのは、もう継続的に感じるもので、耐えるしかないとあきらめている方も多いのではないでしょうか?
マルチタスクの悪影響
最近は、インターネットや高機能のコンピューターなどによって、仕事のスピードが上がっているように感じます。
それで私たち人間の負担が減っているかというと、もちろん減っている部分もあるのですが、さらに処理しなければならないことが増えているように感じる方も多いようです。
会議に参加しなければならない、取り組んでいるプロジェクトの進捗を確認しなければならない、クライアントからのメールや電話での連絡をチェックしなければいけない、などなど、同時にいろんなことを考えている状況が続いているのではないでしょうか?
仕事がたくさんあるために、いろんなことに意識が飛んでいるような状態になっているわけですが、この状態がストレスを大きくする要因の一つになってしまいます。
いろんなことを同時にこなす、というと仕事ができる人の特徴のように感じるかもしれませんが、実はそうではありません。
いろんなところに意識が飛ぶということは、脳が常に働き続けているような状態ですので、本人が気が付いていないうちに、集中力は落ちていき、作業効率も落ちていきます。
ニューヨーク大学などの研究結果によると、仕事ができると言われる人は、意識を他のものに切り替える回数が少ないということがわかっています。
ですから、意識をころころといろんなものに切り替えている場合は、仕事ができないという可能性がありますね。
さらに、仕事で求められているものは、ほぼすべて頭を使う必要があるものばかりですよね。
メールをチェックする、書類を確認する、会議に出席する、お客様と相談するなど、それぞれ何も考えずに行えるものは、ほぼないと考えてよいと思います。
書類を確認しながら、途中でメールを確認したり、さらにはお客様にお話しする内容を頭の中で考えたりと、いろんなことを頭の中で、考えることになるため、脳はそのたびに、新しい情報を引っ張り出したり、関連する情報を考えたりするようになります。
これは、脳にとってはもう拷問にも近いような状況で、疲弊してしまうのも当然ですよね。
このことから、ストレスを感じてしまうことは仕方がない、とあきらめてしまうと、ストレスはどんどん溜まってしまうため、できるだけ早いうちからストレスに対処するようにすることが大切になるわけです。
マインドフルネスって有効?
よく言われることですが、ストレスを感じるマルチタスクをやめるためには、マインドフルネスが良いです。
マインドフルネスとは、すごく簡単に言うと、瞑想で自分の呼吸に意識を集中させるものです。
自分の呼吸に集中することで、今現在に集中することができるようになり、いろいろ頭の中にわいてくるイメージや、過去の嫌なこと、良かったことを考えることがなくなってくるというものです。
マインドフルネスについては、とても優れた方法なのですが、瞑想というとどうしても抵抗があるという方も多いのが現実のようです。
どうしても宗教的なものを感じたり、そんな時間がないということを理由に、マインドフルネスに取り組まない方が多いからですね。
しかし、マインドフルネスは数分でよいですし、宗教的なものは全くありませんので、誰にでも取り組めるものです。
数分自分の呼吸を意識して目を閉じるだけで、かなり気持ちが楽になることがわかると思います。
取り組んでみると、意外と簡単でもっと早く取り組むべきたっだと思うかもしれません。
マインドフルネスがなぜ有効だと言われるのかというと、マインドフルネスが今現在に意識を集中させる効果があるからです。
自分の呼吸に意識を集中させることは、今現在の呼吸に意識を向けることであり、それ以外のことに意識をむけないようにトレーニングすることになりますね。
それが、マルチタスクを防ぐことにつながり、今行うべきことに集中することができるため、ストレス軽減にも役にたつということです。
アップル創業者のスティーブ・ジョブズも瞑想を行っていたそうですが、このような効果に気が付いていたのかもしれませんね。
マインドフルネスの効果を得るためには?
マインドフルネスはとても優れたメソッドなのですが、その効果を実際に得るためには、それを行うだけでは十分ではない可能性があります。
その理由は食生活にあります。
マインドフルネスを行っても、ジャンクフードやファーストフードばかり食べていては、ストレスに対処するために体内で行われるべきホルモン分泌などが十分に行われないからです。
ですから、マインドフルネスを行って効果を得るためには、食生活にも十分に気を使う必要があるということです。
ストレスにとても重要なホルモンとして、セロトニンがあります。
幸せホルモンと呼ばれるセロトニンがしっかりと分泌されていれば、ストレスにも十分に対応できるというものです。
セロトニンは、太陽の光を浴びたり、有酸素運動やリズミカルな運動を行うことで分泌される量が増えると言われています。
有酸素運動を行うことで、気分が爽快になるということを経験されたことがあるかもしれませんが、それにはセロトニンが深くかかわっているわけです。
しかし、セロトニンも原材料となる成分が体内になければ、やはり十分には分泌されないことになります。
ですから、ストレスに対処することができる成分を食べ物からしっかりと補給しておくことが重要になります。
セロトニンに関しては、材料となるのはトリプトファンと言われる必須アミノ酸が必要になります。
トリプトファンを効果的に補給できる食べ物はバナナです。
バナナには、トリプトファンが含まれていますし、トリプトファンをセロトニンに生成する際に必要なビタミンB6が含まれているために、とても素晴らしい食べ物です。
そして、バナナにはビタミンCが含まているのですが、ストレスに対処するためにはいろんなホルモンが分泌され、その過程でビタミンCが大量に消費されるため、ストレスを感じる場合はビタミンCの補給が重要です。
その意味でもバナナは理想的ということが言えそうです。
そして何より、バナナはいつでも食べることができるため、休憩時間やストレスを感じた時に食べるのにもうってつけの食べ物ですよね。
バナナは、どこのコンビニでも手軽に買える果物ですので、本当に手軽に食べることができるようになりました。
まとめ
現代の生活はスピードが速くなっているため、便利になっている反面、ストレスを感じやすい環境に変わってきています。
しかし、その環境から抜け出すということはなかなな難しいものがありますので、食べ物やマインドフルネスなどをフルに活用して、しっかりと自分の身体を管理していきたいですね。