読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

物覚えが悪い?それは改善できます!ワーキングメモリーをトレーニングする方法

物覚えが悪い?

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本を読んでいたり、勉強していたりして、よくわからない理解できない、という経験があると思います。

 

読書をしていても、内容がわからなくなることってよくあります。

 

まず、自分の理解力以上に難しいことを学習している場合は、当然理解できないことにであうので、自分の理解できる範囲を広げていくしかないですね。

 

対策としては、もっと簡単な本、入門書などをまずは読んで、その分野の知識を頭に入れることで、少し難しい本に挑戦していく、というようにステップを踏んで進めていくという方法が有効です。

 

理解力はあるのだけれど、理解できないという場合はワーキングメモリーの不足が原因であることが多いです。

 

読書していて、あれっ、前に書いてあったけれど覚えていない、この人は誰だったっけ、というような感じで前に読んだ内容を思い出すことができない、という場合もワーキングメモリーは不足している可能性が大きいです。

 

ワーキングメモリーというのは、私たちの生活のあらゆる場面で必要になる能力であり、例えば、買い物しなければならないものを覚えていたり、電話をかけるときにその電話番号を覚えていたりする能力のことです。

 

一時的に情報を保持・処理するための脳の機能と言われているものですが、このワーキングメモリーがしっかりと機能していれば、仕事や勉強はもちろんですが、日常生活もかなり楽になるということは、簡単にイメージできると思います

 

ワーキングメモリーは生まれつき?

 

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このようなことを聞くと、ワーキングメモリーの機能が高い人は生まれつき頭が良い人なのではないか、という疑問がわいてきますよね。

 

結局はワーキングメモリーが良い人は才能があるということだから、ワーキングメモリーがあまりよくない自分はどうしようもない、とあきらめてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、ワーキングメモリーは才能や遺伝によるものではなく、トレーニングすればだれでも機能を高めることが可能です。

 

ワーキングメモリーを高めることができれば、いろんな場面で役立つことは間違いないので、しっかりと訓練しておくと、他の人よりも一歩リードできるかもしれませんね。

 

ワーキングメモリーを高める方法

 

ワーキングメモリーを高める方法はいくつかあります。

 

日常生活で取り入れられることですので、ぜひあなたもトレーニングを習慣化してワーキングメモリーを鍛えていただきたいと思います。

 

デュアルタスク

 

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ワーキングメモリーをトレーニングするためには、デュアルタスクが効果的であると言われています。

 

デュアルタスクとは、一度に2つのことを行うことですが、お勧めの方法としては、身体を動かすことと、頭を使うことを同時に行うことです。

 

やり方はすごく簡単です。

 

例えば、ウォーキングをしながら、3の倍数をどんどん数えていく、という方法があります。

 

もちろん安全には十分に配慮しながら行うことが重要ですが、外でウォーキングをしながら、3の倍数をどんどん数えていく、という同時に2つのことを行いながら運動することで、ワーキングメモリーを鍛えることができます。

 

ポイントとなるのは、頭で考えることは、少しうーんと悩む程度のことを考えるということです。

 

簡単すぎることを考えていては、やはりワーキングメモリーを鍛えることができません。

 

これはあなたのレベルに合った問題を考えて、ちょっとだけ難しいと思える問題を考えるようにすると、ワーキングメモリーを効果的に鍛えることができます。

 

 運動を習慣化する

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ウォーキングを行いながら、少し難しい問題を考えるというのは、運動と同時に何かを行うということですが、運動だけでもワーキングメモリーを鍛える効果があると言われています。

 

運動科学者のクリスティーン・ルーボワ博士が率いる研究チームがワーキングメモリー有酸素運動との関係を調べています。

 

その結果、運動直後はワーキングメモリの働きが一時的に低下したものの、少し時間をおいて測ると、運動をしていないときに比べて向上することが判明しました。

 

運動直後というのは、当然息も切れていたり、運動から回復している時ですのでワーキングメモリーが下がるのは普通のことですよね。

 

重要なことは運動が終わって少し時間がたった後に、運動していないときに比べてワーキングメモリーが向上しているということです。

 

この結果は、激しい有酸素運動を短時間行なうことによって得られたものですが、有酸素運動を30~40程度続けることで、長期的にみるとワーキングメモリーが改善されるという報告もあります。

 

ですので、ワーキングメモリーを向上させるためには、有酸素運動も効果的であり、少し息が切れるという程度の強度でも習慣化することで十分に効果が期待できます。

 

また、ストレスはワーキングメモリーを著しく低下させるものですが、運動はそのストレスに対してもとても良い反応を示します。

 

運動を行うということは、それ自体がストレスをかける行為になるのですが、運動が終わると一気にストレス状態から解放されるために、運動前よりもストレスのレベルが下がります。

 

そして、運動によってストレスをかけられることが習慣化されると、日常生活でのストレス、例えば仕事や家事などで感じるストレスが少なくなり、さらにはより適切にストレスに対処することができるようになるのです。

 

また、運動をした後の爽快感は運動を習慣化している方ならわかると思いますが、ちょっとしたストレスなんて吹き飛んでしまいますよね。

 

運動をすると、ホルモンバランスが改善されてセロトニンドーパミン、アドレナリンなど、気分が上がるホルモンがたくさん分泌されるようになります。

 

その結果、運動後の爽快感につながっていくわけです。

 

私としては、この爽快感を味わうためだけに運動するというだけでも幸せな気持ちになりますが、さらにたくさんの恩恵を運動は与えてくれます。

 

ですから、ぜひ運動を習慣化することをお勧めします。

 

マインドフルネス

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マインドフルネスは、瞑想しながら自分の呼吸に意識を集中させることで、今ここにある自分に集中するというトレーニングです。

 

マインドフルネスは数分間行う程度でも十分に効果を期待できるものですが、まず今の状況に集中することができるようになるため、当然ですが集中力が鍛えられます。

 

その結果、当然ながらワーキングメモリーが鍛えられるということになりますよね。

 

また、マインドフルネスはとても効果的なストレス解消法であると言われています。

 

運動のところで述べた通り、ストレスはワーキングメモリーの機能を下げてしまうものです。

 

そのストレスを解消してくれるマインドフルネスは、逆にワーキングメモリーの向上にとても役立つことになります。

 

数分でできるマインドフルネスは、仕事でちょっと疲れた、というときに机に座っていながら取り組むことができるので、ぜひとも取り入れていただきたいトレーニングの一つです。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

やり方などはこちらを参考にしてみてください。

 

まとめ

 

仕事ができる人、頭が良いと言われる人たちは、ほぼワーキングメモリーがとても良く働く人たちです。

 

しかし、それは才能ではなく、トレーニングをすることで鍛えることができるものです。

 

もちろん今日少しトレーニングしたから、明日からワーキングメモリーが著しく向上するというものではありませんが、その効果を徐々に感じることができると思います。