読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

ナチュラルハイジーンは朝食を果物に変える?

朝は果物だけがナチュラルハイジーン?

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ナチュラルハイジーンという食事の摂り方があります。

 

これは健康に良いということで多くの方が取り入れている食事の方法のようですが、少々誤解されている部分もあるようです。

 

一番多いのは、朝にフルーツを食べるのがナチュラルハイジーンだという考え方です。

 

ダイエット目的でナチュラルハイジーンを試している方の中には、朝にフルーツだけを食べて体重を減らすことに成功したという方がいらっしゃいますが、朝にフルーツを食べるということがナチュラルハイジーンではないようです。

 

正確には、朝にフルーツを食べることは、ナチュラルハイジーンの中の一つであって、それが全てというわけではないのですね。

 

ナチュラルハイジーンは人間の体をケアし、大切に維持するための最も優れた方法というのが触れ込みになっていて、自然の健康科学に基づき、1830年代にアメリカの医師たちにより提唱された考え方です。

 

ナチュラルハイジーンに取り組むということは、食べ物こそがその人の生命の長さと質に多大な影響を及ぼすということを認識し、そのうえで食生活を改善していくということになります。

 

もともと私たちの身体には、健康のために必要な機能がたくさん備わっていますね。

 

ナチュラルハイジーンでは次の3つを重視するようです。

 

 

この3つによって、全人類の治癒力はすべて体の中に存在しているのだ、という考えに基づいて食事を考えていくことになります。

 

確かに私たちは毎日、排泄などによって、自らを浄化していると言えます。

 

自然治癒力については、怪我をしたときなどに、軽い擦り傷などであれば何もしなくても治ってしまいますので、誰もがその存在には気が付いているものです。

 

私たちは体温を一定に保っている恒温動物になるのですが、これはホメオスタシスと言われる現状を維持する能力のことで、機能維持力とも考えられる能力です。

 

これらの能力を最大限に引き出そうとするのが、ナチュラルハイジーンということになりますね。

 

朝にフルーツを食べるということは、このコンセプトに基づいて取り組まれるもので、ナチュラルハイジーンの一部ということになります。

 

ナチュラルハイジーンのコンセプト

 

ナチュラルハイジーンというのは、とても一言で語れるものではありませんので、ここではいくつか重要なポイントを見てみたいと思います。

 

水分を多く含む食べ物をたべること

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私たちの身体の約6~7割が水分でできていると言わていますよね。


体重や健康上のさまざまな悩みなどは、体に老廃物が蓄積していている事に加えて、水分が不足しているために、速やかに排泄できないことが原因の一つと考えられます。

 

そのため、毎日の食事の中では果物と野菜を多くし、パン、米、肉、魚、乳製品などは控えるようにするのがナチュラルハイジーンの考え方だそうです。

 

果物や野菜から水分を摂ることで、水分だけでなく、たくさんの栄養素が入っていますから、より体の中の浄化力が高くなるためお勧めですね。

 

食べ物は正しく組み合わせて食べること


食材の組み合わせ方次第で、エネルギーの生成が全く異なってくるというのもナチュラルハイジーンではよく言われます。

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例えば、必ず肉は野菜と一緒に食べる、パンも野菜と一緒に食べるようにする、という風に考えるとわかりやすいかもしれません。


肉と米や、乳製品とパンという組み合わせは、ナチュラルハイジーンでは良くないということになります。

 

ここは賛否が分かれるところだと思いますが、私は野菜や果物を中心に食べることを心がければ、食べ物の組み合わせはそれほどこだわる必要はないのではないかと思っています。

 

果物を正しく食べること

 

ナチュラルハイジーンでは、果物にこだわりがあるようで、その健康への効果を最大限に引き出すためには、正しく果物を食べる必要があると考えているようです。


たとえば、果物は消化にエネルギーを使わず自己消化できる酵素を含んでいます。

 

その酵素の効果を最大限に引き出すためには、果物の食べ方がとても大切だとして、「ほかの食べ物と一緒に食べない」というところが一番大切だと考えられています。

 

もしも、食事をした後に果物を食べたい場合は、2〜4時間ほど時間をあけて食べることを、ナチュラルハイジーンでは進めています。

 

私は果物の酵素の重要性は十分に理解しつつも、果物だけを食べるという徹底が必要だとまでは考えていません。

 

むしろ、おいしく食べられるならば、果物はいつ食べても良いのではないかと考えています。

 

食事は何を・いつ・どう食べるかも重要


ナチュラルハイジーンによると、どんな食べ物をいつどのように食べるかということも、非常に重要なことだと考えられています。

 

24時間の中で人間の体内リズムは、大きく分けると3つに分かれているとされています。

 

 

4時~12時までは「排泄の時間」


つまり、朝起きてからの午前中は、身体に溜まった老廃物を外に出す、排泄の時間になります。

 

朝起きると身体は寝ているときに溜まった老廃物を解毒・浄化のための活動を始めます。

 

その作業を邪魔させない食べ方がナチュラルハイジーンでは重要であると考えられていて、その排泄作業を邪魔しない食べ方がとても大切です。

 

その食べ方は具体的にはどのようなものかというと、水分の多い果物をとることが進められています。

 

ナチュラルハイジーンによると、朝の浄化の時間にはお皿いっぱいに、おなかいっぱいになるまで好きな果物を食べて大丈夫とされています。

 

果物には酵素があるということでそう考えられているのでしょうね。

 

果物をたくさんとるためには、スムージーや手作りジュースも推奨されているようです。


この部分だけがナチュラルハイジーンだと考えられて有名になったようですね。

 

12時~20時までは「補給の時間」

 

午後から夜にかけてのこの時間は食事をとり、栄養素が身体に吸収されるように消化する時間とされています。

 

そしてナチュラルハイジーンでは意識的に野菜中心にして生野菜や果物を中心にして食事を摂るべきと考えられているので、ご飯やメインのおかずより先に食べることが推奨されています。

 

そして、動物性食品(肉・魚・卵・乳製品)は原則として食べないか、極力減らし、肉類より魚を選び、ごく少量をたっぷりのサラダと合わせて食べる事も推奨されています。

 

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先ほどの食べ物の組み合わせのところで出てきた通り、動物性食品は白米やパンなどの炭水化物とは合わせないのもナチュラルハイジーンの特徴ですね。


20時~4時までは「同化の時間」


夕食後から朝起きるまでの時間と考えられるこの時間帯は、栄養素を消化吸収して体内に摂りこむ時間とされています。

 

新陳代謝や体内の修復、免疫力の向上などに利用する時間ですから、できるだけ、20時までに食事は終わらせることが推奨されています。


もし、20時以降にお食事をとる場合は、野菜などの消化に良い物を食べるようにとされています。

 

睡眠を深いもの、質の良い物にするためには、寝る前には何も食べないというのが理想ですので、これは納得できることですね。

 

まとめ

 

ナチュラルハイジーンという考え方を、少しだけ詳しく見てみました。

 

ナチュラルハイジーンはとても奥が深いものですので、すべてを見ることはできませんが、参考になるところもあるのではないでしょうか。

 

私個人の意見ですが、ナチュラルハイジーンを完璧にこなすのは難しいと思いますので、取り組めそうだなと思うところだけを試してみれば十分ではないかと思います。