読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

スマホでSNSを使いすぎると幸福感が減る?

スマホは悪い?良い?

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スマートホン、スマホの弊害については、様々なことが言われていますね。

 

スマホが世の中に出てきてからの時間が短いため、研究も十分には進んでいないのが現状のようですが、弊害があるということははっきりとしているようです。

 

あなたも一つか二つは思い浮かぶのではないでしょうか?

 

最も知られているのは、睡眠を阻害してしまうことですね。

 

スマホの小さな画面から出ているブルーライトは、かなり強烈なようで、私たちの脳を覚醒させる力があると言われています。

 

分かりやすく言うと、太陽の光を浴びると目が覚めるということを経験したことがあると思いますが、それと同じことがスマホを見ている私たちに起きるということですね。

 

その理由は、ブルーライトは強烈な光なので、私たちのホルモン分泌に影響を与えてしまうからです。

 

ブルーライトは、スマホに限らずパソコンやLEDランプなどからも出ているため、その影響を指摘する研究もたくさんあります。

 

しかし、スマホの問題はどこにでも持ち運びができてしまうために、いつどこでも使うことができ、そのたびにブルーライトを浴びてしまうということが、他のデバイス、ガジェットよりも問題になります。

 

中には寝室で寝るまでスマホを使っているという人も少なくないようで、いくら寝ても寝たりない、疲れが取れないという人もそれに合わせて増えているようです。

 

寝る前はスマホを使うべきではない、ということが言われますが、しっかりと睡眠時間を確保するためには、スマホの使い方に注意する必要がありますね。

 

スマホが引きこもりの原因になる?

 

スマホが嫉妬の原因、落ち込みの原因、引きこもりの原因などになる可能性があると言われたらどうでしょうか?

 

スマホで特にSNSを頻繁に使う人に、このような気持ちになる人が多いという指摘があります。

 

これを聞くとびっくりされるかもしれませんね。

 

今ではほとんどの人がスマホを使っているし、またSNSもたくさんの人が使っているけれど、ほとんどの人が落ち込んだり、引きこもりになったりしていないじゃないか、という指摘があるかもしれません。

 

確かにその通りで、研究でも複数の結果をまとめたものがあり、SNSは精神面に悪い影響を与えるのですが、平均すると影響は小さいということが指摘されています。

 

ですから、ほとんどの人はそれほど心配しなくてもよいということです。

 

しかし、この研究で重要なことは「平均する」ということです。

 

平均すると影響が小さいため、ほとんどの人には影響を与えないのですが、中には影響を受けてしまう人がいるということです。

 

それは、心配性で神経質、また常に不安を抱えているような人たちが、SNSを頻繁に使うことで、嫉妬、落ち込み、そしてそれが進んでしまうと引きこもりやうつ病になってしまうと言われています。

 

なぜ嫉妬や落ち込みの原因となるのか?

 

スマホSNSを使いすぎると、なぜ嫉妬や落ち込みなどの悪影響が出てしまうのでしょうか?

 

これは今でも研究が進んでいるようですが、いくつかの原因はわかってきています。

 

その中でも競争するということが原因になっている、ということが指摘されている研究があります。

 

私たちの生活では、競争することが多くなっていますよね。

 

仕事の昇進であったり、勉強などを考えるとわかると思います。

 

そして、他人との競争をして負ける、特に地位が下がると、人は多かれ少なかれ不安になって心の健康を損なう可能性があるものです。

 

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しかし、昔から競争はあったのですから、それは問題ではないのではないか、と考えるかもしれませんが、昔とは状況が変わってきていると言います。

 

昔、特にスマホなどがなかった時代は、競争相手と言えば、クラスメイトなどが中心だったのではないでしょうか?

 

クラスメイトなど、身近な存在が競争相手である場合は、負けたとは言え次は頑張ろうという気持ちも出てくるものです。

 

そして、あこがれの存在などもいたと思うのですが、それはテレビや雑誌で見るアイドルや芸能人などだったはずです。

 

しかし、スマホが誰でも使える今の状況を考えてみると、その状況は一変してしまいます。

 

今では、クラスメイトがSNSなどにアップする写真や動画だけではなくなっています。

 

インフルエンサーと呼ばれる人たちが、完璧に修正した画像や動画も見ることができるため、人生とはこうあるべきだという基準がかなり高くなってしまっていて、もはや手が届かないところに基準が移ってしまっている、と感じさせるものがありますよね。

 

そして、先ほどの神経質な人、心配性な人、常に不安を抱えている人たちは、それらを見ると、自分は社会の底辺に生きている、と感じてしまうようになるそうです。

 

今では、以前よりもライバルが多く存在するようになっているのであり、その相手はSNSの場合は何百万人ということも少なくないでしょう。

 

そうなると、何をしても自分よりも上手な人、賢い人、イケメン、リッチな人など、より成功している人と自分を比較することも本当に容易にできてしまいます。

 

SNSでお互いを比べあっていることが、私たちの精神に影響を及ぼすことは全くおかしなことではない、ということがこれらの例からわかると思います。

 

1500人を対象にした調査では、7割が「インスタグラムのせいで自分の容姿に対するイメージが悪くなった」と答えています。

 

また、イェール大学の研究によると、5000人を超える人の心の健康について2年間調査した結果、同じ現象に行き当たった場合、SNSに費やした時間が長かった人の方が、その後の数か月間、人生に対する満足度が下がっていたと報告されています。

 

本当の人間関係に時間を使うほど、つまり現実に人と接して話したり、遊んだりする人の方が、SNSを使う時間が多い人よりも幸福感が増していた、という研究報告も多くあります。

 

ここまで見てきたようにSNSが、私たちの人生の幸福度に影響を与えるとしたら、それが嫉妬や落ち込み、引きこもりにつながる可能性があるということもうなずけますね。

 

影響をあまり受けない人

 

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しかし当然ですが、SNSから悪い影響をうけている人ばかりではありませんよね。

 

SNSは心の健康に与える影響は平均すると小さい、ということを前にお話ししましたが、大きな影響を受ける人と受けない人の違いはどこにあるのか、ということが重要です。

 

それは、SNS以外の場所で他の人からしっかりと支えられている人や、しっかりとコミュニケーションがとれている人は、SNSを社交生活をさらに引き立てる手段として、また友人や知人と連絡を保つための手段として使っているため、大きな影響を受けないと言われています。

 

そうした人たちは、SNSを上手に活用することができ、良い影響を受けるのだと考えられています。

 

逆に、実際の社交生活や人間関係の代わりにSNSを使う人は、SNSの悪い影響を受けてしまう可能性が高くなると言われています。

 

SNSだけで社交生活や人間関係を終わらせるのは、SNSの影響をもろに受けてしまう可能性があるということですね。

 

まとめ

 

スマホの弊害については、まだまだ研究が進められているところですが、いくつかの弊害があるということは明らかになっています。

 

特にSNSを頻繁に使うことには、悪影響があるということを認識しておくことが重要ですね。

 

そして、SNSはあくまでも人間関係を補助する道具として使うことが重要であり、SNSで人間関係を完結させて、実際の社会生活が希薄になってしまうと、心の健康にあまりよろしくない、ということが研究でわかってきているようです。

 

SNSのポジションを今一度明確にして、上手に利用していきたいものです。