英語などを習得したい!だけど独学が続けられない人がするべきことは?
英語の学習などの独学ができない
独学というのは、勉強するならば絶対に行わなければならないことなのですが、挫折する人が多いのも事実です。
特に語学、英語などに関しては独学を続けれなければ、絶対に話せるようにはならないのですが、続けることができない人が多いですよね。
英語を話せるようになれば、世界中の人とつながることができるし、英語のドラマや映画を字幕なしで見ることができるため、独学の最初はものすごくモチベーションも高くて、頑張ろうという気持ちが強いです。
しかし、数日もすればそのモチベーションもすぐになくなってしまって、継続することができなくなってしまいます。
それを繰り返していると、自分は何をやってもダメだ、というような気持ちが強くなってきてしまうこともあります。
私たち人間というのは、全員が挫折するものだということを理解していれば、そのような自分を卑下するような気持ちにはならないものですが、やはり何度も失敗するのはつらいものです。
大切なことは、挫折しない人間はほぼいない、という事実を理解して挫折してもいいんだ、という気持ちを持つことなのですね。
もちろん、何の努力もしないで、挫折してもいいんだ、と言っているのは単なる怠け者ですから論外ですが、努力していて挫折することは誰にでもある普通のことです。
さらに改善して、継続できるようにしていけばよいだけだということを知っておきましょう。
英語の勉強が続かない
英語の勉強ということで話を進めますが、多くの方が英語を独学で勉強されているために英語を取り上げているだけなので、独学全般に当てはまると思っていただいて大丈夫です。
英語を独学で、特に日本で勉強するためには、強制的に英語に触れる時間を作らなければならない、という現実がありますね。
英語を話す国に行っていれば、嫌でも英語に触れるわけですが、日本にいるとやはりそれは望めません。
そして、その英語に触れる時間を人工的に作るということを、長期間続ける必要があります。
それは数年単位の期間になりますので、なかなか大変な作業ですよね。
ちなみに留学の話を少ししておきたいと思います。
日本にいるから数年の独学が必要になるけれど、語学留学すれば数か月で話せるようになるからうらやましい、と考えている方は少々考えを改める必要があります。
語学留学を1~2年したからと言って、英語やその他の言語が自由に話せるようになるわけではありません。
留学していたとしても、しっかりと語学をマスターするためには、やはり4~5年は必要なのです。
地道に独学を続けていく必要がある、というのは留学しようと日本にいようと変わらない事実なのですね。
違いは人工的に英語に触れる環境を作る必要があるかないか、ということだけなのです。
さて、その人工的に作った環境を長期間続ける必要があるわけですが、それを継続するのが難しいわけです。
継続できない理由①
継続できない理由として最初に、英語に限らず独学している場合は、成果がすぐに出てくるものではないからです。
勉強しているそばから、みるみる上達していくぜ、という状況ならモチベーションもますます大きくなっていくでしょう。
しかし、上達している実感は、ほぼないのが通常ですから、それに嫌気がさしてやめてしまいます。
先が見えないことを努力し続ける、というのはかなり大変な作業であり、当たり前ですが誰もが挫折してしまうことになります。
継続できない理由②
次に多い理由は、集中できないため面白くなくなってやめてしまう、ということもありますね。
独学を始めると、英語のことをあまり知らないため、すぐに嫌になってしまいますよね。
英語の本を読んでいても、わからない単語だらけでやる気が失せる。
また、友達からSNSで連絡がきた、というように環境によって集中力を途切れさせられることが多く、やる気が失せるということも多いようです。
どうすれば独学が継続するのか
独学が続かない理由は、他にもたくさんありますが、それを上げていてもきりがないため2つだけにしておいて、どうすれば独学が継続するのか、ということを考えてみたいと思います。
独学を継続的に続けるためには、勉強時間の単位を最小限にしておく必要があります。
極端な話、1日1分でも勉強すればOK、というように決めておくことです。
いくら忙しくても、1分も作れないという人はいませんから、これなら何とか続けられるでしょう。
また、モチベーションが下がってしまった、疲れて続けられない、というような状況になったとしても、1分ならばできるはずですよね。
そして、学習時間を短くすることで、心理学的な効果も期待できます。
ツァイガルニク効果やオヴシアンキーナー効果などが代表的なものです。
ツァイガルニク効果は、未完で中断した事柄の方が、すべて終わらせた事柄よりもよく記憶している、という効果のことです。
1分で終わらせるのですから、当然その勉強は途中で終わらなければならないわけですが、その方がより物事を記憶できるというわけですね。
そして、オヴシアンキーナー効果は、未完成で中断した作業を(なんのインセンティブがない場合でさえ) やりたくなってしまう効果のことを言います。
これはなんとなく想像できるのではないでしょうか?
ドラマやアニメが途中で終わってしまって、来週に続くという場合、気分がすっきりしたという方はいないはずで、その続きが気になって仕方がないはずです。
そこにはインセンティブ、つまりお金がもらえるという外的な要素はないにも関わらず、興味はますます強くなっているということもポイントです。
勉強にも全く同じ効果を期待することができます。
その状況を作り出すことができる、という意味でも勉強の単位を小さくしておくことは意味があるということです。
勉強時間がとれない、5分の勉強ならやってもやらなくても同じ、というような考えがあるかもしれませんが、それは大きな間違いということです。
短い勉強時間は、記憶に残りやすい上に、継続する力にもなるのですから、ぜひ活用していきたいものですね。
日々の生活の中に組み込む
そして、独学していることを、日々の生活の中に取り入れるということも有効です。
日々生活している中で、自分ではコントロールできないけれど、毎日行わなければならないことと一緒にすると、より継続しやすくなります。
言葉にすると難しいですが、簡単に言ってしまえば、通勤通学の時、電車の中で勉強するというようなことです。
ここでも最初は1分程度から始めれば、無理なく習慣化することができるでしょう。
毎日決まった時間にコーヒーや紅茶などのティータイムを持っている、という場合もそこに独学を組み込んでみると、スムーズに習慣化できると思います。
トイレに行く時間、寝る前の数分など、探してみるといろんな時間がありますので、そこに小さな勉強時間を組み込んでいくと、モチベーションに関係なく独学を継続できるようになるでしょう。
まとめ
独学というと、長時間勉強時間として確保しなければならない、という先入観があるかもしれませんが、それは今から忘れてしまってください。
勉強時間は小さな単位で進めていくことが、最初の段階では重要です。
そして、慣れてくれば無理のない範囲で時間を伸ばしていけばよいのです。
通勤時間に1時間あるとすれば、最終的には1時間を独学の時間に使えるようになれば良いのであって、最初は短い時間で始めれば大丈夫です。
また、疲れてしまった日があって、独学したくないという気持ちがあっても、1分なら続けることができますよね。
こうして無理なく続けることが、独学には本当に重要なのです。