瞬間英作文は日本語を使っているため効果が薄い?
英語、その他の外国語ができればチャンスが増える
英会話の勉強をする、英語に限らず他の外国語を勉強するということは、脳にとても良い刺激を与えるものです。
脳に良いというだけではなくて、数か国語話せるということは、他の人にはないチャンスをつかめる可能性がありますよね。
もしかすると年収も大きく上がるかもしれません。
年収については上がる保証はもちろんないわけですが、上げるチャンスは語学をマスターしていない人よりも、各段に高くなるはずです。
英語はもちろんですが、スペイン語や中国語を話せるということは、世界のかなりの人とコミュニケーションをとることができるようになります。
ですから、最新の情報を入手することができますし、その情報が日本語に翻訳されるよりも早く取り組むことができるのですから、チャンスが増えることはあっても、減ることはないでしょう。
語学の勉強を継続できない
英語の勉強、語学の勉強は重要だということはわかっていても、なかなか継続できない方が多いです。
最初の数日はモチベーションも高く、やる気に満ち溢れているのですが、1週間もたたないうちにモチベーションがみるみる下がっていて、やめてしまう。
また、数か月してモチベーションが高くなるけれど、すぐにそのモチベーションもしぼんでしまう、ということを繰り返してしまっているのではないでしょうか?
語学というのは長期間継続して勉強しなければマスターできるものではありませんが、その成果が目に見えるわけではないため、モチベーションの維持がかなり難しいと言われます。
語学留学というものがありますが、1年程度の留学で語学をマスターできる、という方はほとんどいないのが現状のようです。
語学留学をしても、その言葉を話すことができないことから、日本人が多いところに行く人が多く、日本にいるのと変わらない状況になる方が多いからです。
さらに語学をマスターするためには、現地にいてもやはり4~5年かかるのが普通です。
ですから、安易に語学留学を考えるよりも、日本にいながらいかにその言語に触れる回数を増やすかということを考えるべきです。
スピードを上げて勉強する
英語や外国語の勉強というと、どうしても暗記しなければならないことが多くなり、勉強するスピードが遅くなってしまいがちです。
私の経験から言うと、スピードが遅いほどやる気がそがれてしまうように感じます。
ですから、英語などを勉強しているときには、できる限り早く勉強することを意識する方が良いのではないか、と考えています。
できるだけ早く英単語や英語のフレーズを思い出す、というようにするとゲームのように感じるのか、普通のスピードで行うよりも、かなりやる気が持続します。
勉強の仕方は個人に合っているものがあるはずなので、それを見つけている方はそれを続ければよいのですが、そうでない場合は、ぜひスピードを上げるということを意識していただければと思います。
瞬間英作文は効果あり?
英語の勉強で多くの方が進めているのが、瞬間英作文です。
これは、日本語の短い文章を見てすぐに英語のフレーズを答える、またその逆を行うというものです。
瞬間英作文で効果が出たという方は多いので、やってみて効果があると感じれば続ければよいのですが、効果があまり感じられない、という場合は続けてもあまり上達しないでしょう。
私は瞬間英作文の効果は、英語の初心者には効果がかなり高いと思います。
英語に限らず語学は、最初は力技でもある程度の量の単語やフレーズの記憶が必要になります。
その場合には、スピードを上げて、自分の実力の限界に挑戦するようなトライアル形式で行うことで、やる気を維持することができますので、その場合の教材として瞬間英作文はとても効果的だと思います。
しかし、初心者を抜け出して中級、上級になっていくと、瞬間英作文の効果が低くなっていくと考えられます。
それはなぜかというと、瞬間英会話には必ず日本語が介在しているからです。
日本語を見て英語を考える、英語を見て日本語を考えるという方法ですから、日本語が常に存在していますよね。
しかし、実際の英会話を行う場合は、英語だけで考えたり会話を進めたりする必要がありますので、日本語の介在を極限まで減らしてしまうことが重要です。
瞬間英作文はいつまでも日本語が存在していますので、ネイティブとのダイナミックな会話にはついていけない可能性があるわけです。
日本語を使わない瞬間英作文
そこで私がお勧めしたいのは、日本語を使わない瞬間英作文です。
そんなことは不可能ではないか、と感じるかもしれませんが、今ではとても便利なアプリがたくさん、しかも無料で使うことができますので、それが可能なのです。
私は有名なアプリ「Anki」を使って行っています。
Ankiには英語のフレーズを登録できますし、英語の発音も添付でき、さらに画像も添付できるというとても優れたアプリです。
この画像を添付できるというところが秀逸なのですが、英語のフレーズとそれに合わせた画像を添付することで、それをペアにして学習することができます。
画像が出題されれば、瞬間的にその英語のフレーズを思い出し、英語のフレーズが出題されれば、それに合わせた画像を思い出す。
このようにすることで、日本語の介在を極限にまで減らすことができます。
最初は当然ですが、日本語でいろいろと考えることになると思いますが、数週間もすれば画像と英文が一致するようになり、日本語を必要としなくなります。
そのような日本語を使わない状況が当たり前、というレベルになれば英会話もかなりのレベルになっているはずです。
発音は後回しではなく一番最初
そして、Ankiには発音を添付することができますので、発音もしっかりと勉強することができます。
英語の場合、発音は後回しにしてとにかく単語の意味を暗記しようとする方が多いですが、それはかなりもったいない、というよりも後から発音を矯正するのはかなり難しくなります。
やはり英語を記憶するときには、まずは発音、そして意味という順番で記憶するべきです。
その理由は、発音を勉強していないでネイティブと会話をしたことがある方ならわかるかもしれませんが、発音をしっかりと学んでいないと、驚くほどに伝わりません。
ネイティブの方や、英語が話せる海外の人とコミュニケーションをとるために、その言葉を勉強しているにも関わらず、全く伝わらないというのではれば勉強する意味がありませんよね。
ですから、英語を勉強する、またほかの外国語を勉強する場合は、まずは発音から勉強するということを常に心がけてください。
まとめ
英語に限らず語学は、如何に日本語を使わないでその言語のまま理解するかが一番のキーポイントです。
日本語が頭の中にある限り、普通の会話には追いつくことができないからです。
頭の中で英語から日本語に翻訳しているような余裕は、普通の会話にはまったくないからです。
そのためには、画像からすぐに英語が出てくる、という状況を作ることが重要であり、そのために利用できるアプリなどは積極的に活用していきましょう。
画像から直接英語を引き出す練習を十分に行い、日本語を徐々に減らしていくためには、アプリなどを使うのが一番です。
私はAnkiを使っていますが、自分に合った暗記をサポートしてくれるアプリがあれば、それを使えば十分に英語を英語のまま理解する状態を作り出すことができるはずです。