読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

企業の株式を購入する意味とは?

企業にはお金が必要

 

ビジネスを始めるにあたっては、まとまった資金が必要になることが多いです。

 

その資金をどうやって準備するかというと、やはり銀行やその他の金融機関から融資を受けて準備するか、自己資金をためてビジネスを始めるということになります。

 

最近はインターネットを使うことで、準備すべき資金の額が小さくても始めることができるものが増えていますが、やはり資金が多ければ多いほど良いです。

 

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銀行融資などを引っ張ってくることができれば、かなり心強いですよね。

 

しかし銀行から受けた融資は、いつかは返済しなければならないものです。

 

しかもその返済には利息が付いてくるため、借りた金額よりも当然多く返す必要がありますね。

 

これは「負債」と呼ばれるものです。

 

負債は金融機関からの融資だけではなく、未払金や買掛金など様々なものがありますが、すべていつかは返す必要があるものです。

 

資本(純資産)について

 

誰かから資金をもらう際には、すべていつかは返済する必要があるもの、というイメージがあるかもしれませんが、実は返済の義務がないお金もあります

 

それを「資本」と呼びます。

 

少々面倒なのですが「純資産」と呼ばれることもありますので注意が必要ですが、この資本は返済の義務がありません。

 

簡単に言ってしまえば「もらったお金」ということになります。

 

企業の財務諸表などを見てみると、おそらくいろんなところに資本という言葉を見ると思います。

 

その資本は返済する必要がないお金ですので、そういうお金をたくさん持っている方がビジネスに活かすことができます。

 

しかし、そんな都合の良いお金を誰が準備してくれるのでしょうか?

 

そんな人がいるのであれば、私も紹介してもらいたいものです。

 

お金をあげるのは株主

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企業としては、資本をたくさん用意してくれる人がたくさんいれば、それだけ都合が良いわけですが、そんな人をどこから見つけてくるのかということわかれば、資本を準備する手段を使うことができます。

 

簡単に言ってしまえば、お金を企業に提供してくれてそれを資本として使わせてくれるのは株主です

 

株主は、株式を購入したところで企業に、株式を購入した分のお金を返せということはできません。

 

なぜならそれは資本だからです。

 

しかし、ここで疑問が出てきますね。

 

「そんなお金を提供して、株主にいったいどんなメリットがあるのか?」

 

資金を提供して返してもらえないのに、なぜ株式を購入するのかというと、「配当」を受け取る権利があるからです。

 

お金を提供しますから、それによって利益が出たら、配当として分け前をくださいね、というのが株式のうまみということになります。

 

そして、株式を購入すると配当を得る権利を手にすることができるわけですが、その株式でその企業にお金を返せということはできません。

 

しかし、株式を現金に換える必要がある場合はどうすればよいのか?

 

株式を現金に換えたい場合は、その株式を第三者に売却することで回収することができます

 

そんな株式をなぜ第三者が購入するのか、というともうお分かりですよね。

 

配当を得る権利を第三者に譲ることになり、その配当が欲しいという人がその株式を購入することができるわけです。

 

株式投資で価格が変動するのは?

 

株式投資は、当然価格が変動するわけですが、その要因は一つではなく複雑に様々な経済要因が絡み合って変動しています。

 

ここでは配当ということを見てきましたので、配当という観点から考えてみることにします。

 

株式の価格が上がるのは、やはり配当が増えそうだと考える人が多くなった時ですね。

 

つまり企業の業績が上がってきている時です。

 

逆に下がるのは配当が下がりそうだ、という場合になります。

 

株式投資というのは、非常に難しいというイメージがあるかもしれませんが、これを見てみると価格の変動の理由は意外とシンプルなのかもしれませんね。

 

しかし、変動の理由はシンプルでも、企業の配当について調べるには、企業の財務諸表をしっかりと読んでその企業を分析する必要があるため、把握することはかなり難しいものなのは言うまでもありません。

 

資本の種類

 

資本というのは株主から提供された資金以外にも、様々な種類があります。

 

例えば当期純利益です。

 

これは収益と費用の差額で、企業の利益ということになります。

 

企業が経済活動で得た利益ですし、費用などを指しいているため、もう返す必要がないお金ですので資本になります。

 

この当期純利益は、当然株主に分配されるべきものなのですが、もっと会社を大きくしたい、利益を増やしたいという場合は、配当に回らず来期の経営に回されます。

 

会社が大きくなって利益をたくさん出せるようになれば、株価も上がっていくため、その方が株主にとっては利益が大きくなることが多いです。

 

まとめ

 

株式というとなんとなく漠然としていて、つかみどころがないような気がしますよね。

 

まず、株式の売買と、日常の企業の活動にいったいどんな関係があるのかって、疑問ではないでしょうか。

 

そこで今回は、資本や配当などをもとにして、株式の基本的なところを見てみました。

 

これを知ることで、さらに株式投資について理解が深まるような気がします。

 

しかし、やはり投資はすべて自己責任ですので、さらに知識を深めていく必要があるのは言うまでもありません。