銘柄選択はできないけれど技術革新などの可能性に投資したい場合の方法は？
銀行預金も投資のひとつ
投資をするしないというのは個人の判断ですので、どちらが絶対に正しいということはありません。
私としては誰もが何かに投資をした方が良いと思っています。
厳密にいえば、ほとんどすべての人が投資を行っているのですが、それに気が付いてない方が多いですね。
全ての資産をタンス預金などの現金で保有しているという人は投資をしていないわけですが、そんな人がいるでしょうか？
おそらくごく少数だと思います。
そうではないほとんどの人が、投資をしていないと言っていたとしても、銀行に現金を預けているはずですし、銀行以外の金融機関にお金を預けているはずですが、それは投資していることになります。
なぜなら銀行は預金を預かってそれを投資などで運用しているために、間接的には投資を行っていることになります。
毎年本当に少ないですが、預けている預金に金利がついて口座に振り込まれますよね。
その金利は銀行が投資で運用して得た利益をもとにして払われています。
自分では運用していなくても、銀行が投資をしているということで、間接的には誰もが投資を行っているわけです。
自分で投資を行っていないし、プロが運用しているのに任せているのだから安心していられる、と考えている方も多いでしょう。
しかし、今では銀行も１０００万円までしか元本を保証しない可能性があります。
もちろんそれは最低限ですので、１００％元本が戻ってくる可能性もあるのですが、元本を返済しなければならない状況は、その金融機関が破綻している状況ですので、１００％の返金はかなり難しいでしょう。
そう考えると、銀行預金もローリスクローリターンの投資ということになります。
ETFへの投資
そこで、銀行預金と同じような感覚で、しかも銀行預金よりも高いリターンを得る可能性がある投資を探すことができればそちらの方が良いとは思いませんか？
その投資方法が、ETFへの投資になります。
ETFは上場投資信託と呼ばれるもので、通常の投資信託とは少し違うものです。
ETFと投資信託は、自分に合ったものを選べばよいのですが、ETFにはいろんな種類があり、アメリカ株と連動しているものなどもありますので、投資したいと思える銘柄がたくさんあると思います。
そして、毎月一定額を積立のような感じで投資していくことで、長期にわたって投資ができるためドルコスト平均法によって、リスクを減らしてリターンを得ることが可能です。
もちろんドルコスト平均法でも損をする可能性がないわけではありませんが、世界の株式相場は何十年という長期で見れば右肩上がりで成長しています。
ですから、長期に定期的に投資することができれば、その右肩上がりのトレンドの利益を享受することができるわけです。
ETFは分散投資
ETFは上場投資信託ですので、個別銘柄の株式を買うのと同じように売買できます。
ETFも投資信託という名前が入っているように、多くの顧客から資金を集めてたくさんの銘柄や債券などに投資を行うので、一つのETFに投資をしても結果として分散投資していることになります。
非常に便利ですよね。
ETFなどに投資を行うべき理由
投資を行う理由はたくさんあるのですが、もちろん高いリターンを得たいということが最大の理由ですね。
高いリターンを得るためには、革新的な発見や、誰もが使うようなサービスを作り出すことが必要ですが、そのようなものを生み出す可能性が全員にあるわけではありませんね。
むしろごく少数の人がそのような偉業と呼ばれることを達成するわけです。
ETFなどに投資をしていれば、そのような偉業の達成のために資金を出しているという機会を作ることができる可能性がありますが、銀行に預けているだけでは絶対にそのようなチャンスはつかめません。
もちろんETFに投資しているからと言って、絶対にそのような幸運をつかむことができるわけではありませんが、銀行預金よりは可能性があるわけです。
こう考えると、ETFへの投資も考えてみようと思うのではないでしょうか？
まとめ
投資は常にリスクがありますので慎重に行う必要があります。
しかし、ドルコスト平均法で毎月一定額、例えば３万円を決まった日に投資する、というように決めて投資をすれば銀行預金と変わらない感覚で投資することが可能です。
そしてドルコスト平均法が効いてきますので、右肩上がりの株式市場の利益を得る可能性が非常に高くなります。
また上場投資信託ですので、売買は市場が開いていればいつでもできるため、急にお金が必要になっても現金化することが容易です。
銀行預金に預けていても、金利はほぼゼロですから貯金箱とほぼ同じですから、どこで起こるかわからない技術革新に参加するためにも、何らかの形で投資を行うことを考えるべきではないでしょうか？
