ビル・ゲイツは実は優れた投資家だった?
一線から退いているにも関わらず資産が増加
ビル・ゲイツは長年世界一の大富豪として知られていましたね。
最近では離婚などのニュースの方が有名になっているような気がしますが、今でも大富豪であることは間違いありません。
しかし、考えてみるとビル・ゲイツは2001年にマイクロソフトのCEO職をスティーブ・バルマーに譲って、2008年には第一線から退いています。
現在の活動については、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団での活動が中心のようです。
つまり、2008年以降は財団での活動が主であり、経営にはあまり携わっていないということになります。
それにも関わらず彼の資産は右肩上がりに増えているのはなぜなのでしょうか?
ビル・ゲイツは優れた投資家
ビル・ゲイツはマイクロソフトの株式を大量に保有していることはもちろんですが、それ以外にも優れた企業の株式を保有しています。
つまり、ビル・ゲイツはマイクロソフト創業者であると同時に、優れた投資家でもあるのです。
その投資先の約半分はバークシャー・ハサウェイの株式になっているようですが、そのバークシャー・ハサウェイの会長はあのウォーレン・バフェットです。
バークシャー・ハサウェイに投資しておけば、投資の天才ウォーレン・バフェットに投資してもらうことになりますから、それは素晴らしい選択ですよね。
ビル・ゲイツとウォーレン・バフェットは長年の親友ではありますが、それとは関係なく投資のパフォーマンスだけを見て投資を決定しているようです。
次に多いのが、ウェイスト・マネジメントという会社です。
日本ではあまり知られていませんが、産業物処理を行う会社で、かなり有名な会社のようです。
産業物処理というと、あまり稼ぐことができないようなイメージがあるかもしれませんが、新たな埋立地の建設には厳しい規制があります。
そのため、この規制が参入障壁として高くそびえることになるため、先行者有利のこの業界におけるリーディングカンパニーとなっているのです。
そのような規制の状況をしっかりと把握して投資しているのはさすがですね。
彼のポートフォリオの特徴として、インフラ関連などのディフェンシブ銘柄が多くなっています。
これらの投資に関しては、参入障壁の高い寡占事業にたくさん投資することによって、大きな変動にも耐えるようなポートフォリオになっている印象を受けますね。
まとめ
テーパリングなどの噂で相場の方向性がよくわからなくなっている気がします。
日本では総選挙も近いために、投資しづらい環境なのかもしれませんね。
そこで優れた投資家のポートフォリオは参考になるのですが、ビル・ゲイツのポジションもしっかりと見ておく必要がありますね。
インフラ関係が多いわけですが、バイデン大統領はインフラへの投資などで、新型コロナによる経済への打撃から経済を回復させようとしていることから考えると、このポートフォリオの潜在力はかなり高いのかもしれませんね。