貯蓄をしないというのは資本主義ではマイナスかもしれません
貯蓄の重要性
貯蓄するということはとても重要ですし、多くの日本人は貯蓄をしようと考えるようです。
貯蓄というと銀行預金などが思い浮かぶと思いますが、貯蓄というのはお金をためておくということですから、広くはいろんな金融資産も含めるべきかもしれません。
なぜ貯蓄が重要なのかというのは、当然たくさんの理由があるのですが、一つは金利にあります。
普通預金の金利はほとんどないに等しい現在ですが、それでも多少の金利はついているわけで、お金を使わずに貯めておけば必ず増えていきます。
しかし、タンス預金の場合は金利が付かないので貯め方としては良くないかもしれませんね。
例えば銀行に貯金しておけば、そのお金は銀行が他の企業などにお金を貸して運用することで金利が付くのですが、そのお金は経済を活性化するために使われた、と考えることもできるので、貯金はその意味でも良いことと言えます。
貧富の格差は資産によって広がる
ここで貧富の差は何によって広がるのかということを考えたいと思います。
基本的に貧富の差は、持っている資産によって広がると考えられています。
1%の金利が付いているとすると、100万円では1万円の利子になるわけですが、1億円ですと100万円になりますね。
100億円の資産があれば、その利子は1億円になります。
1億円の利子があれば普通は何もしないでも生活できてしまいますね。
しかも、利子などの場合の税率は一律で約20%ですから、資産が多ければ多いほど得をするということになります。
1億円を使ってさらにビジネスを始めたりすることができるのですが、そこでたとえ失敗しても、資産を持っていれば再出発も比較的簡単なわけですね。
もちろん年収の差も貧富の差を広げるのですが、それよりも資産の差がより貧富の差を広げるように今の資本主義はデザインされています。
これまで見てきたように理由の一つは金利です。
金利が1%が毎年続くという状況は、年収でもその程度の上昇はあり得るかもしれませんが、年利5%程度となると年収の上昇ではかなり難しいです。
しかし、資産が多ければ年利5%を達成する方法はいくらでもあるので、より貧富の差を広げるのです。
ですから豊かな生活をするためには年収を上げるということも重要なのですが、同時に資産を形成していくということも重要なわけです。
資産を持つために貯蓄すること
資産を持つことを考えなければならないというのは資本主義のデザインを知るとわかるのですが、そのためにはやはり貯蓄をしなければなりません。
貯蓄して資産を買うお金がなければ資産を形成することができないからです。
ですからまずは貯蓄を一定額確保する必要があるのですね。
そこで貯蓄を進めていくためには何をすればよいのでしょうか?
貯蓄を進めていくためには、貯蓄を固定費として考える必要があります。
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まとめ
資産を作るためにはまずは貯蓄ということは異論がないと思います。
資本主義がどのような構造になっているのかを理解して資産形成を早くから始めるのと、使いたい放題使うのでは後々大きな違いとなって帰ってきますので、貯蓄の重要性について改めて考えてみていただきたいと思います。