記憶力が悪い?それは覚えるものが多すぎるのが原因ではないですか?
記憶力が悪いのは当たり前?
私は記憶力が悪いと感じる事ってありますか?
おそらくほとんどの人がそうだと思います。
私はどんなことでもすぐに覚えることができて、全く忘れることがないという人は少ないと思いますし、私はそのような人に出会ったことがありません。
写真のようにすべてを記憶してしまう人がいるということは、テレビなどで見たことがありますが、それはそれで大変なようです。
人間の脳は忘れることを前提としているようでして、日常生活で見たこと聞いたことをすべて記憶していると、脳はすぐにパンクしてしまうため、極力忘れるようにしているのです。
また、嫌なことやつらかったことなどは、時間とともに忘れていくと思いますし、忘れなくても記憶が薄らいでいくように感じるものですが、それも私たち人間に備わった能力です。
嫌なことなどは、できるだけ早く忘れた方が気持ちも楽ですし、ストレスにもならないため健康にもよいです。
ですから、私たちの脳は「忘れる」というとても素晴らしい能力を持っているのですね。
記憶力が悪いのではなくて、人間の優れた能力によってそのような状況になっているのです。
何とか覚えたい
しかし、そうはいっても覚えなければならないことがたくさんあるのも事実です。
そこで脳の得意技である忘れるということをいかに回避するか、というのが重要になります。
人間の脳は、7つプラスマイナス2つまでの情報なら、比較的簡単に覚えることができます。
例えばこのような数字はどうでしょうか?
7304
これならすぐに覚えられるでしょう。
4つですから非常に簡単です。
しかしこれはどうですか?
489387657481
もうお手上げという気持ちが強くなっているのではないでしょうか。
これは7つよりも多い12個の数字ですから、覚えることがかなり大変なわけです。
しかしこのように整理するとどうでしょうか?
4893 - 8765 - 7481
すぐに覚えることはできないかもしれませんが、先ほどのようにどうしようもない、という気持ちも少し和らいだのではないでしょうか?
このように情報を小さくする、少なくするということが記憶する上でとても重要なことです。
思い出す(復習)
しかし、1度覚えたとしてもすぐに忘れてしまいます。
ですから復習がとても重要になります。
そして復習の方法もまたとても重要です。
復習は覚えているかどうか「思い出す」という過程を必ず入れる必要があります。
何も見ないで覚えているか確認するだけですので、それほど大変ではないでしょう。
しかし、思い出すという行為をしないで、テキストなどをただ見直すだけの復習をする人が多いです。
思い出すことを繰り返すことで、記憶はより定着していきますので、できるだけ何も見ないで思い出すということを復習の中に取り入れてください。
まとめ
記憶力が悪いと感じる場合は、何度も繰り返すことも重要ですが、まずはその情報を小さくできないか、分解できないか考えてみてください。
情報を小さくすることには、これが正解というものはなくて、あなたが覚えやすくなればそれが正解だということを忘れないようにしてください。