貧困ビジネスを根絶するためには
貧困ビジネスについて
貧困ビジネスというものがあるようです。
その形態は様々あるようですが、生活保護受給者やホームレスなどの貧困層をターゲットにして様々な方法で利益を得ようとするものです。
例えばホームレスの方々は、住所がないためになかなか公的な保護を受けることができないものです。
ホームレスということは、路上で生活している方ですので、当然住所がないということになりますが、その状況がホームレスから抜け出すことを難しくしている現状があります。
就職するためには履歴書や職務経歴書を書きますが、そこには住所を記載する場所が必ずあります。
そこを空欄にしてしまうと、やはり雇う側としても雇用することが難しくなります。
そこで、低額でそのような方々に住居を提供することをうたって、ホームレスの方々を住まわせて利益を得ようとする人が出てくるわけです。
例えばホームレスの人に住居を低額で提供すると言いながら、一つの部屋に6人も7人も詰め込んで、その人たちに生活保護の受給をさせます。
生活保護が支給されるときには、その人と職員が一緒に行って生活保護を受け取るわけですが、家賃や光熱費など様々な名目で支給された金額のほとんどを奪ってしまうのです。
その結果、ホームレスだった人の手に残るのはわずかに2万円程度ということになります。
そのような状況であっても、誰かに相談することができないことが多く、泣き寝入りになっていることが多いと聞きます。
貧困層を救済するためには、生活保護を与えるだけではもちろん不十分であり、そこから抜け出せる機会を与えることを考えなければならないわけです。
しっかりと自分で働いて稼げる状況を作り出せる、失敗しても何度もそれができる状況を作り出すことで、貧困ビジネスを根絶させることができるはずです。
しかし、貧困ビジネスについてはあまり知られていないのが実態ですので、なかなか減らすことができないのも事実です。
以前DaiGoさんが、ホームレスや生活保護受給者についての差別発言で炎上していました。
ホームレスや生活保護受給者の実態を全く理解してないと言わざるを得ない発言でした。
ホームレスや生活保護受給者への差別は許さないということと同時に、これを機にホームレスや生活保護受給者の置かれている現状について理解が深まり、貧困ビジネスを許さないという社会になることを願わずにはいられません。
まとめ
貧困ビジネスというのは、ビジネスという言葉を使うべきではないと思います。
弱者からお金を盗んでいるわけですから、ビジネスではありません。
ビジネスとは全員が得をすることだと私は考えていて、損をする人がいてはいけないと考えています。
その意味でも貧困ビジネスという言葉は変えるべきではないでしょうか?