読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

身体の不調を感じる。薬膳で内側からアプローチしてみては。

病気ではないけれど不調を感じる

woman standing near window during daytime

 

理由もなくイライラしてしまうことってありますか?

 

なんとなく身体がだるいとか、調子が悪いとか、寝込むほどに具合が悪くないけれど、身体の調子が良くないということがあるでしょうか?

 

もちろん、何らかの病気があって疲れやすい、イライラするというようなことがあれば、それはその病気を突き止めて、しっかりと治療する必要があります。

 

しかし、病院に行っても、また健康診断などでも異常が指摘されないという場合、どうすればよいのか悩みますよね。

 

寝込むほどではないけれど、身体がだるいなどという場合、意味もなくイライラしてしまうというような場合は、どう考えても自分の能力を最大限発揮することができないものです。

 

充実した生活を送ることは、やはりアンチエイジングや美容にも効果がありますし、もちろん健康促進にもとても重要な要素になりますよね。

 

ですから、できればこういった状況は改善していくことが大切です。

 

とはいえ病院で原因がわからない場合は、どのように対応すればよいのか、全くわからないと考えてしまいがちです。

 

東洋医学

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私はこのような場合は、東洋医学の知識がとても役に立つのではないかと思っています。

 

東洋医学というと、非科学的であるというイメージがあったり、あまり効果がないのではないか、と思ってしまう方も多いかもしれません。

 

また、なんとなく怪しいというイメージもあるのかもしれません。

 

しかし、病院は東洋医学の反対で西洋医学ということになるのかもしれませんが、その西洋医学で原因がわからないから対処しようがないと考えるのではなく、東洋医学も選択肢に入れることで、身体の調子を整えることができるのであれば、むしろ取り組むべきことではないかと思います。

 

西洋医学の基本としては、検査データの平均力、正常値というものを定めて、健康診断などでその数値が正常範囲ならば、体調が悪いなどの自覚症状などがあったとしても病気とはみなされません。

 

しかし、東洋医学にはこの正常値という概念を持っておらず、四季の変化や生活環境などによって、健康状態の状態が異なるという西洋医学にはない要素も考慮し、それらのバランスが崩れると体調を崩してしまい、「未病」という状態になると考えられています。

 

未病とは、西洋医学では病気とはみなされないけれど、体調がなんとなく悪いというような状態のことです。

 

未病を放置することで、さらなる病気の原因となってしまうこともありますので、できれば未病の状態を改善していくことが、病気の予防につながると思うのですがいかがでしょうか?

 

となると、東洋医学について少し知りたくなりませんか?

 

東洋医学の原理原則

 

私も東洋医学の専門家ではありませんが、この予防ということを効果的に進めるためには東洋医学を少しは理解する必要があると思いますので、少し調べてみました。

 

まず、東洋医学にある基本ともいうべき原則があります。

 

それは、自然治癒力を高めて、病因を取り除き、またバランスの崩れた身体の状態を正常に戻すということです。

 

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つまりは、自分の治そうとする力を高めるような方法で、身体の不調を改善していくということになりますね。

 

この考え方はとても素晴らしいと思うのですが、当然万能ではないということは理解しておく必要はあります。

 

例えば交通事故にあってケガをしてしまった、というような場合は東洋医学自然治癒力を高める、などという悠長なことを言っている暇はありません。

 

こういう時には、当然西洋医学の即効性のような力が必要になります。

 

これ以外にも西洋医学が必要な場面は当然ありますので、すべてを否定する必要はありませんし、それはむしろ危険です。

 

なぜこのようなことをお話しするのかというと、東洋医学を信じるようになる方の中には、東洋医学はとても優れていて、それを信じることで西洋医学の有益性を否定するようなところまで行ってしまう方がいらっしゃるからです。

 

私の考えとしては、西洋医学東洋医学の両方を上手に取り入れていくことが、最も良い方法なのではないかと思います。

 

どのように東洋医学を取り入れる?

 

東洋医学は、本格的に学ぶためには、おそらく大学などでしっかりと学ぶ必要がありますし、漢方薬なども自分で調合するためには、医学部や薬学部で学ぶ必要があるのだと思います。

 

しかし、誰にでも取り入れることができる東洋医学の考え方があります。

 

それは、「薬食同源」という考え方です。

 

これは、日本の考え方である「医食同源」という考え方に影響を与えています、というよりもほとんど同じものです。

 

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古代中国では「食位」という医師が存在していて、最も地位が高くて他の医師の取りまとめをしていたと言います。

 

それほど食が重要であると考えられていたのですね。

 

それは「薬膳」という言葉にも現れています。

 

これは食事が薬にもなるということですが、なんとなく疲れやすい、イライラする、寝られない、など原因がよくわからない身体の不調に、毎日の食事で改善していくという考えでもあります。

 

薬膳料理

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薬膳料理というとどのようなイメージを持っていらっしゃるでしょうか?

 

なんとなく精進料理のようなイメージ、肉や魚が一切食べられないようなイメージなどがあるのかもしれません。

 

しかし、このイメージは少し間違っているかもしれません。

 

薬膳では肉も魚も使いますし、さらには日本料理も薬膳に展開させることができますし、イタリア料理やフランス料理も薬膳に展開させることができるのだそうです。

 

薬膳では、すべての食物は五味(酸味、苦味、甘味、辛味、塩味)と五性(熱性、温性、平性、涼性、寒性)の特徴を持つと考えられていて、この五味五性を生かして食材を選ぶこと、そしてそれを食べる人の身体の状態や体質、気候などとの適合を考慮して作られます。

 

これを聞くと何のことだか訳が分からないかもしれませんが、体調に合わせて食べる食事の内容を変えてみることで、薬膳に気軽に取り組むことができるのではないでしょうか。

 

例えばなんとなく疲れやすい、寝ても寝ても眠い、などの不調を感じるときには、ビタミンB群がたくさん含まれているものを食べる。

 

身体が冷えてつらいという場合には、生姜をたくさん使って身体を温めるなどの方法で、日々取り組んでいくことができますね。

 

東洋医学アンチエイジングにも効果的

 

このような東洋医学の薬膳の考え方は、アンチエイジングにもとても効果が高いことが期待できるのは、きっとイメージしやすいと思います。

 

アンチエイジングや美容というのは、身体の内側からアプローチすることもとても重要ですが、それはまさに薬膳の考え方です。

 

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肌の調子が良くないと感じるときには、果物や野菜を多めにとって、抗酸化物質やビタミン、ミネラルなどを積極的に摂って肌の調子を回復させるように取り組んだりすることはまさに薬膳ですよね。

 

身体の不調を感じた時には、それを放置することなく、しっかりとその場で対処していくことが、その後の健康のためにも必要なことであり、さらにや様々な病気を予防することにつながります。

 

まとめ

 

薬膳という言葉はどうも難しいイメージを抱かせてしまうために、取り組みたいと思わせる魅力に欠けてしまっているのが残念な気がします。

 

しかし、私としては、この言葉が持つ意味は全く別にして、多くの方に薬膳に取り組んでいただきたいと考えています。

 

薬膳は食事で健康にアプローチしていくことが基本になりますので、最大の特徴は副作用の心配がないと考えてよいところです。

 

しかも、毎日とる食事でアプローチするのですから、取り組みやすくもありますので、ぜひとも取り組んでいただきたい方法です。