納豆が嫌い。そんな場合はドライ納豆やフリーズドライの粉末納豆はいかが?
納豆は医師も進める食材
納豆は健康効果が本当に高いため、多くの医師の方が食べるべきだと答えています。
納豆を毎日食べた方がいいと思いますかと医師に質問すると、約9割の医師が「はい」と回答したという報告もあります。
やはり納豆のように健康に良い食材は、継続して食べることで健康への効果が期待できるようですね。
納豆を食べるべき時間帯
納豆を食べるべき時間帯を医師の方に聞いた場合は、朝、夜どちらの回答もあってどちらにもメリットがあるようです。
朝食べれば、1日の活動のための栄養を効果的に摂れるという意見もあれば、夜食べれば血液をきれいにする作用があるため、寝ている間にできやすい血栓を防ぐことができる、という感じです。
時間帯は自分が食べたいと思ったときに食べればよい、という感じになるでしょうか。
納豆の整腸作用
納豆を食べるべき理由はたくさんあるのですが、まずは整腸作用があります。
納豆は発酵食品ですので、腸に良いイメージがあると思いますが、その通りで納豆菌を食べることができるため、整腸作用があると言われています。
医師の方も整腸作用を理由に納豆を進めるという方が多いようです。
納豆菌を持つ納豆のように発酵食品は菌を直接食べるため、それが腸に届いて腸に良い効果をもたらすと言われています。
私たちの体内は細菌にとっては少々過酷な環境になっているようで、実は腸にまで生きて届く菌というのはそれほど多くはないと言われています。
しかし、死んでしまった細菌も腸に届けばその死骸が善玉菌の餌になることから、整腸作用があります。
ですから、発酵食品を食べることはあらゆる意味で整腸作用があると言えますね。
また、腸内環境を整えるということは、免疫を高めるためにもとても大切なことです。
免疫に関する細胞の多くは腸にあると言われていますので、腸内環境が乱れてしまうと免疫力も下がってしまいます。
納豆菌によって腸内環境を整えることができれば、免疫力もアップさせることができるということになりますね。
血栓の予防
そして、納豆には血栓を予防する効果があります。
その理由は、納豆にはナットウキナーゼが含まれているからです。
納豆のネバネバ部分に含まれるタンパク質分解酵素がナットウキナーゼと呼ばれる成分になります。
ナットウキナーゼは血栓を溶かす作用があると言われるため、納豆を食べることで血液中に血栓ができるのを防いでくれますし、血液もきれいにしてくれる作用が期待できます。
やはり血流が良いことが健康の基本ですから、納豆を食べて血流を整え、血栓を防ぐということも健康にとても重要になりますね。
血栓ができると、心筋梗塞や脳梗塞の原因となる可能性がありますが、それらの病気は寝ている間に起こりやすいと言われています。
そのため、ナットウキナーゼの効果を寝ている間に利用することができれば、それらの病気の予防になります。
医師の中で夜納豆を食べるべきと考えている方は、就寝中のこれらの病気を予防するためだと考えられているようです。
納豆が苦手な場合
しかし、納豆は粘りがあってどうも苦手とか、臭いが強すぎて食べられない、という方も多いのが現実ですね。
健康に良いからと言って、無理やり嫌いな納豆を食べるというのも、かなりストレスを感じるものです。
嫌いなら無理やり食べるという方も少ないと思いますが、無理して食べているという方がもしもいらっしゃれば、無理しない方が良いと思います。
健康に良い食材は納豆以外にもたくさんありますので、そういったものを食べればよいのではないでしょうか。
しかし、納豆は苦手だけれど、納豆の健康効果は取り入れたいという場合は、納豆を乾燥させたドライ納豆を利用すると良いと思います。
ドライ納豆とは、その名の通り納豆を乾燥させたもので、指でつまんでスナック菓子のような感覚で食べることができるものです。
そのため、粘りもないので非常に気軽に食べられるのではないかと思います。
私は、このドライ納豆というものを、JALかANAか忘れたのですが、機内でサービスとして提供されて食べたのが最初でした。
ドライ納豆というものに、そこで初めて出会ったわけですが、食べる前は違和感がありましたが、食べてみると納豆の味がちゃんとして、それでいてスナック菓子のような食感で、普通の納豆の粘りのある独特の食感とは全く違いました。
私は納豆が嫌いではなくむしろ好きなので、納豆を食べることに苦労はしないのですが、ドライ納豆を食べた時のことを考えてみると、納豆が苦手な人でもドライ納豆なら食べられるという方は、意外と多いのではないかと思います。
ドライ納豆というと、納豆を加工したものになりますので、栄養価の中には失われているものがあるのではないか、と考えてしまいがちですが、そうでもないようです。
ドライ納豆は、納豆菌やナットウキナーゼは失われずに残っているそうなので、栄養価の面でもあまり心配する必要はなさそうです。
ドライ納豆、乾燥納豆については、以前テレビの「マツコの知らない世界」でも紹介されていました。
そこでは、ラーメンやパスタにかけて食べるなど、いろんな食べ方が紹介されていました。
いろんな食材にかけて食べることができますし、卵にくるんで納豆オムレツなども紹介されていておいしそうでした。
フリーズドライの粉末納豆
そして、ドライ納豆と同じように使い勝手がよいものとして、フリーズドライで粉末にした納豆というものもあります。
これはその名の通り、フリーズドライによって粉末状になった納豆で、いろんなものにふりかけて食べることができるため、とても便利なものです。
フリーズドライについては、医師の方の多くも(約7割)食べることを進めているものです。
その理由はフリーズドライにした納豆にも、納豆菌など健康に有益な成分はしっかりと残っているからだそうです。
もちろん納豆が好きな方の場合は、納豆をそのまま食べた方が成分を丸ごと食べることができるため、わざわざフリーズドライの納豆を食べる必要もないでしょう。
しかし、納豆が苦手という方は、納豆の効果を取り入れることができないですが、フリーズドライの納豆を利用すれば、ある程度は納豆の効果を取り入れることができるわけです。
そして何よりもフリーズドライは、気軽に使えることがメリットですので、納豆好きの方が、いろんなところに持ち運んで使うこともできますよね。
ランチなどで納豆のパックを開けて食べるというのは、少し気が引けるという場合でも、フリーズドライの納豆なら気軽に食べることができるかもしれません。
また、フリーズドライで粉末になっているので、保存も普通の納豆よりもはるかに長くなっています。
一人暮らしなどで賞味期限が気になって、納豆を買わないという方もフリーズドライの粉末納豆であれば、賞味期限を気にすることなく購入できますよね。
まとめ
納豆が好きな方は、それが健康に良い食べ物ということを気にすることなく食べることができますので、しっかりと納豆の恩恵を受けることができます。
しかし、納豆が嫌いな方の場合はその恩恵を受けることができないのは、本当にもったいないことです。
ドライ納豆やフリーズドライの粉末納豆などは、納豆が嫌いな方の中にも、これなら大丈夫という方がいらっしゃると思います。
ぜひともそれらを活用して、納豆の恩恵を体内に取り入れていただきたいと思います。