(株)サガミホールディングスが記念優待を実施するそうです!
名古屋証券取引所上場30周年記念優待!
株式会社サガミホールディングスが、名古屋証券取引所上場30周年の記念として特別優待を実施するそうです。
私はサガミホールディングスについては詳しく知らなかったのですが、名古屋ではかなり有名な会社のようですね。
麺類を中心とした外食チェーンを営んでいる会社で、和食麺処サガミが中心になるのでしょうか?
関東圏では、味の民芸がサガミホールディングスに加わっています。
他にもたくさんの外食チェーンがあるようで、麺を中心として名古屋めしと呼ばれるようなメニューをたくさん提供しています。
30周年記念優待の内容は?
名古屋証券取引所上場30周年記念優待の内容を見てみたいと思います。
まず、2021年9月末日において、1000株以上のサガミホールディングスの株式を保有している株主が対象です。
そして、株主優待は食事券ですが通常は15000円分が食事券として提供されるところ、2021年12月に発行されるこの30周年記念優待に限り、3000円増しの18000円分の食事券が提供されます。
サガミホールディングのチェーン店を良く利用する方は、ちょっと魅力的な優待なのかもしれませんね。
私はあまり利用しないため、ありがたみをそれほど感じないのですが。
優待目的の投資には注意
この30周年記念優待を目的として、投資をするという場合はやはり注意が必要です。
もちろん、企業の価値を分析して投資をするという場合は、当てはまらないのですが、優待目的の場合は、株式数がかなり大きいことが問題です。
この優待をもらいたいという場合は、1000株を保有しなければならないからです。
サガミホールディングスの単元株は100株ですから、100株買えば記念優待がもらえると思っているといくら待っても優待は送られてきません。
そして1000株というのは、サガミホールディングスの8月3日10:30の株価が1020円ですので、購入するためには1,020,000円必要ということになります。
8月3日現在で約100万円の資金が必要ということです。
ちょっと考える金額ですよね。
9月末日に優待クロスでリスクをゼロにして、記念優待をもらうという方法もないわけではないですが、サガミホールディングスに思い入れがある人ならやってみてもよいかもしれませんね。
私は優待クロスはあまりお勧めしませんが、やってみたいという場合はよく方法を確認して行うようにしてください。
サガミホールディングスの財務について
サガミホールディングスの財務状況について見てみると、やはり新型コロナウイルスの影響を受けているようで、2021年3月期の営業利益がマイナスになっています。
サガミホールディングスに限らず、すべての外食産業が打撃を受けているわけですが、記念優待を出すサガミホールディングスには、多くのお客様が戻ってくることを期待したいですね。
有利子負債も新型コロナの影響で、過去2年間は増加傾向ですので、投資対象としてはちょっと外れてしまうかもしれませんが、今後の経営状況を見ていく必要があるとも思います。
まとめ
記念優待はかなり魅力的に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、そこは投資ですのでシビアに考えるべきだと思います。
18,000円の食事券ですが、1000株ということは18円マイナスになると、うまみが全くなくなることも理解しておきましょう。