自民党総裁選に高市早苗前総務相が出馬!?
自民党総裁選に動き
自民党の総裁である菅首相の任期満了は9月30日で、自民党総裁はそれに合わせて行われることになります。
当然現職が強いわけで、菅首相が再選される可能性が高いようですが、ここに来て新しいニュースも出始めています。
高市早苗前総務相が、自民党総裁選への出馬を決断したというニュースが報道されました。
高市議員は、こう述べています。
社会不安が大きく課題が多い今だからこそ、今回、私自身も総裁選に出馬することを決断した。日本を守り未来を拓くための政策を多くの候補者と競い、ベストな道を提示する機会を得たいと切望している
相殺には総選挙のように私たちが投票することはできませんが、候補者が多ければ多いほど政策の選択肢は増えることは間違いないです。
高市議員はまた、菅内閣について支持率が1%になったとしても、任期中はささせることを自らに誓っている、と述べるとともに現政権を次のように分析しています。
菅首相が力強い発信が出来なくなっている
新型コロナウイルスの流行によって、通常の政権運用ができていないことは残念なのですが、確かにおっしゃる通りの印象があります。
そしてその理由についてはこう語っています。
そういう一面も否定できませんね。
経済政策に注目
私が注目しているのは、高市議員の経済政策に関する発言です。
日本の経済については、いまいち成長している感じがつかめないのが正直なところであり、それは政府の経済政策に理由があるような気がしています。
そのため、高市議員の経済政策についての発言に自然と注目してしまったわけです。
その政策は、簡単に言ってしまえばインフレ率2%の達成を優先するということです。
その目標を達成するためには、プライマリーバランスの黒字化を考えず、財政出動を優先するとも発言しています。
これは非常に良い政策ではないかと考えられます。
安倍政権から続いているアベノミクスは、菅政権でも引き継がれているわけですが、いまいち効果を感じられないのではないでしょうか。
それはやはり2度の消費税増税によって、プライマリーバランスを黒字化しようとしたことが大きな原因となっています。
消費税増税は安倍政権が決めたことではなかったわけで、仕方なく増税したという一面はあるものの、やはり日本経済の再生に大きくブレーキをかける結果になりました。
日銀による量的緩和が続いていますが、さらにプライマリーバランスの黒字化を凍結し、日銀と一緒に経済政策を進めていくことがとても重要です。
1000兆円を超える借金はどうする?
このような1000兆円を超える借金をどうするのか、という議論を始める人が多いのですが、1000兆円は負債であって、バランスシートの右側のことだけを話していることに気が付いていません。
バランスシートには、左側に資産が記載されていて、右側に負債と総資産が記載されています。
負債について考えるだけでは不十分であり、左側に記載されている資産について、そして右側の負債の下に記載されている総資産についても議論しないと全く意味がありません。
日本は金融資産だけでも500兆円を超える資産を持っているといわれ、さらに国有地などを合わせていくと、資産はかなり大きなものになります。
負債は借金ですが、それをギャンブルなどに使ってなくしてしまわない限りは、他の資産を得るために使われるはずであり、その資産について議論しないということに疑問を持つ人が少ないのが残念です。
意図的にマスコミなどがゆがんだ情報を報道しているために、気が付くことができない状況を作り出しているのが原因でしょう。
高市議員の総裁選立候補によって、このようなゆがんだ情報も正確に伝わるようになることを願いたいですね。
まとめ
自民党の総裁が誰になるのかは、私たちの生活にかなり密接に関係していることです。
国民の利益になるような総裁を選んでほしいものです。