河野太郎氏が自民党総裁選に立候補すると日本は沈む?
河野太郎氏は緊縮財政を行う?
河野太郎氏は、ワクチン担当大臣として職務を行っていらっしゃいます。
その動向が注目されていたわけですが、予想通りというべきでしょうか、自民党の総裁選に立候補を表明されました。
かなり人気が高い河野氏ですが、その主張されている政策についてはあまり注目されていないようです。
今現在では、岸田氏と高市市が立候補を表明されていますが、そこに河野氏が加わったことで、今のところその政策の違いに注目が集まりますが、河野氏は今のところ明確な政策については発言されていないようです。
私の意見ですが、この3人の中で今の日本の状況を理解して、どのような金融財政政策をとるべきかを一番理解しているのは高市氏だと思います。
その次に岸田氏になるでしょうか。
河野氏は、明確な政策をこれから発表されると思うのですが、過去の発言を聞いてそこから判断すると、今の日本をさらに不況、不景気に陥れるような政策を行う人のように思います。
過去の発言を見ると分かりますが、基本的に河野氏は緊縮主義者とでも言うべき人物です。
緊縮というとどういうことかというと、簡単に言ってしまえば国がお金を使わない、借金を少なくするということです。
財政破綻するから緊縮財政で予算を切り詰めていくことで、プライマリーバランスを黒字化しようとする主張です。
しかしプライマリーバランスを黒字化するということは、少なくともデフレ下であるならば、日本にマイナスしかもたらさない政策になります。
自国通貨、つまり円で国債を発行している日本は財政破綻はあり得ない、ということは財務省が認めていてホームページにも載っていますので、その心配は全くないわけですが、仮に破綻の危険があったとしても、それはデフレ脱却が明らかになってからで十分です。
このことから総裁選に緊縮財政について主張するならば、河野氏は総裁になるべき人ではないと私は感じてしまいます。
悪名高き事業仕分けの発案者
民主党政権時代におこなわれた「事業仕分け」については、かなり批判が巻き起こっています。
事業仕分けは予算をカットすることが目的ですから、緊縮財政の最たるものというべきでしょう。
予算をカットして緊縮財政を行い、さらに当時の日銀は金融緩和をほとんど行わなかったために、日本の経済はデフレがどんどん進み、日経平均は1万円を割ってしまうという最悪の状況を作りました。
まさに悪夢の時代ですね。
その事業仕分けを民主党に教えたのが河野氏だという話があります。
あの悪夢の民主党時代に戻ってしまう可能性を感じてしまう話ですね。
3人の政策を比較すると?
高市氏は、インフレターゲット2%達成するまではプライマリーバランスを無視して財政出動するという主張をされているため、今の日本には一番ふさわしい気がしています。
次いで岸田氏は、財政出動をしている間は消費税は増税しませんと言っています。
増税しないじゃなくて減税しろ、と言いたいところですが緊縮財政を言わないところは評価できます。
そして河野氏の政策ですが、その具体的な内容に注目しているのは緊縮財政をするかどうかです。
緊縮財政を持ち出した時点で、今の総理にふさわしい人ではないと考えざるをえません。
まとめ
中国韓国への発言も評価すべきだと思っています。
しかし、財政政策については今のところ疑問符が付くというのが現状ですね。
総裁になる人は人気があるからなるべきではなく、しっかりと日本のため、国民のために仕事ができる人が選ばれるべきです。