読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

記憶力を高める方法を知りたいですか?

記憶力が悪い?

 

person holding ballpoint pen writing on notebook

 

記憶力を上げたいという考えは誰もが持っているものだと思います。

 

学生であれば、当然記憶力を上げたいと考えるはずですし、大人になった、社会人になった後でも記憶力は当然必要です。

 

考えてみるとわかると思うのですが、周りに仕事ができる人とか、頭の回転が良いという方で、記憶力があり得ないくらい悪いという方がいらっしゃるでしょうか?

 

おそらくいらっしゃらないでしょう。

 

記憶力が良いということは、それだけでかなりの武器になりますし、日ごろの生活でも役に立たない場所はないでしょう。

 

仕事で昇進したいとか、資格を取らなければならなくなったとか、新しく言葉を勉強したいとか、そういった場合でも記憶力が必要になってきます。

 

それに、頭のアンチエイジングとしても、新しい知識を覚えるということはとても意味のあることです。

 

脳のアンチエイジングとして、とても有効だと考えられるのは、運動なのですが、特に頭を使うようなスポーツ、またチームプレイのスポーツなどはとても良い刺激を脳に与えると言われています。

 

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瞬時に判断を下す必要があるような場面でも、やはり記憶力はとても大切なものです。

 

瞬時に判断するためには、いろんな情報を一瞬で取り入れて必要なものは記憶し、不要なものを排除して、的確な判断を下す必要があるわけですが、そんな状況で記憶力が関係ないなんてことはあり得ませんね。

 

そして、正確な判断を下すためには、それができるだけのたくさんの情報をあらかじめ記憶しておく必要があるのです。

 

あらゆる場面で記憶力が必要になるということですね。

 

記憶力を高めるためには

 

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記憶力を高めるためには、記憶というものがどのようなものなのかを、ざっくりとでも知っておく必要があります。

 

最近では、長期記憶、短期記憶というものは、常識になってきているようですね。

 

長期記憶というのは、俗にいう記憶ができているという状態で、短期記憶はまだ記憶ができていない可能性が高い状態です。

 

短期記憶の中から重要な情報が長期記憶に移動されて、記憶できるわけですが、短期記憶は脳の海馬というところで保存されて、重要な情報だと判断されたものが海馬から、大脳皮質に送られて記憶に定着します。

 

ですから、その情報が重要であると認識させることが、記憶を定着させるためには必要になってきます。

 

短期記憶の中で重要と判断されて長期記憶に移る情報というのは、いったいどのような情報なのでしょうか?

 

それは、私たちの生命を維持するために必要だと考えられる情報です。

 

例えば、熱湯を触ってしまったとして、手にやけどを負ってしまった場合、熱湯は素手で触ってはいけないということは、瞬時に記憶され、二度と触ることはないと思います。

 

こういった情報が記憶されないで、何度も熱湯に触るとなると、まさに生命の危機を迎えてしまう可能性がありますからね。

 

そして、生命に必要な情報というのはこうも言えます。

 

感情が大きく動かされること。

 

先ほどの熱湯を触ったときには、いろんな感情が一瞬で動くと思います。

 

暑い、痛い、悲しい、つらい、などなどほかにも様々な感情が動いているはずです。

 

他の例を考えてみると、例えば目の前で交通事故が起こってしまった、という場合もおそらく一生記憶として残っていることになると思います。

 

その場合も、複雑な感情がたくさん動くと思います。

 

記憶力を高くするためには、この感情というものがとても大切になってくるということが言えそうですね。

 

感情を動かすために

 

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感情を動かすことが記憶するためには重要だということは分かったと思いますが、問題はどうやって日ごろの勉強や仕事などで感情を動かすかということですよね。

 

英単語が覚えられない、数学の基本が覚えられない、などはもちろんですが、仕事でたくさん覚えなければならないことがある、資格試験まで時間がない、というような状況でどうやって感情を動かせばよいのか・・・

 

短期記憶から長期記憶へと移動させるためには、感情を動かす必要があるのですが、そのために重要なことは「復習」です。

 

復習をして、何度も繰り返すことがとても大切になります。

 

拍子抜けした方も多いのではないでしょうか?

 

復習なんて何度もやったよ、それでも覚えられなかったんだけど、という声が聞こえてくる気がします。

 

百歩譲って復習で長期記憶に移るということは納得したとして、感情を動かすということに関してはどうなのか?

 

そんな疑問も持つかもしれません。

 

英単語や歴史の年号などを何度復習したって、感情なんて動きそうにないぞ!

 

資格試験で法律の条文を理解しなければいけないけれど、どう考えても感情が動く気がしない。

 

そう考えるのももっともなのですが、私たちは何度も触れることで、どうしても感情は動いてしまうものなのです。

 

たとえその対象がつまらない物であったとしても。

 

心理学者ロバート・ザイアンスが唱えたと言われているのですが、「単純接触効果」というものが、私たち人間の心理にはあります。

 

人間は、何度も何度も目にしたり、耳にしたり、体験したことに対して、それを繰り返せば繰り返すほど、接触すれば接触するほど、無意識に好意を抱くようになるという特徴があります。

 

何の感情も抱いていないような、同僚、先生、上司などに毎日あっていると、私たちは無意識にその人に対して好感度を高めているということです。

 

なぜこのような反応が起こるのかというと、私たちが知っている対象は、知らない対象に比べて脳内で認知的な処理が容易に行われるために、好印象を抱くのだと言われています。

 

何度もあっている人にも関わらず、初対面のように反応していては、どう考えても疲れてしまいますから、こういった反応が必要になるということでしょうね。

 

この単純接触効果は、何も対象が人である必要はありません。

 

本の内容であったり、英語であったり、スポーツなどの技術などもこの効果が及ぶものです。

 

何度も復習をすることで、好感度が高くなっていくことで、長期記憶に容易に移すことができるようになっていくということですね。

 

記憶力に自信がある人は少数

 

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復習が大切だということは、誰にでも当てはまることで、それはたとえば東大生であっても同じです。

 

意外かもしれませんが、東大生の中でも記憶力に自信がないと答える人が大多数なのだそうですよ。

 

自分は記憶力が良くないから、暗記するために何十回も復習をしたということを話す東大生の方が圧倒的に多いのだそうです。

 

頭が良いか悪いか、記憶力が良いか悪いかは、ただ単に覚えるまで復習したかどうか、というその一点だけなのかもしれません。

 

ただ復習の仕方としては、いくつかポイントがあるようで、重要なことは思い出す作業を行わなければいけないということです。

 

記憶というと、例えば英単語帳を眺めて覚えようとしている光景を見かけますが、それは本当に非効率な方法です。

 

それはなぜかというと思い出そうと全くしていないからです。

 

復習する過程で思い出そうとする作業を加えることで、効率的に記憶に定着させることができることを「テスト効果」などと呼ばれます。

 

まとめ

 

新しい知識を得るということは、その後の人生にも当然影響することだと思います。

 

何かを記憶することで、人生を豊かに変える知識を得ることができれば、それはきっと素晴らしい体験になるはずですし、新しい挑戦ということになれば、脳への刺激という点でもまた素晴らしい物になると思います。

 

最近の研究では、より効率的に学習効果を高める方法が明らかになってきているようです。

 

もしもそのような研究について、気軽に知りたいという方が多いようであれば、さらにご紹介していきたいと思っています。