読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

記憶力を高めるためには長期記憶から思い出すことが重要!

記憶力が良い人の特徴

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記憶力が高いというのはどういう状況かを考えてみました。

 

それはつまり、記憶力が高い人がどういう特徴を持った人なのか、ということを考えてみることになります。

 

記憶力がとても高い人は、教科書などを見てそれを素早く覚えてしまうことができる人なのですが、覚えたということを確認する必要がありますよね。

 

そこで、覚えているかどうかを確認するために、内容を思い出す必要があります。

 

これは何を意味しているのかというと、記憶力が高い人というのは、たくさんの情報をすぐに覚えて、さらに思い出すことができるということになります。

 

つまり覚えるだけでは不十分で、思い出すことができなければ意味がない、ということです。

 

記憶力が高い人というのは、意識的にか無意識的にかは別として、思い出す作業をしっかりと行っていると考えられます。

 

覚えれば自然と思い出せるのではないか、と考えてしまうかもしれませんが、それほど都合よくはいかないのが私たちの脳の仕組みのようです。

 

やってみないことには、できるようにはならないようにできているのですね。

 

水泳の例

 

私たちの脳は、やってみないとできるようにならないことを示す例として、水泳が使われることが多いです。

 

水泳について、しっかりといろんな本を読んだり、動画で優れた水泳選手の泳ぎを繰り返し、目に焼き付くほどに見たとしても、プールに入ったことがなければ絶対に泳げるようにはならないですよね。

 

クロールの手の角度、平泳ぎの足の角度など、すごく詳しくなったとしても、初めてプールに入ったときは、おそらく金づちで全く泳げないはず。

 

そこから少しずつ技術を習得していって、上手に泳げるようになります。

 

覚えたということと、実際にやってみるということでは、やはり雲泥の差があるということです。

 

記憶の場合は、水泳のような運動とは違い身体を使わないのでは、と思うかもしれませんが、程度の差はあれどやはり同じような結果になってしまいます。

 

記憶力を高くするには思い出す練習を

 

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水泳の例からわかると思いますが、記憶力を高くするにはしっかりと思い出せるかどうかが重要であり、そのためには思い出す練習をしっかりと行う必要があります

 

思い出す、ということはしっかりと記憶に刻まれているということを意味するのですが、その状態を作り出すためには、情報を短期記憶から長期記憶へ移す作業が必要であるということを聞いたことがあるのではないでしょうか?

 

短期記憶は文字通り、その場だけの記憶のようなもので、すぐに忘れてしまいます。

 

短期記憶で重要と判断されたものが長期記憶へと移って、長期間の記憶として保存されます。

 

ここで重要になるのは、思い出すのは長期記憶から思い出すようにしなければならず、短期記憶から思い出しても、長期記憶に移っていないためあまり効果が望めない、ということになります。

 

例えば英単語を覚えるときに、何度も唱えたり、紙に書いたりして覚える方が多いですが、それは短期記憶から長期記憶に移っていない状態で、何度も繰り返しているため、すぐに忘れてしまいます。

 

思い出すためには、長期記憶から思い出すように工夫する必要があるのですね。

 

長期記憶から思い出すために

 

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 短期記憶ではなく長期記憶から思い出すということは、覚えてからしばらく時間を置いてから思い出すという作業を行う必要があります。

 

しばらく時間を置く、という簡単なことなのですが、意外と多くの方が行っていないのが現実です。

 

復習が大切というのは、時間が経過した後に思い出すという作業ができるからなのです。

 

それを常に行うようにすることで、よりスムーズに短期記憶から長期記憶に情報を移行させることが可能だと考えられています。

 

当たり前ですが、最初は短期記憶に記憶させる必要があります。

 

そのためには一般的に行われている、見て覚える、書いて覚える、口に出して言ってみる、というような方法で覚えればOKです。

 

そして、そのことは考えないで別のことを考えて、30秒後ぐらいにもう一度思い出してみる。

 

1分後、5分後、というように思い出す感覚を広げていくと、記憶がしやすくなることを感じると思います。

 

重要なことは、間を開けている時間には、その情報を考えないということです。

 

なぜかというと、その情報のことを考えていると、その情報がずっと短期記憶の中にある可能性が非常に大きいからです。

 

そのことについて何も考えずに、一定時間が経過した後に思い出すことで、長期記憶からその情報を思い出すことができます。

 

そして、1日後、2日後、4日後、8日後などのように、徐々に思い出す感覚を増やしていくことで、より記憶を強固にすることができます。

 

思い出すまではそのことを考えない、ということはやってみると意外と難しいのですが、絶対にそのことを考えてはいけない、というような厳しいものは必要ないです。

 

もっと気楽に取り組んでいくことで、プレッシャーやストレスなく上手に記憶すべきものと付き合えると思います。

 

まとめ

 

記憶力を高めるためには、思い出す練習が必要であり、それは時間と上手に付き合うということでもあります。

 

効率よく記憶していくためには、短期記憶から思い出すのではなく、長期記憶から思い出すように工夫していくことが有効であり、それは思い出す間隔を徐々に広げていくことで可能になります。

 

そして、その間隔の時間にはその情報を考えないようにすることも大切です。

 

ですから、英単語を記憶しているのであれば、5個覚えたら次の5個を記憶してから、さらに次の5個を覚えるという前に、最初の5個を思い出せるかやってみる、というようなやり方でやると、うまく間の時間が使えると思います。

 

やり方は人それぞれですので、自分に合った方法で思い出すことを取り入れることをお勧めします。