記憶力を高めるためには、画像やイラストを上手に使いましょう。
全然記憶できない?
記憶力を高めたいと思って、いろんな情報を探している方って多いのではないでしょうか?
私もその一人です。
いくつかの記憶力を高める方法を試してみたり、記憶術についていろいろと調べてみたりしたのですが、記憶を確実に行うために必要なことは「復習」です。
復習をしないものは、どれほど優れた方法であっても、記憶を維持することができません。
とはいえ、復習したとしても全く記憶できない、ということも経験されたことがあると思います。
英単語を何度も復習したけれど、全く記憶ができない、という経験は多くの方がされていると思います。
私も英単語などの記憶には本当に苦労させられたという思い出が強くあります。
今では英単語などは、昔よりも記憶できるようになってきているのですが、そこまでにはなかなか長い道のりを歩んできています。
そこで記憶力をより高くする方法を少しお話しさせていただきたいと思います。
思い出すことで記憶できる
記憶というとインプットが注目されるのですが、重要なことはアウトプットです。
先ほど復習を何度もしないと記憶できない、とお話ししましたが、復習はアウトプットできるかどうか、ということを確認する作業です。
アウトプットが無事にできれば、「ああ、この知識は記憶できているな」ということが確認できるわけです。
しかし、復習する際にも例えば英単語帳をもう一度見直すだけで、思い出そうとする作業をしない、ということはインプットしているだけの状況です。
そのため、その知識を脳から引き出して使えるかどうか、ということが分からないわけですね。
インプットしても、それを取り出すことができない、つまりアウトプットできないという状況では、何のためのインプットか分かりませんね。
結果として、せっかくインプットしたものを試験や、実際の英会話では知識として取り出して使うことができない、という現象が起こります。
試験などで、ノートのあそこに書いてあったのに、という感覚を何度も経験したことがありますが、これほど悔しいことはないですよね。
しっかりとアウトプットすることを習慣化しておけば、このような経験は少なくなるはずです。
アウトプットだけをしてインプットしない、ということもあまりよくないことなのですが、通常はアウトプットよりもインプットを重視している方が多いため、アウトプットを優先するぐらいの意識でいるのが良いと、私は思っています。
また、アウトプットだけをして、インプットを全くしない、という状況を考えることもできないですから、アウトプットをメインにしていくことが、結果的にインプットも行えるということにつながるのではないでしょうか。
アウトプットのタイミング
アウトプットする際に重要になるのは、アウトプットするタイミングなのですが、それは忘れる直前が良いと言われることが多いです。
しかし、メンタリストのDaiGoさんは、忘れた直後に覚えなおす、ということが有効であり、忘れる直前ではないという話をされていますが、その差は本当に紙一重であり、なかなかその差に気が付くことができないと思います。
ですから、私はどちらでもよいと考えています。
忘れそうなとき、忘れたのではないか、と思うようなときに復習することが重要です。
しかしながら、そのようなタイミングは、自分で計ることはなかなか大変です。
フラッシュカードを手書きで作ってもよいのですが、数が膨大になっていきますし、それらをすべて正確に、タイミングを計って記憶していくというのもまた大変です。
ですから、そこはスマホはパソコンを使って、暗記のためのアプリを使うことをお勧めします。
私が愛用しているアプリは「Anki」です。
これはパソコンでフラッシュカードを作れば、パソコンでもスマホでもタブレットでも学習できますので、本当にお勧めです。
しかし、Ankiでなくても、自分に合ったアプリを使えばよいと思います。
それらのアプリは、スペースドレペティション(分散学習)という原理に基づいて、カードを出題してくれるので、自分が思い出すべきタイミングで学ぶことができます。
画像を使う
アプリを使うと画像を添付することができますので、それがかなり記憶の助けになっています。
英単語を覚えるときなどは、日本語訳ではなくてイメージで記憶することが進められますが、イメージをしっかりと頭の中に維持しながら記憶することができる人はなかなかいないはずです。
しかし、イメージ、写真などが添付されていると、それを手がかりにしてイメージと英単語を関連付けて記憶していくことができます。
もちろん、記憶すべきことはすべてイメージを伴ったものになるのが理想ですので、記憶すべきこと、歴史や資格試験などにおいてもこのイメージを使うということはとても有効になります。
フラッシュカードを手書きするという方の場合は、文字だけを書くというのではなくて、イラストとかキャラクターとかを書いていくと、より記憶しやすいフラッシュカードが出来上がりますよ。
少々大変ですが、やる価値はあると思います。
イメージで関連付ける
記憶というものは、すでに記憶している知識と関連付けた形で記憶されると言われています。
何かを記憶する場合は、例えば英単語を一つ覚えるのに脳細胞一つ使われる、というようなものではなくて、脳のいろんな部分が連携してその単語を覚えると言われています。
いわばネットワークのようなものが脳の中に出来上がるわけですが、そのネットワークは一度使ったらもう使えない、というものではもちろんありません。
そのネットワークを利用して、他の英単語などを記憶したり、または全く関係ないと思われるような情報も、関連付けて覚えられることがあります。
私はドイツ語の「die Fahrkarte」、これは電車などの乗車券なのですが、どうしても毛皮の「ファー」という言葉と関連が頭に浮かんできます。
この2つの言葉は全く関係ないのですが、比較的簡単に記憶することができました。
ドイツ語ですので発音については注意が必要ですが、関連付けは思わぬところで起こるものです。
そして、この関連付けを、添付している画像で行うことも、記憶を強化するのにとても役に立ちます。
似た画像をどんどん思い浮かべて、それに関連付けられている英単語や英文、資格試験で問われる内容などをどんどん思い出していくことで、記憶はより強化されます。
この関連付けはかなり役に立つと私は感じていて、画像というのは単独では思い出すことが難しいのですが、いろんな画像と関連付けていくことで、画像の記憶が比較的簡単にできるようになりました。
そして、その画像に関連付けられる情報も、さらに記憶が強化されていったように感じています。
いろんなことを一緒に関連付けて記憶していくことは、記憶する量が増えて大変ではないか、という気がするかもしれませんね。
しかし、やってみるとわかるのですが、関連付けて記憶していく方が、よりスムーズに記憶することができます。
まとめ
記憶力を高くするためには、イメージを使うことが強調されますが、なかなか自由に頭の中にイメージを描くことができない、という方が多いですよね。
私もその一人でしたので、イメージを使っても記憶力が良くならない、と悩んでいたものです。
しかし、実際のイメージを使っていけば、頭に思い描くことも難しいことではない、ということが分かりました。
自分で描くとなると大変ですが、無料のアプリなどを使ってイメージを添付していけば、それほど大変ではなくなります。
イメージ化が苦手という方は、一度試してみられることとお勧めします。