イライラが不幸体質を招く!不健康を招く?
イライラが続くと、ネガティブな考えが生まれる
生きているとストレスを感じたり、イライラしたりすることは必ずありますよね。
私たちが生きている社会は、スピードもかなり上がっているため、多くの方がイライラを感じるようになっているかもしれません。
あなたも、家庭や仕事場で家族や同僚に対して、ムカついたりイライラしてしまったりすることがあるのではないでしょうか?
ムカついたりイライラしたりすることは仕方ないとあきらめている、という方もいらっしゃるかもしれません。
- 忙しいのは俺だけだ!
- なんで私の気持ちをわかってくれないの!
- 全然評価されない・・
イライラの原因を上げ始めるときりがありませんので、これだけにしておきますが、生きているといろいろありますね。
イライラ、ムカつくのは感情
実は、このムカつきやイライラは思考ではなく感情であるということはご存知でしょうか?
そのため、イライラは感じるものであり、考えるものではないということです。
ちょっと違いが分かりにくいかもしれませんね。
私たちは無意識のうちに「うれしい」「悲しい」「切ない」「悔しい」などの感情を1日に何度も体感していますよね。
その中にイライラやムカつく、ということも含まれるのです。
そしてこれら感情に関しての研究もたくさんおこなわれています。
その一つがカナダ大学の心理学者イーセンが行ったものがあるのですが、かなり興味深い実験結果になっています。
ここでショッピングセンターでたまたま景品をもらった時を思い浮かべてみてください。
きっと「うれしい!やった!」という感情になるのではないでしょうか?
このようなポジティブな感情になった人は、その日に自分で購入した他の製品の満足度がとても高いということがこの研究で分かったのです。
これが何を意味しているのかというと、難しいことではなくて、うれしいという感情が「今日の商品はすべて素晴らしい」という思考をもたらすということです。
よって、ポジティブな感情はポジティブな考えや判断を生むということがこの研究で報告されているということですね。
同じような実験報告もあります。
オーストラリアのニューサウスウェールズ大学の心理学者ジョセフ・P .フォーガスとステファニー・モイランによるものです。
それは、コメディ映画を観終わったばかりの人に「あなたの実生活は良好ですか?」と質問をすると、ほとんどの人が「YES」と答えるというものです。
ここで、あなた自身がどう感じるか、ということを考えてみてください。
ダウンタウンの笑ってはいけないなどを見た後で、たくさん笑った後を考えてみるとどうでしょうか?
その後で、不幸なことをイメージすることは結構難しいですよね。
研究結果からわかること
さて、この2つの実験からわかることは何でしょうか?
それは、私たちはそのときの感情や気分に応じて自分が幸福かどうかという思考や判断が、左右されるということを示し、そしてそれは簡単に左右されるものであるということです。
つまり、気分の良いときには、日常生活でもポジティブな判断をしやすいということです。
逆に、「ムカつく」「イライラする」というような気分が続くとどうなるでしょうか?
当然、ネガティブな考えグセに変わっていき、それが続いてしまうと不幸体質になってしまう可能性があるということになります。
気分が良いことで幸せ度がアップする
これまでの研究結果などで分かったことは、その人の気分と実際にその人が幸福なのかということが、かなりの程度一致するということですね、
この気分と実際の幸福感との一致を、心理学では「気分一致効果」と呼ばれています。
ポジティブな気分の時には前向きな判断や決断をしやすく、ネガティブな気分の時には後ろ向きな判断や決断をしやすいという傾向が、心理学ではしっかりと定義づけられているということです。
これを日常生活に利用しないという手があるでしょうか?
利用しないで、いつもムカムカ・イライラというような感情が続いている人はどうなるか、簡単にイメージできますよね。
いつもイヤな記憶や過去を思い出しネガティブになってしまう可能性があり、それが習慣化されると本当に不幸体質になってしまう恐れがあるということになります。
イライラを継続しているだけで不幸体質になってしまう、ということは絶対に避けたいものです。
であるならば、毎日幸せな人生を送れるかどうかは、自分の感情をしっかりとコントロールできるかということにかかっています。
つまり、その人がいかに普段から自分自身の感情を気分が良い状態、ご機嫌な状態にコントロールできるかということになりますね。
幸福体質になるために必要なことは、非常に簡単なことで、とにかく毎日を機嫌よく過ごすということになります。
機嫌よく過ごそうとするということは、何か特別なことをする必要があると思うかもしれませんが、ちょっとしたことで機嫌よく、ポジティブに過ごすことは可能です。
幸福体質というとなんとなく宗教的なにおいを感じる方もいるかもしれませんが、宗教的なものを行う必要もなく、感情コントロールは自分がやる気になりさえすれば、意外に些細なことでもできますよ。
具体的な行動を上げてみましょう。
- 好きな写真を持ち歩く
- 部屋のディスプレイを変える
- お気に入りの色の物をいつも持つ
- 有酸素運動を習慣化する
- 自然に触れるようにする
どうでしょうか、今すぐにでもできそうですよね。
そして、イライラと合わせて、不満を抱くことも不幸を呼び寄せます。
不満とイライラというのは、なんとなく似たような感情ですので、当然不幸を招く感情として理解するべきです。
不幸を招くような体質にならないために、ぜひとも今日からできるだけ機嫌よく過ごすことを意識してください。
そのこと心に留めておくことは、心理学的にとても大切なことなのだそうです。
やはり、機嫌よく過ごそうと意識しているのとしていないのでは、その結果の違いは明らかですよね。
特に良いことはなくても鼻歌を歌ってみたり、自分を褒めてみたり、テレビを観て笑ったりするなど、意識して機嫌よくすることで、ネガティブな思考を停止させることが可能です。
今日から、感情をできるだけハイに持ち上げる習慣を身に着けて、不幸体質から脱出しましょう。
笑顔が免疫力を高める
気分よく過ごすということは、自然と笑顔になる回数も増えていくことは想像できますよね。
怒ったような顔で気分よく過ごすということは、かなり難しいと思います。
そして、笑うということは私たちの免疫力も高めてくれる、と言われています。
気分が落ち込んだときほど、強制的にでも笑うことで、幸福を引き寄せる体質になりますし、免疫力も高くしてくれるのであれば、これは心強い味方ですよね。
私のお勧めは、自分の好みのお笑いの動画やDVDを見て、思いっきり笑う習慣をつけることです。
手っ取り早く笑うことができますし、気分もすっかりポジティブに変わります。
もちろんお笑いが嫌いな方は、無理してみる必要はありませんので、好きな動物の動画とか、自分がポジティブになれるものを見ることで、気分を爆上げできるようにしてください。
まとめ
幸せ体質でいることは、当然健康にも影響を与えますし、アンチエイジングの効果も高めてくれるものです。
その幸せ体質、幸福体質になるためには、特別に行う何かがあるわけではなく、日ごろの生活でどう気分よく過ごすことができるか、ということにかかっているわけですね。
ゲーム感覚で、如何に日ごろの生活をご機嫌に過ごせるかを考えながら、いろんなアイテムをそろえていく、という感じで取り組んでみると、意外と楽しく取り組むことができるのではないかと思います。