読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

ナルシストになるべき?その理由とは?

自己満足がネガティブな考えを追い払う

 

自分のことを良く見せたいという感情は、どちらかというとマイナスのイメージの方が強いように思います。

 

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ナルシストすぎる、というような批判を受けることが多いでしょう。

 

しかし、この自分のことを良く見せようという気持ち自体は、それほどネガティブにとらえる必要がないものかもしれません。


それよりもむしろ、自分の姿を少しでもよく見せようという気持ちは、実は心をポジティブに保つのに重要なことだと言われています。

 

私たちは、「自分は他人からどう見えているだろうか?」と、対外的に心を開いている状態にあるときほど、自然と気持ちに張り合いが出てくると言われているのはご存知ですか?

 

相手からの批判におびえたり、どう見えるのかをあまり考えすぎるべきでない。

 

他人の目を気にしすぎて、新しいことに挑戦するような気持ちがなくなってしまうから、自分のことをしっかりと考えるべき、というようなことも言われます。

 

確かに、他人の目を気にしすぎることは良くないことですが、髪の毛ぼさぼさ、服はダボダボでも気にしない、という極端に他人の目を気にしない、ということも同じく問題ですよね。

 

やはり身だしなみというのは、相手に不快感を与えないという意味でとても大切です。

 

そのことから考えると、自分はどう見えているのか、特に外見に関して気にすることは良いことです。

 

そしてそのように考えているときほど、気持ちに張りがあるものです。

 

どうしてそう言えるのかというと、あなた自身の体験を思い浮かべるとわかると思います。

 

自分がどう見えているのかを考えながら、同時に「自分はダメな人間か」「本当にやりたいことができない」など、ネガティブな考えを次から次へと思い浮かべることはかなり難しいですよね。

 

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手を洗うたびに鏡を凝視して前髪をいじる人、コンパクトを開いてはグロスを塗りなおす人、ネクタイのズレをしょっちゅう直す人っていますよね。

 

この行動を、端から見ると自意識過剰に映るものですが、先ほどのことから考えると実はこういう人こそ自分で心の舵をコントロールできているのです。

 

自分の容姿を確認することは一種の自己満足ですが、自己満足することが、一番クヨクヨした気持ちを吹き飛ばしてくれるものです。

 

ネガティブな思考に陥りがちなのは

 

しかし、自分の姿なんてどうでもいい、それよりも自分の心の深部が気になるという場合はどうでしょうか?

 

心理学ではこの状態を自己注目というそうですが、ひたすら足首がいつも冷たい、手が震える気がする、冷え性が続いているなどと、自分の内部だけが過度に気になっている状態のことです。

 

もちろん過去の失敗を悔やんだり、未来の心配をしたりすることもあるかもしれません。

 

このようなとてもネガティブな状況が続いていてしまう傾向にあるため、自己注目する人は、年中ネガティブな気持ちから逃れられなくなってしまっている可能性があります。

 

そして、自己注目する人に共通するのは、一日の間でほとんど鏡を見ないことなのだそうです。

 

言ってしまえば、彼らは自分の見た目に構おうとしないのです。

 

そして、それは社会から離脱してしまう第一歩ともいえるとても危険な状態になっているのです。

 

相手にどう見えようとかまわない、という考えでいれば、対外的に心が開いていない状況だと心理学的には考えられているため、社会から離脱してしまう可能性が高くなるわけです。


自己満足力を高めてポジティブに


実は、ワシントン大学の観察実験によって面白いことがわかっています。

 

それは、男女ともに、普段から鏡に映る自分を見る時間が長い人の方が、抑うつ傾向が低いということです。

 

つまり鬱になりにくいということです。

 

鬱の初期症状の多くは、自己注目のしすぎが原因になっているそうです。

 

外見的な注目ではなく、「自分は本当に私らしい人生を歩んでいるのだろうか」「心臓がドキドキする気がする、息が苦しい気がする」といった、身体や心の内面について考えてしまうことが自己注目でしたね。

 

私たちは放っておくと、ネガティブな思考に走ってしまいがちですよね。

 

あなた自身の思考をたどっていけば、ネガティブな方が多いということがわかるかもしれません。

 

それ自体は悪いことではなく、どんな危険な状況もネガティブな思考がなければ気にせず挑戦し、意味なく失敗してしまい、最悪の場合は命を落としてしまう可能性がありますから、ある程度のネガティブな必要なものです。

 

しかし、自分の内面を見すぎるあまりに、それらネガティブなものに固執し過ぎて、端から見えているルックスには、全く無頓着になってしまうと危険です。

 

同じようなことが民俗学の研究でも報告されています。

 

世界中にはいろんな習慣がありますが、朝起きたらまず鏡を開いて化粧をしたり、髪に油を塗ったりするといった自分の身支度を入念にするという歴史がある国や地域に住む方々は、毎日を活発に過ごしている割合がかなり高いようです。

 

ここからわかることは、身繕いに時間をかけている人々は、クヨクヨする時間なんてないということですね。

 

あなたの周りの人のことを考えてみるのも良いかもしれません。

 

いつもお手洗いの鏡の前で、化粧直し、髪の毛をセット、ネクタイを直す人、また休憩時間には常に手鏡で自分の容姿をチェックしている人を思い浮かべてみてください。

 

どうですか、ネガティブで全然元気がない、という人はあまりいないのではないでしょうか?

 

現代社会の弊害

 

自分がネガティブになり、悩むことが多いと訴える人口は、近年になって特に増大してきていると言われています。

 

忙しい毎日で、自分の容姿をしっかりと見ることが少なくなっているからかもしれません。

 

また、スマホやPCを使っている時間が長いため、自分の容姿を見ない、という可能性もありますね。

 

またこういったガジェットと言われるものを使うと、下を見る機会が増えるために、精神的にネガティブになるという可能性もありますが。

 

便利な生活になってきている反面、自分をかっこよく見せようと鏡を見る時間が減っているのかもしれませんね。

 

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ですから、男女問わず、いつも手鏡を持ち歩くようにすると良いと思います。

 

誰でも経験があると思いますが、時間が空いたときに手鏡で顔をのぞくと、なんだか疲れた自分の顔が見えることもありますよね。

 

そんなときには、口角を上にあげて笑顔を作ったり、背筋を伸ばしてみたりしますよね。

 

顔の筋肉と脳は密接に関連していて、顔を元気に戻せば、ポジティブな思考になると言われているからです。

 

よって、いつもクヨクヨしている人よりも少しナルシストな人の方が、ポジティブな思考を持っているということになります。

 

ナルシストな人の方が、メンタルは健康だということになりますね。

 

まとめ

 

ナルシストにはなりたくない、という方が実は多いかもしれませんが、その考えは改めるべきかもしれません。

 

ナルシストというのをどう解釈するかによりますが、手鏡をずっと見ている、という人を否定する理由はないということがわかりましたよね。

 

むしろポジティブなメンタルを持つのがナルシストということですから、褒められるべき行動なのかもしれませんよ。

 

手鏡を見ることで、ネガティブな考えを持つ癖をなくし、ポジティブな思考を手に入れることができるのであれば、これほど簡単なことはないのではないでしょうか?

 

また、手を洗うときに自分の顔をあまり見ない、という方はぜひ自分の顔をしっかりと見てから出ていくようにする習慣をつけてください。

 

習慣にするためには、手を洗うときの鏡の前では髪の毛を直す、などをするようにすれば自然と鏡の前で顔を見るようになります。

 

また、自分のデスクの上には小さな鏡を置くようにしましょう。

 

そうすれば自然と自分の顔を鏡で見ることができますので、苦労することなくその習慣を身につけることができますね。