目標を達成するには人にそれを話せばよいというけれど本当?
目標を紙に書く
何か目標を決めてそれを達成するためには、何をすればよいのでしょうか?
よく言われることは、目標を紙に書いて毎日見ると叶うということがあります。
それはとても大切なことで、私たちはどうしても忘れてしまう生き物ですから、何を目標にしているのか、ということも忘れてしまうことがあります。
いやいや、目標なんだから忘れるわけがないし、忘れるぐらいならその程度の目標だったんでしょ、という意見もあると思いますが、私の経験ですとかなりの確率で忘れてしまいますよ。
やはり紙に書いて毎日確認することって本当に大切です。
そして、さらに重要なことはそれをかなえるためのプロセスですよね。
紙に書いてこれで目標が叶うぞ、と考えて部屋で寝ていてもおそらく目標は達成できないでしょう。
目標を決めてそれに向かって行動することが一番大切なのであって、紙に書くということはその手段でしかないわけですから。
しかし、目標を紙に書くということ自体が目的になってしまっている人がいます。
そして、行動しないため目標が達成できない、という状況になってしまってあきらめる。
紙に書くということは、目標を明確にすると同時に、それを達成するための最短距離を探すということができるため、目標が達成しやすくなるのです。
人は結果だけを重視しがちですが、実はそこに至るプロセスこそ重視するべきポイントなのです。
失敗は糧
良く成功するまであきらめるな、失敗は宝になる、糧になるということが言われます。
取れは確かに大切なことなのですが、重要なことは目標が決まっているうえで努力することです。
先ほどの目標が決まっている、紙に書いているという場合は、そこに向かって努力していくことになります。
そしてそこに至る最短距離を探そうと、脳が勝手に働いてくれると言われているのですが、当然一発でそこに到達することは稀ですよね。
何度も失敗するわけです。
しかし、目標が決まっていれば、いろんなプロセスをためすことで、目標に近づいているという感覚が持てるため、努力を続けやすくなるのですね。
プロセスを試すということ自体が楽しい、という状況になればまさに無敵ですね。
楽しいと感じることはできなくても、目標に一歩一歩近づいているという気持ちがあれば、大きな支えとなることは間違いないでしょう。
目標を人に話すべきか
目標を達成するためには、人に話した方が良い、ということがよく言われますね。
それは半分正解、半分不正解という感じだと思います。
というのは、人によっては不正解になる可能性があるからです。
人に目標を話して大丈夫な人というのは、人から何を言われても動じることなく、目標に向かって努力していける人です。
目標というのは、やはり誰にとっても達成が難しいものです。
それを誰かに話すと、否定的な言葉が返ってくることが多いものです。
- 今からでは遅い。
- リスクが大きすぎる
- あなたには無理
このような言葉は、あなたをけなすというよりも、あなたを心から心配して話している人からのものが多いのが厄介なところです。
このような言葉に動じることなく、自分の目標に向かって努力し続けることができる人は、どんどん話しても大丈夫でしょう。
しかし、このような心ない、というかあなたを心配した言葉に、もろに影響を受けてしまう場合は、目標を話すべきではないでしょう。
人の気持というのは、些細なことでも影響を受けてしまうものです。
全く関係ないことですが、幽霊なんて存在しないと考えていても、ホラー映画を見た後には、夜お風呂でシャンプーをしているときに、後ろになんとなく気配を感じたりするのは私のことです。
ちょっとしたことが精神にどんな影響を与えるのかは、意外と予測不可能ですので、人に目標を話すことは安易に行うべきではありません。
メンタルに自信がないという場合は、黙々と目標に向かって努力していく、というほうが達成率が高いかもしれませんね。
誰にも言わないで、大きなことを成し遂げるということは、意外と気持ちが良いことですので、言わないということも快適かもしれませんよ。
誰に言うべきか
しかし、誰かに目標を話して悩みなどを解決したい、ということもあるかもしれません。
そんな場合は、誰に話すかということが重要になります。
目標を達成するためには、人に話すと達成しやすいと言われますが、誰に話すべきかということがあまり話されることがありませんね。
実は、誰に話すのかということも、本当に重要なポイントになります。
誰に話すのか、というとそれは、あなた以上にあなたを理解している人になります。
私たちはどうしても自分自身を過小評価してしまう傾向があります。
そのため、私は何をやってもダメだという気持ちになってしまうのですね。
成功法則などでよく言われることは、成功を信じていると成功するということですが、それは自分自身で行うことは相当難しいですよね。
成功を信じているということは、今は成功していないということになりますから、それを信じるというのは、いったいどういうことなのか、ということになります。
そこで成功している人に、さらに突っ込んだ質問をしたら、意外な答えが返ってきているようです。
支えてくれる人がいたからでしょう。
成功した人の今があるのは、どんな時でもその人を信じて励ましてくれる人、助けてくれた人がいたということです。
成功した人が最も強調すべきことは、この支えてくれる人がいたということなのではないかと私は思っています。
重要なことは、あなたを信じて支えて、場合によっては行動するように導いてくれるような人です。
そのような人でなければ、そんな夢みたいなことを追いかけていないで現実を見ろ、というような言葉しか返ってきませんので注意が必要です。
自分の支えになってくれる、力になってくれる人を見つけるということは、成功のためには重要なポイントになるかもしれません。
ですから、いつもそのような人がいないかどうかということを意識しておく必要があります。
もしもすでにそのような人がいるのであれば、ぜひともその人との関係を良好に保っておきたいものです。
アドバイスを求めるべき人
そしてアドバイスを求めるべき人は、あなたの目標をすでにかなえている人です。
叶えていない人、目標を理解していない人には、あなたを心配するようなアドバイスしかできないことがほとんどです。
株式投資をしたことがない人に、「この銘柄どう思う」と聞いたとしても、投資の危険性などをアドバイスされるだけでしょう。
ですから、投資に関してアドバイスをもらうためには、すでに投資をしている人、すでに投資で成功している人、ということになります。
あなたの目標が何であれ、それをすでにかなえている人にアドバイスがもらえれば、成功への道はかなり明確になるはずですからね。
まとめ
目標を達成するためには、いろんな失敗をしなければならないということがよく言われます。
それはもちろん正しいことですが、できれば失敗はしたくないものです。
そのためには、やはり目標を紙に書いたり、アドバイスをもらうことが重要です。
しかし、それに加えて自分自身がどのような性格をしているのか、ということを理解しておく必要もあります。
外向的、内向的、落ち込みやすい、などいろんな性格の人がいるのですから、目標達成の方法も、その人に合わせた方法を使わなければ逆効果になる可能性もあります。