読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

手書きの手帳、ノートを使うメリット

手書きはしたくない?

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私は手帳は手書きのノートを使っていますが、最近では少数派になってしまっているようです。

 

スマホやパソコンでスケジュールを管理したり、To Doリストなどもスマホで作ることができます。

 

そのため、手書きの手帳、スケジュール帳を使っているという方は、どんどん少なくなっているのが現状です。

 

確かにアプリなどを使ってスケジュールを管理することにはたくさんのメリットがあります。

 

ノートを持ち歩いたり、筆記用具を持っている必要もありません。

 

スマホは常に持ち歩いている人が多いですから、思いついたときに入力できるということもメリットですね。

 

また、スマホとパソコンを同期させておけば、どこからでも確認することができるというのもメリットになります。

 

スマホやパソコンには、そういったメリットがあるということは、私も十分に理解しています。

 

スマホは私も毎日使うため、スマホなしの生活というのはイメージすることがむずかしいです。

 

例えば、Ankiというアプリは毎日使っていますし、他にもたくさん必要不可欠なアプリ、サイトなどを仕事に使っているためです。

 

しかし、そんな私ですが、スケジュールやTo Doリストなどについては、手書きの方が良いと感じています。

 

というよりも、できるだけスマホやパソコンで処理することを少なくして、手書きで記録していくことを増やすことのメリットを感じているため、ますます手書きが増えているというのが現状です。

 

手書きすべき理由

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スマホやパソコンというのは、切っても切れないものになっているので使う時間が長くなってしまいがちです。

 

しかし私は、それらのデバイスを使う時間は、できるだけ短くするべきだと考えています。

 

その理由はいくつかあるのですが、それらを使う時間が増えれば増えるほど、集中力などが阻害されるからです。

 

healthyounger.hatenablog.com

 

特にSNSのアラートがスマホで届くような状況は、集中力にはかなり悪影響を与えます。

 

集中力、注意力もそうなのですが、スマホが存在するだけで低下するということが研究で明らかになっています。

 

それらの研究では、スマホがミュートになっていたとしても、電源が入っていなかったとしても、集中力が阻害されてしまうと報告されています。

 

つまりスマホが目に入るだけで集中力が阻害されるということです。

 

ですから、仕事や勉強、その他自分のパフォーマンスを高くしようと思うのであれば、スマホはできるだけ使わない、見えないという状況を作ることが重要です。

 

手書きを多用すれば、スマホを使う時間も減るため、より良いパフォーマンスを心がけるならば、取り入れるべきですよね。

 

自分の時間を作る

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手書きのノートなどを使うことで、自分の時間を作ることができる、ということも手書きを積極的に行うべき理由となります。

 

ノートに向き合って記録していく、手書きしていくという作業は思いのほか、集中できる時間です。

 

いわば強制的に、外界との関係を遮断するような状況を作り出すことができるのですね。

 

ノートには、自分の好きなことを書けばよいですし、使い方も自分の思い通りにすればよく、制約されることは何もありません。

 

思い存分自分の感情などをノートに書くことができるため、自分の時間を作ることができますし、自分の考えをまとめることも可能です。

 

集中力や注意力を存分に発揮するためには、今現在の自分に集中するということが最も大切で、いろんなことが気になって注意力散漫な状況では、到底集中力を最大限に発揮することができません。

 

過去のこと、心配事などいろんなことが気になっていると、やはり集中力が存分に発揮できないのですが、それらをノートに書き出してみると、自分の感情などが整理されるためか、気分もある程度すっきりします。

 

残念ながら、スマホやパソコンでは感情などを整理することができない、と私は感じます。

 

悩み事や心配事、ストレスを感じることなど、なんでもよいので書き出してみると、自分を整理することができるため、あまり手書きをしないという方も試してみられるとよいと思います。

 

手書きは脳への刺激が多い

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手書きはスマホやパソコンなどに比べて、はるかに脳への刺激が多いと言われています。

 

スマホやパソコンは、キーボードを押すだけです。

 

いろんな場所にキーがあるため、それなりに刺激があるのですが、手書きに比べるとはるかに刺激が少ないです。

 

手書きの場合は、どんな文字だったかということを思い出す必要がありますし、どのように線を引くか、曲線を描くかというようなことも当然考えなければなりません。

 

さらに、どのように余白を残すか、ノートのどの部分に書くのか、など本当にたくさんのことを考えながら書かなければなりません。

 

これらの刺激は、ほとんど無意識で行われるものかもしれませんが、やはり刺激として脳に届いているものですし、やはり脳の活性化につながるものです。

 

ワシントン大学の研究では、手書きの効果について調べたものがあります。

 

その研究は小学生について調べたものです。

 

それによると、手書きでエッセイを書いている小学生の方が、そうでない小学生よりも完成された文章を書き、読み方を習得するスピードも早いということが報告されています。

 

その理由はいくつか考えられているのですが、手で文字を書くという行為が、当然文字を書く能力を高めるのですが、さらには文字を認識する能力なども同時に高めるからだと言われています。

 

なぜそのようになるのかというと、書くという行為は、脳にたくさんの刺激を与えるということをお話ししましたが、たくさんの刺激を与えるということが、脳の複数の領域を同時に活性化することにつながるからです。

 

頭が良い、仕事などでも成果を残す人は、脳の使い方が他の人と違うのですが、それは脳のいろんな部分の連結がスムーズであるということが特徴です。

 

いろんな動作を行うためには、脳の一か所だけが活動しているわけではなく、脳のいろんな部分が同時に活動するわけですが、その部分と部分の連結がスムーズであればあるほど頭が良いということになります。

 

別の研究では大学生を対象にして調査しているのですが、やはり手書きで授業内容をノートに書いている大学生の方が、キーボードで内容を記録した学生よりもテストの平均点が高い、ということが報告されています。

 

加えて、手書きの学生はより長くその情報を記憶していたそうです。

 

これらの研究からわかると思いますが、手書きが脳のいろんな部分を刺激することによって、脳の働きがより良いものになるということですね。

 

まとめ

 

ここまで見てきたことから、手書きの効果はすごいということが分かったと思います。

 

しかし、正直手書きというのは面倒くさいですよね。

 

キーボードやスマホで入力した方が速いという方も、最近では多いと思います。

 

しかし、その面倒くささというものも、脳にすごくよい刺激になるそうです。

 

例えば、メモを取りながら会議や授業を受けている場合、当然すべてを書きとるということはできません。

 

急いでメモをとるのですが、本当に面倒ですよね。

 

メモを取っている人のために、ゆっくりと話しているなら別ですが、そんな会議などは実際にはありません。

 

ですから、どこをメモするべきかということに集中して聞いていなければならず、それが脳にとても良い刺激になるのです。

 

手書きの効果を今一度考え直す必要があるのかもしれませんね。