読書好きけんの雑記ブログ(ヘルシー志向強め)

日々思いついたことをシェアしたいと思っています。読書で得た知識も備忘録を兼ねて、わかりやすく感想をアップしようと考えています。

有価証券報告書を読んでいてわからないことはそのままにしない!

有価証券報告書を読む際に

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有価証券報告書を読むにあたって、重要でないところはどこにもないのですが、中でも注目して読みたいところは、事業を行う上でのリスクについて書かれたところになります。

 

「事業等のリスク」と書かれていることが多いようですが、そこにはその企業にとってのリスクが書かれていて、それにどのように対処していくのか、ということが書かれている場所になります。

 

つまりそこを読めば、どのようなリスクが存在していて、それに対してどのように対応していくかということが明記されているわけです。

 

例えば、景気状況について書かれているところは、国内の景気、また海外の景気が変化すること、つまり景気が悪くなるとその企業はどのような影響を受けるのか、ということが書かれています。

 

また、価格競争についても詳しく書かれている場合が多いです。

 

価格競争については、投資を行う上では存在しない企業が理想的です。

 

なぜなら、価格競争に付き合うということは、販売価格を下げるということですが、それは当然企業の収益を圧迫してしまうからです

 

常に価格競争していなかければならない企業というのは、材料費の高騰などを価格に転嫁することが難しく、収益を上げることができないことが多くなります。

 

そのため価格競争については、しっかりと吟味して投資対象とすべきかどうかを確認しなければなりません。

 

リコールなどにもどのように対応するかが記載されていますので、しっかりと確認しなければいけませんね。

 

そして去年今年の有価証券報告書には、新型コロナウイルス感染症に関することが書かれていることが多いです。

 

それもそのはず、今の最大のリスクはやはり新型コロナですから、それにいかに対応していくかということが書かれているのです。

 

リスクの対応について

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リスクについては記載されていても、どのように対応するかどうか、ということを確認することがとても重要です。

 

その対応について、しっかりとした内容で書かれているかどうかで、その企業がそのリスクをしっかりと認識して、対応しつつ収益を上げようとしているかどうかがわかるからですね。

 

リスクについてしっかりと明記してあるけれど、対応については今一つはっきりしないという場合は、少なくともリスクについてはしっかりと認識している可能性が高く、後はいかにリスクに対応するかを、確認すればよいことになります。

 

確認は電話やメールなどで直接企業に問い合わせるのが良いでしょう。

 

もちろんその場合は、失礼に当たらないような質問をする必要があります。

 

そこで自分の納得する回答が得られれば、投資対象にすべきかどうかの判断にすることができますし、そうでなければ投資対象から外すということになるでしょう。

 

まとめ

 

有価証券報告書はたくさんの情報を与えてくれますが、すべてを知ることができるわけではありません。

 

そのためわからないことは、何らかの方法で確認する必要があります。

 

リスクの対応についてなどは、とても重要な項目ですので、わからないことは不明確なままなんとなく投資するのではなくて、しっかりと自分が納得するまで確認する習慣をつけていきたいですね。