Amazonがビットコインでの支払いを受け付ける?本当ですか?
Amazonと暗号通貨のニュースについて
暗号資産(仮想通貨)のビットコインが、26日に暴騰したと話題になりました。
これは、ロンドンのCityA・M紙に掲載された匿名の情報に、Amazonが年末までにビットコインでの支払いを受け入れるという掲載があったからです。
結果としてビットコインは一時14.5%上昇したのですが、売り圧力もあり最終的には6%高の37684ドルで終了したようです。
しかし、Amazonの広報担当者はこの方法は事実ではない、とビットコインでの支払い受け入れを否定しています。
この分野に対する関心はあるものの、暗号通貨に関する当社の具体的な計画を巡る憶測は事実ではない
しかしながら27日の朝には40000ドルを超えて上昇しているようですので、市場はこの広報担当者の言葉に懐疑的なのでしょうか?
なぜAmazonがビットコインでの支払いを受け入れるとの報道がなされたのか?
Amazonは否定しているビットコインでの支払いですが、この憶測が出てきたのはどこからなのでしょうか?
Amazonはこの報道が出る前の22日に、デジタル通貨とブロックチェーン製品を率いる人材を求める広告をサイトにアップしています。
このことが、暗号資産での支払い受け入れの準備として考えられたようですね。
Amazonがデジタル通貨やブロックチェーンに興味があるということは、ビットコインにも興味があるはずだ、と考えた人がいたのかもしれません。
しかし、今の時点では広報担当者がそれを否定しているのですから、ビットコインでの支払いの受け入れはない、と素直に受け入れるのが良いのではないでしょうか。
ビットコインでの支払いは恐ろしい
ビットコインでの支払いをAmazonが受け入れるかどうかは、その企業が決めることですからそれを見ているしかないわけですが、私はビットコインでの支払いは恐ろしいような気がします。
その理由は、このAmazonのニュースでの価格の変動でも明らかですが、価格の変動があまりにも大きすぎるからです。
今日は100円だけれど、明日には200円になっているかもしれない、というものを支払いに使おうと思うでしょうか?
別の場合、例えば高級レストランで年に何回かの食事をしようとして、支払いをビットコインでするとしましょう。
10万円分のビットコインを持っているけれど、食事が終わったときにはビットコインが暴落して1万円になっていたらどうしますか?
やはり現金を準備していくか、クレジットカード決済ができるようにしておくはずです。
人間の心理としては今は10万円だけれど、将来100万円になるかもしれない、というもので支払いをすることもはばかられますよね。
ビットコインでの支払いが広まれば、いろんな環境が整備されて変動も小さくなるのかもしれませんが、今の状況では難しいような気がします。
暗号資産で重要なのは、やはりそこで使われる通貨ではなくて、ブロックチェーンという技術にあると私は思っています。
そのためブロックチェーンがどのように使われていくのかに注目しています。
まとめ
ビットコインの支払いはAmazonが否定しているので、今のところは信ぴょう性が低いようです。
Amazonが支払いを受け入れを否定しているけれど、実際のところはわからないと投資を考えるのはいかがなものでしょうか?
何の裏付けもない暗号通貨の変動は参加している人の思惑で動いているものですから、そこに資金を入れるということは投資ではなく投機であるということを認識しておく必要があります。
私は暗号通貨に資金を入れるということはどうしてもやろうと思えないのですが、参加したいという場合は投機であるということを十分に理解して失っても問題ないという程度で行うべきです。