8月22日の横浜市長選挙は大注目の理由とは?
自民党、横浜市長選挙に苦戦中
横浜市長選が今週日曜日に行われます。
ここで、自民党が支持している小此木八郎氏がかなり苦戦しているようです。
前国家公安委員長である小此木氏が圧倒的有利だと思われていたのですが、その状況も一変しているようです。
横浜市長選は菅総理のお膝元ですので、小此木氏の当選は当然だと思われていたのですが、ここにきて新型コロナウイルスの再拡大によって、立憲民主党が推薦する山中竹春氏が優勢になってきています。
菅総理のお膝元である横浜市長選で、自民党が推す候補者が敗れるということがあれば、その後の衆議院選挙にも当然影響が出てくるはずです。
総選挙に勝てない
横浜市長選挙で小此木氏が敗北するようなことがあれば、その後の総選挙にも当然同様の影響があると考える議員が増えていくということは間違いないでしょう。
そうなるとどうなるか?
菅総理は派閥に所属していないために、ついていこうとする議員があまりいないと言われています。
いろんなマイナスイメージがある派閥ですが、やはり選挙を戦う上ではとても重要な役割を果たします。
その状況で、お膝元の横浜で敗北してしまうということになれば、ますます菅総理の求心力が弱まってしまうことになります。
また、自民党の議員には安倍総理になってから議員になった方がたくさんいますが、そのような人は総選挙で負けた経験がないことから、菅総理で選挙を戦うことに不信の目を抱くようになる可能性が高いです。
そうなると、最悪の場合は菅総理は次の自民党総裁選にも立てない、ということもあり得るかもしれません。
菅総理支持が変わってしまう可能性
安倍前首相が率いる派閥・清和会所属の議員は、96人います。
そして安部前総理の盟友の麻生副総理兼財務相の派閥・志公会は59人。
今のところ、この2派閥は菅総理を支持するようですが、横浜市長選挙の結果では変化もあり得るかもしれません。
この2人は百戦錬磨ですから、菅総理で勝てないと考えた時にはどのような行動に出るでしょうか?
総理候補は他にもいますから、そちらに支持を変えてしまうことは十分に考えられるかもしれません。
衆議院総選挙が近い今、横浜市長選挙は、いろんな意味で注目する必要があります。
まとめ
ここ数日の新型コロナウイルスの新規感染者の増加によって、小此木氏はかなりつらい状況になっています。
新型コロナ対策によって選挙が左右されるよりも、政策によって選挙されるべきだと思うのですが、新規感染者の急増によって争点はそこになっています。
私は小此木氏の当選がかなり厳しい状況になってきたという印象ですが、その場合は菅総理の退陣になるのか、そのまま菅総理で選挙を戦うのかに注目していきたいと思っています。