鳩山由紀夫元総理のツイートの説得力のなさから学ぶべきこと
説得力を増すために必要なこと
意見を話すときには、できるだけデータを一緒に示した方が良いです。
人は話すときには、どうしても憶測のような内容になってしまうものです。
そこで、その話す内容の説得力を増すためには、データや数字、つまり統計の力を借りるのですが、それらを示さないで批判などを行うことは慎むべきかと思います。
特に政治家のような責任ある立場の人は、それを常に心がける必要があります。
国民に向けて何かを話すときに、憶測や感想などは必要なく、データや統計でしっかりと説明してもらう方が分かりやすいですし、納得できるかできないかも明白です。
鳩山由紀夫元総理の発言は、反面教師としてとても参考になりますので、ここで考えてみたいと思います。
鳩山由紀夫元総理のツイッターにこのようなツイートがあります。
菅総理、小池都知事、あなた方が五輪だパラリンピックだと浮かれているうちに、補償も定かでないままに、やれ時短だ人流を減らせと言われ、開けても地獄、閉じても地獄の選択を迫られているお店がどんなに多いことかお分かりですか
そして続けてこのようにツイートされています。
海外のように補償がまずありきですよ
一見正義の味方のような発言なのですが、ここから何が読み取れるでしょうか?
私は何ら新しい物は読み取れませんし、具体的に鳩山由紀夫元総理は何を主張したいのか、今一つ分かりません。
確かに飲食店を中心にして、非常に経営が厳しいところはたくさんあります。
そして、それを解決するために「海外のように補償がまずありきですよ」と主張されているわけです。
しかし、日本はどれほど飲食店などに補償をしているのか、またはしていないのか正確な金額が分からないですし、海外の補償額についても全くわからない。
ツイートという短い文章ですから、それが難しいということであれば、各国の補償額のグラフを添付すればよいだけです。
それを見て、日本の補償額が確かに低いな、ということが分かれば鳩山由紀夫元総理のツイートも説得力を増すのですが、それがないため宙ぶらりんの印象があります。
元総理たるもの、正確な言動を行うべきであり、そのためにはデータや数値でしっかりと証拠を示してもらいたいものです。
データから客観的にわかることは
私は新型コロナウイルスのデータを、本当に客観的に見てわかることは、死者数が圧倒的に減っているということです。
政府がワクチンの摂取を積極的に進めていることで、高齢者へのワクチン接種が急速に進みました。
その結果、高齢の方が重症化することが少なくなり、死亡率も減っていることしか私には分かりません。
感染者数が一番多い東京都ですらこの推移です。
こちらをクリックしていただければ、東京都が発表している死者数が分かります。
これだけ感染が増えていても、死者数は1日に数人ですから、新型コロナウイルスを恐れる必要がどこにあるのでしょうか?
重症化する方は手厚い治療を受けることが必要ですが、一方でこのデータを見れば経済を再開する時が来ているように感じます。
野党やマスコミの方は、感情的な意見を言うだけではなく、正確なデータを示して話すべきです。
まとめ
話す内容に説得力を持たせるためには、データ、数字、統計などを駆使していかに事実を伝えるかが重要です。
憶測が入るとどうしても説得力が失われますから、ここは注意したいところです。
そして、誰かの意見を聞くときにも、その内容が正確かどうかということを常に確認することが重要であるということも忘れてはいけませんね。