菅首相が総裁選に立候補しない?その後の展開について。
大きな動きが起こっている
政局が二転三転していますね。
菅首相が次の総裁選には立候補しないことを明言しました。
先が読みづらい展開ですが、それが逆に面白いという方もいるのかもしれません。
新型コロナウイルスでそれどころではない、という気持ちもあるかもしれませんが、やはり私たちの生活に直接関係してくることですので、しっかりと考えるべきだと私は思っています。
内閣改造も党内人事も、菅首相の辞任発言によってなくなってしまったようですが、これから自民党総裁選が熱くなってくるはずです。
菅首相の功績について
考えてみれば、菅首相はこれと言って失策を行っていません。
新型コロナウイルス対策については失敗しているとマスコミが騒いでいますが、4月にアメリカに行ってバイデン大統領との会談と合わせて、しっかりとワクチンを確保してきています。
その数なんと1億回分ですから、その功績は本当に大きなものです。
そしてワクチンを打つためには、その打ち手、つまり医師や看護師が大勢必要になるわけですが、なぜか医師会や看護師協会は全く協力しませんでした。
自分たちの仕事が増えることが嫌だったのか、利権でもあったのか分かりませんが、なぜか反対していたのです。
そこで菅首相は、超法規的措置として歯医者さんなどもワクチンを打てるようにするという策に出ましたね。
これによって、医師会、看護師協会も協力せざるを得なくなって、ワクチン接種が一気に進んで行きました。
この調子なら10月には欧米に並ぶほどにワクチン接種が進むとみられています。
どうやら新型コロナの新規感染者もそろそろピークアウトしているようですが、これはワクチンの効果が大きいわけで、衆議院総選挙が行われるころには、新規感染者数はかなり減ってるのではないか、と予測されています。
(マスコミは感染者数は新規感染者として、新しく感染した人の数を発表し、重傷者数については累計で発表するため統計として機能していません。)
そこで、自民党総裁は新しい顔になっていることから、ご祝儀相場のようになって総選挙もかなり有利になる可能性がゼロではなくなりましたね。
そしてもう一つの功績は、自らと一緒に二階氏を引きずり下ろしたということでしょうか。
新しい総裁に期待すること
誰が総裁になるかは正直わからないですが、期待したいことは国民に寄り添う政治というのを言葉だけではなく、実際に行動で示してもらいたいということです。
国民は苦しんでいることは明らかですが、政府ができることと言えば、今は経済的な援助だけでしょう。
このような状況では、行えることは消費税減税、物価上昇2%を達成するまで止まることのない財政出動など、簡単に言えばお金の問題を何とかしろということです。
こんな状況で過去最高の税収とか言っている場合かということです。
新型コロナウイルスが今後いつ終息するかわかりませんが、終息したときには誰もが旅行に行きたい、外食したいという気持ちになりたいと思うはずです。
その時にその産業、企業がなくなってしまっては何もできません。
そうなると経済活動は完全に止まってしまいますので、将来を見た政策ができる人が選ばれることを期待しています。
まとめ
選挙を前に大きく動き出していますが、誰もが明るい未来だと思えるような政策ができる人が総裁になるべきです。
もちろん新型コロナウイルスの流行で、どうしても暗いイメージが先行しますが、それでも期待が持てると思わせてくれる人が今望まれているような気がします。