誰かを褒めることは最高のアンチエイジングにつながる!
褒めることの重要性
【目次】
私たち日本人の特徴なのでしょうか、人を褒めるということが苦手なような気がします。
欧米などでは、人を褒めるということが、特に男性が女性を褒めるということがマナーのようにもなっているので、自然に相手を褒めることができるようです。
しかし、日本では褒めるということが習慣ではないため、褒めるということ、特に身内の人間を褒めるということが、なんとなく悪いことのように感じてしまいますよね。
特に誰かと会って話をしているときなどは、自分の身内をあまり褒めないで、相手に尊敬の意志を伝えるような習慣を私たちは持っています。
日本人のこまやかな心配りのようなものは、こういった配慮からくるのかもしれません。
私自身、このような文化や習慣は素晴らしいことではないかと思います。
しかし、誰もいない前では自分の身内を褒めても、全く問題ないはずですが、身内しかいなくてもほめないというのが多くの日本人の特徴のようです。
そして、それが習慣化してしまって、褒めること自体が悪いことのように感じてしまうこともあります。
さらに褒めるということが、どれほど健康に良いことなのか、褒められるということも同時にどれだけ健康に良いことなのか、あまり知られていないということも原因の一つのように感じます。
しかし、人間は褒められて伸びる、褒められて育つ生き物ではないでしょうか?
特に女性は今日褒められたところを、明日は1番強調するから、褒められ続ける女性はどんどんきれいになっていくわけです。
男性も当然同じこと。
ですから、できる限り褒められるようにすることが、健康にもよくてアンチエイジングや美容も効果的に行うことができるのです。
誰もほめてくれない
でも、私は誰からも褒められないから、そんなことは期待できない、と思っていますか?
そんな場合は、少し考えてみてください。
あなたは、誰かを毎日褒めているでしょうか?
褒められない人って、その人自身が誰かを褒めるということをあまりしていないのではないでしょうか?
やはり、何かが欲しい場合には、まずは与えることから始める必要があります。
ですから、まずはあなたが褒めることから始めることが重要です。
人に何かをしてほしい場合は、やはりその見本を見せるということがとても重要なことです。
人を動かすことができる人は、人を褒めることもとても上手な人が多いです。
こちらを参考にしてみていただけるとありがたいです。
褒めること、称賛は無限の資源
褒めるということが苦手な人の意識は、褒めるということが有限であるかのように感じているのかもしれませんね。
それは、どういうことでしょうか?
褒めるということは、何か消費財のように考えて、誰かを褒めると自分の分が減ってしまって、損をしたように感じてしまうのです。
そして、私たちは昇進や成功を収めるためには、承認と称賛と栄誉をたくさん積み上げなければならない、と学校や家庭で教わっていますよね。
その結果、褒めることができないにもかかわらず、褒められたい欲求がどんどん大きくなってしまうという悪循環に陥るのです。
しかし、褒めるということについて理解していただきたいことがあります。
それは、褒めるということは再生可能な資源、無限の資源と言ってもよいものなのです。
褒めるということは、好循環を生み、褒めれば褒めるほど手元の資源は増えるのです。
あなたが誰かを褒めれば、相手の脳の中にさらに優れた行動をとるための準備が始まります。
それによって、当然物事がうまくいくことが多くなります。
その結果、さらに褒めることが増えるため、どんどん褒めることができるようになります。
このような好循環を生んで、あなたの周りの人々のパフォーマンスは高くなっていくのです。
そんな時に、褒める側のあなたは、意識して褒めるという行動そのものが脳の大脳新皮質の前頭前野をフルに働かせているため、脳が活性化するということがわかっています。
つまり褒めるということで、脳のアンチエイジングのようなことができるわけです。
そして、褒めた相手が喜んでくれたり、やる気を出して良い結果を出したりしたらどう感じるでしょうか?
相手が喜んでいる姿などを見ることで、それをあなたの行動の「成果」として実感することになります。
そのため褒められた場合と同じように脳内にドーパミンが放出されやすくなるのです。
ドーパミンとは快感ホルモンであり、脳は強い快感を得ることができるものです。
快楽ホルモンが出ているため、あなたのやる気も引き上げられることになります。
相手を褒めることで、あなたの脳の活性化ができる上に、やる気やモチベーションがアップして前向きになることができます。
そして、あなたの周りにはやる気にあふれた人がたくさんいるようになるわけです。
その原因を作り出したのはあなたですから、あなた自身が称賛に値する人になっているはずです。
そうなると、褒められないはずがないですよね。
研究結果では、褒められた人は、脳内のA10神経が刺激されドーパミンが放出されることで強い幸福感に包まれるということがわかっています。
褒めることでもドーパミンを出すことができ、褒められることでもドーパミンをだすことができる。
この結果を見ると、褒めることはまさに無限の資源ですよね。
もう人を褒めないわけにはいかないのではないでしょうか?
まとめ
褒める効果について、しっかり理解していただいたでしょうか?
周りの人たちを高め、人々が自らの価値を見出せるように手助けすることによって、払たちは自分がプリズムになるだけでなく、周りの人たちをもプリズムに変えられる。プリズムから発せられた光がさらに周りの人を高める。これこそ「最大ポテンシャル」の実現である。
ビッグ・ポテンシャル ショーン・エイカー著 高橋由紀子訳 183ページより
褒めることの好循環を生み出すプリズムになって、アンチエイジングを効果的にできれば最高ではないでしょうか?
褒めることがない、というのは全く周りが見えていないのかもしれません。
よく回りを見渡してみれば、褒めるべきことが本当にたくさん出てくると思います。
それでも褒められないという場合は、まずは家族を褒めることから始めるのが良いかもしれません。
家族のような身内を褒めるということは、意外と照れ臭かったりしますが、その身内を褒めることができれば、同僚や友達を褒めることも難しいことではなくなるでしょう。