緑茶に含まれるビタミンCは熱に強い!毎日飲んで美肌キープ!
緑茶の人気
緑茶が健康に良いということは世界中で知られ始めているようですね。
多くの方が健康のために緑茶を飲むようになっているようです。
私たち日本人は昔から緑茶を飲む習慣がありますので、健康のためという意識はなく飲んでいるという方も多いでしょうね。
コンビニやスーパーでも、ペットボトルの緑茶を簡単に購入できますので、緑茶は昔よりもさらに身近になっているのかもしれません。
カテキン
緑茶が健康に良いとされる理由の一つは、カテキンが含まれているからです。
カテキンについては、CMでもよく聞く言葉ですので、知っている方も多いでしょう。
このカテキンは、健康にはとても良い効果、特にアンチエイジングや美容にうれしい効果がたくさんあります。
CMなどで取り上げられるカテキンの効果は、その多くがダイエット効果に焦点を当てているようです。
しかし、カテキンの効果はダイエット効果だけではありません。
カテキンには糖化を防いでくれる、とてもありがたい効果がありますよ。
糖化とは、体内のたんぱく質と余分な糖分が結合して細胞を変性させる現象のことです。
糖化が進むとたんぱく質はAGEsと呼ばれる終末糖化産物に変わります。
このAGEsが蓄積することが、老化を進めたり、様々な病気の原因となることが研究により明らかになってきているようです。
ですから、糖化を防いでAGEsを蓄積させないことが、アンチエイジングや美容にはとても重要であるということになります。
そのためには、たんぱく質と余分な糖分の結合を防がなければならないのですが、そのためには血糖値を上げ過ぎないということが重要になります。
血糖値が急上昇して、血糖スパイクになると糖化が一気に進むことが、いろんな研究で明らかになってきています。
まあ、研究を見なくても体内に糖質が大量に流れ込んでくれば、余分な糖質が増えることになり、たんぱく質がそれとたくさん結合するわけですから糖化が進むのは明らかですね。
血糖値は緩やかに上がれば、余分な糖質は少なくなりますから、逆に糖化は進まなくなります。
そこで登場するのが、緑茶のカテキンです。
カテキンは、糖質の吸収を緩やかにしてくれる効果があります。
この効果によって、身体の糖化を防ぐことができるわけです。
血糖値を緩やかに上昇させるためには、やや濃いめの緑茶である必要があるのですが、それについてはこちらを参考にしてみてください。
ビタミンC
お茶には豊富にビタミンCが含まれていますので、4~5杯ほど緑茶を飲むと、一日に必要なビタミンCの50%が摂取できると言われるほどです。
同じお茶の葉を醗酵させてつくられている紅茶やウーロン茶には、ビタミンCがほとんど含まれていません。
それは、紅茶やウーロン茶が作られる過程で、ビタミンCが酸化分解されてしまっているからだそうです。
しかし、ビタミンCは熱に弱いため、緑茶を入れるときにお湯を注げば、ビタミンCが分解されてしまってなくなってしまうのでは、という心配をされるかもしれません。
なんと、緑茶に含まれているビタミンCは、熱に強くお湯を注いでも壊れないのです。
その理由は、カテキンです。
緑茶に含まれているカテキンが、緑茶のビタミンCを熱から守ってくれるため、たくさんのビタミンCを暖かい緑茶からも摂ることができるのです。
カテキンの効果おそるべしですね。
ビタミンCの効果
緑茶から摂ることができるビタミンCは、アンチエイジングや美容には必要不可欠のビタミンです。
まず、ビタミンCは抗酸化作用があります。
この作用によって、緑茶は私たちの身体を酸化から守ってくれるのです。
酸化は、身体がさびてしまう現象ですが、先ほどの糖化と同じく老化を進めてしまう原因になってしまうものです。
それをビタミンCが防いでくれるので、様々な病気から私たちの身体を守ってくれるわけです。
血管や血液も酸化の影響を受けるのですが、そうなると身体の隅々にまで血液が届かなくなる、動脈硬化などの原因となってしまうことがあります。
身体の隅々にまで血液がスムーズに届くことは、アンチエイジングや美容には必要不可欠の要素ですが、それができなくなれば当然老化が進んでしまいますね。
ですから、緑茶を飲んでビタミンCを摂ることが、血管や血液を若々しく保ち、アンチエイジングや美容の効果を高めることに一役買ってくれるというわけです。
そして、酸化は肌にも当然起こることです。
肌が酸化することで起こることは、シミやそばかすができたり、しわになったりすることです。
アンチエイジングや美容を実践しているのであれば、絶対に避けたい現象ですよね。
肌の酸化のメカニズムは本当にたくさんあるのですが、たとえば、肌が紫外線に当たると体内では活性酸素が発生し、その活性酸素の影響で皮膚中の色素細胞(メラノサイト)でメラニンが合成されます。
一般的に、合成されたメラニンは皮膚のターンオーバーによって、次第に皮膚と一緒に剥がれ落ちるため長く残ることはありません。
しかし、過剰に紫外線を浴びたり、加齢、ストレス、ホルモンのアンバランスなどによってターンオーバーが乱れるとメラニンが皮膚中に残ってしまうことがあります。
こうなると、活性酸素によって酸化された肌に、シミやそばかす、くすみなどが現れてきてしまうわけです。
しかし、ビタミンCは抗酸化作用があるために、活性酸素の活動を抑制してくれます。
さらにビタミンCは、メラニンが作られる際に働く酵素であるチロシナーゼの活性を阻害すると言われています。
そのため、美白効果がビタミンCにはあると言われているのです。
ビタミンCの美肌効果
そして、ビタミンCには美白効果だけではなく、肌の若さを保つために必要な美肌効果もあります。
その理由の一つは、ビタミンCはコラーゲンの生成に必要なビタミンであるからです。
肌の弾力やみずみずしさを保つためには、肌の下にあるコラーゲンを維持することが重要です。
このコラーゲンは体内で生成されるものですが、その生成過程でビタミンCが必要になります。
したがって、ビタミンCが不足してしまうと、体内で十分にコラーゲンを生成することができなくなってしまうことから、肌の老化が進んでしまう可能性があります。
コラーゲンが維持できなければ、肌のたるみやしわの原因となってしまい、アンチエイジングや美容のためにスキンケアを行っても、効果が全くないという悲劇の結果に終わってしまうため、ビタミンCをしっかりと補給することが、スキンケアの前提条件となるのですね。
緑茶に含まれるビタミンCは、豊富ですのでアンチエイジングや美容を心がけているのであれば、美肌美白効果のためにもぜひ毎日飲みたいものです。
注意点
緑茶は健康に良いことばかりのように感じますが、その効果を早く得るために大量に飲むことはやはりよくありません。
量にもよりますが、一日に10杯程度であれば問題はないと言われていますので、気にしすぎる必要もないのですが、何事も過ぎたるは及ばざるがごとしですね。
また、緑茶にもカフェインが含まれていますので、コーヒーや紅茶もよく飲む場合は、カフェインの量にも多少の注意が必要かもしれません。
まとめ
緑茶に含まれるビタミンCは、手軽に補給できる抗酸化物質です。
コンビニのペットボトルのお茶でもカテキンやビタミンCは摂ることができますので、ぜひ毎日飲むようにしていきたいですね。